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    シングルマザーの保育士が働きやすい環境を解説します

    #保育士の働き方 2020/02/13

    離婚率が3割を超える現代の日本。シングルマザーとして子どもを育てる方は、決して珍しくありません。シングルマザーとして子どもを育てるためには、安定した職業に就き、生計を立てる必要があります。中でも保育士は、一度資格を取得すればいつまでも資格を活かして働けるので、安定した職業であると言えるでしょう。

    では、シングルマザーとして子どもを育てながら保育士として働くためには、どのような職場を選べば良いのでしょうか?シングルマザーの保育士が働きやすい施設や勤務形態、働きながら保育士資格を取得し、保育士を目指す方法も含めてご紹介いたします。

    シングルマザーの保育士が働きやすい職場

    まずは、シングルマザーの保育士が働きやすい職場について見ていきましょう。

    土日休みで残業が少ない

    小さな子どもを育てながら働くシングルマザーにとって、保育園や小学校が休みの土日が休みであることは、重要な条件です。多くの保育園は日曜、祝日休みで土曜日は開園しています。

    しかし、土曜日は子どもの人数が少ないこともあり、毎週出勤をせずに月に1回などの持ち回りで出勤をする場合がほとんど。土曜日に出勤した分は、平日に振休の取得が可能です。我が子が保育園児のうちは、土曜日保育を利用した週は、平日の振休を活用して子どもとゆっくりと過ごしても良いでしょう。

    土曜出勤がある場合には、振休の取得が可能であることを事前に確認しておく必要があります。また、我が子の保育園や学童保育へのお迎えがありますので、急な残業は避けたいところ。保育士の人数が豊富で、残業が少ない園を選ぶことが大切です。残業の有無は、就職前に確認しづらい点ではありますが、事情を話して必ず確認しておきましょう。

    行事が少ない

    保育園では、保護者参加の行事や季節の行事など、さまざまな行事を行います。しかし、園によって行事の数は異なり、土曜日に保護者参加の行事を多く開催する園もあれば、平日の行事のみという場合もあります。土曜日の行事が多ければ、それだけ土日に家を空ける機会が多くなってしまいます。また子どもの保育園の行事と重なってしまう可能性もあります。

    子どもと一緒に過ごす時間を確保するためにも、できるだけ行事が少なく、平日に開催する園を選ぶと良いでしょう

    小規模保育や企業内保育

    保育園にはいくつかの種類がありますが、その中でも小規模保育や企業内保育は忙しいシングルマザーにおすすめの職場です。小規模保育とは、0,1,2歳児を対象とした、利用定員19名以下の施設です。少人数ですので、アットホームな雰囲気の中でゆったりと過ごすことができ、一般の保育園よりも行事が少ないことも特徴の一つ。行事準備に追われて、残業や持ち帰り仕事が多いという状況も少ないので、あまり負担なく働くことができます。

    企業内保育は、企業で働く従業員のための保育施設です。こちらも少人数保育が特徴で、ゆったりとした雰囲気の中で保育ができます。企業の休みに合わせて、日曜祝日だけではなく、土曜日も休みの施設も少なくありません。自分の生活スタイルに合わせた職場が選べることも、魅力の一つです

    小規模保育については、「小規模保育園とは?その特徴、働き方、魅力について解説します」でも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

    家賃補助などの手当がつく

    シングルマザーとして生計を立てる場合、住居にかかる費用は家計を圧迫します。家賃補助や借り上げ社宅制度を取り入れている職場を選ぶことで、家賃負担の軽減が可能になります

    保育士不足が深刻な現在、保育士の宿舎を園が借り上げる場合に、費用の一部を国と市区町村が負担する「保育士宿舎借り上げ支援事業」を活用する保育園も多くあります。求人情報に記載がありますので、就職条件の一つの基準とすると良いでしょう。

    【参考】厚生労働省 保育士宿舎借り上げ支援事業

    派遣・パート

    子どもが小さいうちは特に、正社員として働くことが難しい状況もあります。全ての家事、育児を一人で担わなければならない場合はなおさらのこと。そんな時には、派遣保育士やパート勤務で働くという方法もあります。派遣保育士はフルタイムと同じ勤務時間で働く場合も多いですが、基本的には残業がなく、正社員の補助的な仕事が多いので負担が少ないことが特徴の一つ。派遣会社を通して仕事を見つけてもらえるので、就職活動にかける時間がとれない場合にも安心です。

    給与面では賞与が出ないことが多いですが、月給としては正社員よりも待遇が良い場合もあります。パート勤務の一番の特徴は、自分の働きやすい時間帯や曜日を選んで働けるということ。子どものお迎えに合わせて、短い時間帯でも働くことが可能です。正社員よりも、給与面の待遇は下がりますが、時給制ですので長い時間を働けばそれだけの収入が得られます。正社員の補助的な業務を行いますので、残業や持ち帰り仕事もなく、子どもの予定に合わせやすいこともメリットの一つです。

    今の仕事を続けながら保育士を目指す方法

    今は違う職業に就いているけれど、保育士として働きたい。そんな望みを持つ方でも、働きながら保育士を目指すことは可能です。他の仕事を続けながら保育士を目指す方法をご紹介いたします。

    資格取得を目指す

    保育士として働くためには、まずは保育士資格を取得する必要があります。働きながら保育士資格取得を目指す方法を見ていきましょう。

    合格率約20%で勉強が必要

    保育士資格を取得するためには、2つの方法があります。1つは、大学や短大などの厚生労働省に指定された保育士養成学校を卒業する方法。もう1つは、年に2回実施される保育士試験を受験し、合格する方法です。

    保育士養成校は、日中の通学が必要な場合が多いので、働きながら資格取得を目指すためには、保育士試験の受験を選ぶ方が多いでしょう。保育士試験は、筆記試験と実技試験から構成され、筆記試験に合格しなければ実技試験に進むことができません。国家試験であり、専門的な知識が必要なので、難易度が高い試験であると言われています。

    2018年度の厚生労働省の調べによると、保育士試験の合格率は19.7%。約20%の合格率であるという結果でした。この合格率からも、難易度が高い試験であることがわかりますね。しかし、自分に合った勉強法を見つけ、勉強を重ねていけば、決して合格できない試験ではありません。一度合格した科目は、3年間有効ですので、有効期間を上手に活用して合格を目指すという方法もあります。

    【参考】厚生労働省 保育士試験の実施状況(平成30年度)

    通信教育を活用する

    保育士試験の合格は、市販のテキストを活用し、独学で目指すことも可能です。しかし、勉強方法がわからない場合には、通信教育を活用するという方法もあります。通信教育の最大のメリットは、勉強方法や勉強するべき範囲を明確にしてもらえるということ。勉強方法を明確に示してくれるテキストを活用しながら、仕事や家事、育児の隙間時間での勉強が可能です。忙しいシングルマザーにとっては、勉強方法を一から考えなくても良い通信教育は、時間短縮につながります。

    添削指導などを行っているので、自分の苦手分野を客観的に見たり、講座を通して質問することも可能です。多くの通信教育で、保育士試験対策講座の受講が可能ですので、自分に合った講座を選ぶようにしましょう。

    専門学校等

    保育士養成学校に指定された学校は、日中の通学が必要な場合が多いですが、中には夜間過程のある専門学校や大学もあります。日中は仕事をして、夜間に通学することで、卒業と同時に保育士資格の取得が可能です。しかし、子どもが小さいうちは、夜間に家を空けることは難しいでしょう。子どもが大きくなっており、夜間の外出が可能な方や、実家に同居をしている方には、おすすめの方法です。

    資格勉強・家事育児・仕事の両立

    資格取得のための勉強と家事育児、仕事の両立は、けっして簡単なことではありません。全てを一人でこなそうとすることで、体調を崩してしまっては大変です。まずは、子どもと自分の体調を一番に考えること。子育てや仕事に夢中になっていると、自分の体調が後回しになってしまいがちです。ときには、資格取得の勉強は忘れて、子どもとのんびりと過ごしたり、自分の時間を持つようにしましょう。

    また、保育士試験の勉強は、通勤時間や仕事の休憩時間、ちょっとした隙間時間にもできるように、小さなテキストを持ち歩くこともおすすめです。通信教育の中には、スマホを使っての勉強が可能な講座もありますので、活用しても良いですね。

    資格取得支援制度を活用

    資格取得支援制度とは、業務に必要な資格を取得するために、企業が支援する制度です。例えば、保育補助として保育園で働きながら保育士資格取得を目指す従業員への支援として、保育士試験対策講座を開催したり、保育士試験の受験料の一部を負担することなどが挙げられます。

    実際に、保育園を運営する企業の中には、資格取得支援制度の一環として、保育士試験対策講座を開催している企業も。保育補助として現場での経験を積みながら、保育士資格取得を目指せる、理想的な環境であると言えるでしょう。

    求人サイトで保育士の仕事を探す

    保育士資格を取得したら、晴れて保育士として働くことができます。自分に合った職場を見つけるためには、求人サイトの利用がおすすめ。スマホがあれば、空いた時間に就職活動ができますし、勤務条件を入力することで、最適な職場が表示されるサイトもあります。待機児童問題が深刻な現在、多くの保育園で保育士を求めている状況です。妥協せずに希望条件に合う職場を選び、無理なく働ける職場への就職を目指しましょう

    保育士はシングルマザーの経験が生きる

    保育士経験がなくても、シングルマザーとして仕事をしながら子育てをしてきた経験は、保育士の仕事に必ず活かすことができます。

    保護者のサポートができる

    自分自身も保護者として、保育園に預けながら仕事をしてきた経験から、保護者の方の気持ちを理解し、サポートができることは大きな強みです。言葉がけ一つでも、保護者の方がどう受け止めるか、どんなアドバイスを求めているかをくみ取り、対応することができます。保護者の方と良好な人間関係を築くことは、子どもとの信頼関係にもつながりますので、積極的に関係を築くように心がけましょう。

    子育て経験を活かせる

    保育士経験はなくても、実際に子育てを経験している保育士は、現場では貴重な存在。子どもとの関わり方を自然と理解していますし、子どもの発達段階を把握し、見通しを持った保育ができるからです。保育士としては新人ですが、今まで子どもを育ててきたことに自信を持って、積極的に子どもと関わるようにしましょう

    ただ、子育ての常識は日々変化しています。また、我が子の子育てと保育士としての仕事では、異なる部分も少なくありません。自分の子育てを当たり前と思わずに、周りの保育士の良い部分を吸収し、常に新しい知識を得る必要はあります。

    仕事の優先順位をつけることができる

    シングルマザーとして、仕事、育児、家事を毎日こなしていると、自然と「何を優先的に行うべきなのか」という優先順位をつけて動くことが身に付いています。保育士は子どもの保育だけではなく、事務仕事や行事準備など多くの仕事を抱えていますので、優先順位をつけて働く能力が求められる職業でもあるのです。

    もちろん子どもの保育が最優先ですが、お昼寝中にどの仕事から取りかかるべきなのか、優先的に終わらせるべき仕事はどれなのか、という優先順位をつけることで、効率よく仕事をこなすことができます。毎日を忙しく過ごす中で身に付けた、優先順位をつけた動き方は、ぜひ保育士の仕事でも活かしていきましょう

    まとめ

    シングルマザーにとって働きやすい保育園や、働きながら保育士を目指す方法をご紹介いたしました。保育園を利用する家庭が増える中で、保育士の需要は常に高い状態を保っています。だからこそ、未経験であっても勤務条件のよい職場を選ぶことは十分に可能です。子育て経験のある方歓迎という求人も多くあります。

    保育士試験は難易度の高い試験ではありますが、決して合格不可能な試験ではありません。自分に合った勉強方法で保育士資格取得を目指し、一生涯働ける職業として、保育士への転職を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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