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    保育士の人間関係で悩んでいる方へ。対策や解消法をケースごとに解説

    #お役立ち情報 #保育士の働き方 #保育士の悩み 2019/11/01

    保育士の退職理由の多くを占める「人間関係の悩み」。保育の仕事や子どもと関わるのは楽しいけれど、同僚や先輩と上手くいかない、後輩とギクシャクしている、保護者の方との関わりが難しい、苦情が多いなどさまざまな悩みに対してどういった解決法があるのでしょうか。

    ・人間関係の悩みと解決方法を考えてみよう

    たくさんの人と関わることが仕事と言ってもいいほど、保育士はコミュニケーションが大切な仕事です。保育士が抱えやすい悩みと、その解決方法について考えましょう。

    【よくある悩み①】保育士同士のコミュニケーション

    自分が後輩か先輩かにもよりますが、クラスの保育士と上手くコミュニケーションを取れていますか?報告がなく突拍子もないことをしてしまう後輩、その日によって機嫌の善し悪しがあり対応が難しい先輩、何かとライバル視してくる同僚など、さまざまな人との関わりがあることでしょう。ストレスがたまり、「明日は保育園には行きたくない」と思う日もありますよね。

    どんな職場にもさまざまな人がいて、コミュニケーションを円滑に保つのは大変なことです。とりわけ保育園は狭い社会であり、クラスの中はさらに狭く、当人でなければわからない独特な雰囲気があるかもしれません。そのような狭い中で上手くコミュニケーションが取れないことは、子どもたちにも何となく伝わるものです。心からの笑顔で子どもたちと楽しい毎日を過ごせないのは、保育をするプロとして改善しなくてはなりません。

    その渦中にあるあなたは、どういったことを心がけるべきなのでしょうか。

    解決方法1

    クラスの中で会議や報告、反省や打合せと称した話し合いの時間はもっていることでしょう。事務的な報告や連絡のほか、子どもの様子で気になること、家庭について、保育士同士の指摘もあるかもしれません。また、新人がいれば新人保育士にもわかるように保育についての説明や保育目標に基づいた考え方や関わり方も話していることでしょう。

    そういった形式的な打合せだけではなく、保育の合間や給食時間、お昼寝をさせながら、または朝の出勤後や帰る前など、ちょっとしたおしゃべりや語り合いの時間を持ってみませんか。

    「今日、〇〇ちゃんが人参を食べたの。おうちでお母さんとお料理をして人参がおいしかったんだって!」「最近〇〇ちゃんが乱暴になってきた気がして、関わり方を変えなくちゃと思うんだけれど、どうしている?」など、些細なことからちょっとした悩みまで、クラスの中で気軽に話せる雰囲気を作りましょう。

    こういった習慣をクラス内で設けることで、目と目を見ただけで通じ合えるようになったり、イライラを態度で出すことなく「今日寝不足で疲れていて頑張れないかも、ごめんね」などと声をかけたり、弱みを出せたりするようになります。

    もし自分が新人であり、そういったことを提案できない立場なら、自分から時間を見つけて先輩保育士に相談したり、話しかけたりするように工夫してみましょう。先輩保育士も実は話したかったと思っているかもしれません。

    またあなたが先輩なら、なおのことこういった雰囲気づくりを率先していく必要性があります。保育園の中でいちばん小さな集団であるクラス担任同士がうまくいっていないと、クラス内の保育士の誰もが辛いはずです。もちろん子どもたちにも良くありません。小さなおしゃべり・語り合う時間をぜひ作りましょう。

    【よくある悩み②】主任・園長と合わない、叱られてばかりいる

    主任や園長とそりが合わない、いつも叱られる、保育をチェックされては指導されてばかり…そういった悩みを持つ保育士さんはいませんか? 自分はきちんとやっているつもりなのに、指導されては落ち込んでしまい自信がなくなって、ときには退職を考えてしまうこともあるでしょう。保育士に向いていないのかな?と思い悩むこともありますね。

    上司だからこそ指示や指導には緊張してしまうし、真摯に受け止めるもの。どういった解決策があるのでしょうか。

    【解決方法】

    園長は保育園のルールブックと言っても過言ではありません。もしも考え方が合わない、保育方針が自分とは合わない、いじめに近い意地悪やパワハラを受けていると感じる場合は、退職や転職を考えましょう。園長をあなたの力で変えることはムリなこと。その保育園は自分には合わなかっただけで、必ずしもあなたが悪いわけではないのかもしれません。

    けれど園長や主任という立場は、たくさんの仕事を抱えピリピリとした雰囲気を持っているものです。あなたのためを思ってのアドバイスであると少なからず感じられる場合は、自分から悩みを打ち明けるなど相談を持ち掛けてみるのもひとつの方法でしょう。

    たとえばあなたが中堅保育士くらいの立場であり、いつも叱られる主任へ「いつもご指導ありがとうございます。なかなか改善できないのですが、今度悩みを聞いていただきたいのでお時間を作ってもらえないでしょうか」など、歩み寄ってみるのもいいかもしれません。

    新人保育士であれば、あなたを育てるためかもしれないので、先輩保育士にまずは相談してみましょう。もしかしたら原因がわかるかもしれません。

    いずれにしても、心や体を壊してしまうほど悩むような事態ならば転職を視野に入れて考えましょう。

    【よくある悩み③】後輩保育士の指導

    クラス担任が複数で、後輩保育士と組んでいる場合もあることでしょう。日常業務や保育のほかにも後輩保育士を育成することも大切な仕事になります。

    ですが、提出物が遅い、報告や連絡、相談がない、なぜかライバル視してくる、頼りなく下準備をしていないためまともな保育ができない、などさまざまな後輩保育士がいて、あなたは悩みを抱えているかもしれません。

    あまりきつく指導をすると、意地悪だと思われるのも心外です。どのように接するのがベストなのでしょうか。

    解決方法2

    後輩を育ててあげたいという気持ちが強くなればなるほど、どうしても指導のためにと、こちらからの話しが多くなってしまいがちです。先輩保育士の話しを黙って聞くことが本当に後輩保育士を育てることになるのでしょうか。せっかくの指導もお説教だと思われることがあるかもしれません。

    大切なのは、後輩に話しをさせてあげることです。「何か困っていることはない?」「●●くんとの関わり、大変そうだったね。何かあったの?」と具体的に質問をしてあげましょう。そのためには後輩をさりげなく観察しておくことが大切です。

    たくさん後輩から話しを聞くうちに、後輩は自分で解決策を見出していきます。自分で失敗し、自分で自分を振り返り、間違ったところは正してもらいながら解決策を自分で見出すことが成長となるのです。

    しっかりと話しを聞く時間を持つだけでも後輩は自信を持ちます。保育はうまくいかないこともあるけれど、先輩保育士のバックアップがある!と感じることで、失敗しても頑張ってくれることでしょう。自分が後輩だったときのことを思い出し、後輩のせいだけではなく、自分がどう変われば後輩も変わっていくのかを考えることが大切です。

    【よくある悩み④】保護者との関わりが苦手…なかなか馴染めない

    子どもとはうまく関わりが持てるし、日々楽しい! ですが保護者の方とはコミュニケーションが取りにくい…そんな悩みをお持ちの保育士もいることでしょう。保護者の方が年上で世間話がしにくい、または保護者の方が若くなかなか馴染んでくれない、心を開いてくれない、話を聞いてくれないなど、さまざまな問題がありますね。

    個人懇談や保護者会も緊張したり、話が続かなかったり、進行がうまくいかず沈黙してしまったり…保護者の方との関わりは何かと緊張してしまう場面もあります。もっと子どもの情報交換ができたら、もう少し和やかに話せたらと考えてしまいますよね。どのようにしたら上手く関わりを持てるのでしょうか。

    【解決方法】

    早番・遅番などの勤務時間の関係で、毎日保護者の方と顔を合わせることや話しをするのはなかなか難しいです。ですが、ついつい話しやすい保護者の方とばかり話してしまう、保護者の方の姿を見かけてもなかなか話題が見つからずあいさつだけにとどまることはありませんか。

    保護者の方は仕事帰りに子どもを保育園まで迎えに行き、帰宅してからも食事やお風呂、寝かしつけなど大忙しです。帰り際に長々と話しかけるのもちょっと迷惑かもしれません。

    そこで見かけたときに短くもちょっとした子どもの情報を伝えられるように、成長した場面やおもしろかったこと、ほっこりしたエピーソードをメモしておき、保護者の方に伝えてみましょう。こうすることで、話しかける内容に困ることも無く、どの保護者の方とのコミュニケーションが少ないかもはっきりと把握できます。

    また、子どもの姿をメモしておくことで自分が保育記録や児童票を書く際にも大変役立つことでしょう。

    保護者の方も、実は保育士ともっと話したいと思っているかもしれません。自分の子どもの様子を聞いて迷惑な人はいないはず。きっとちょっとしたことでも伝えれば喜んでくれることでしょう。勇気を出して話しかけることを繰り返すうちに、保護者の方の本来のお人柄がわかり、さらに関わりやすくなります。そして日ごろから話すことを心がけていることで、保護者会や個人懇談でも打ち解けて話すことができるようになりますよ。

    保護者の方から悩みを打ち明けてくれることもあるかもしれません。そんなふうに信頼関係を築くことは、子どもにとっても良いことのはず。保育園を信頼し子どもを預けてくれることで、子どもも安心しさらに楽しく通えるはずです。

    子どもの姿をメモしておくことは、是非とも実践してみてください。

    まとめ

    上手くいかない人間関係は、相手とのコミュニケーションのきっかけを自分から工夫して作り、距離を縮める方法を考えることがとても大切です。相手のせいばかりしていると、どこへ就職しても同じ壁に当たります。自分を振り返り改善できることを見出し実践してみましょう。

    それでもなかなか解決しない場合は、その保育園があなたに合っていないのかもしれません。そんなときはぜひとも転職を視野にいれて考えてみましょう。

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