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    【保育士は結婚しても続けられる?】仕事と家庭を両立させるためのポイント

    #保育士の働き方 #保育士の悩み 2020/03/31

    保育士の中には「結婚しても仕事を続けられるか心配」と感じている人もいるかもしれません。結婚を機に退職する人もいますが、仕事と家庭を両立している人もいます。

    この記事では、まず保育士の仕事と家庭の両立が難しいケースをいくつか取り上げます。そして、これらをクリアするためのポイントを解説いたします。

    今の職場で両立できそうか判断するための材料としてお役立てください。

    やっぱり気になる?保育士が結婚・退職するタイミング

    保育士は、結婚を機に退職する人が比較的多い職業です。2019年に東京都が発表した「東京都保育士実態調査」では、過去に保育士として働いたことがある人の18.1%が退職理由を「結婚」と回答しています。さらに、妊娠や出産、育児をこれに合わせると、35.7%に上ります。

    それでは、次に保育士が結婚する年齢や、退職する時期についてみていきます。

    【参考】東京都「東京都保育士実態調査」

    女性は何歳ぐらいで結婚する人が多いの?

    女性の結婚の時期は、大きく分けて2つあります。

    1つは、20~24歳頃。ちょうど専門学校や大学を卒業してから、保育士1~3年目になる時期です。学校の卒業を機に結婚する人や、学生時代の恋人とそのまま結婚する人、「とりあえず3年は働こう」という目的を達成した人が、この時期に結婚しています。

    その次に結婚が多い時期は、27~35歳頃です。30代前後は仕事にも慣れ、プライベートを充実させたいと考えられるようになります。この頃に「キャリアを取るか、結婚を取るか」という選択に迫られる人が多くなってきます。

    【参考】厚生労働省「人口動態統計月報年計」

    結婚を機に退職を考えているなら

    結婚を機に退職をする場合は、イベントが近い時期や年度が替わる3~4月は避けましょう。多くの保育園は深刻な人手不足です。大きなイベントが近い時期に辞めてしまうと、同僚の保育士に迷惑をかけてしまう可能性があります。年度が替わる時期も、卒園式や新年度の準備、新入園児の慣らし保育があるため、避けた方がよいでしょう。

    退職時期は、お盆休みがある8月や、冬休みがある12月にすると良さそうです。お盆休みは、通園する子どもの数が少なくなるため、周りの保育士へあまり負担をかけずに済みます。12月はクリスマス会さえ終われば、年末年始休みに入るため、比較的スムーズに引き継ぎができると考えられます。

    保育士の仕事と家庭の両立が難しい保育園の特徴

    保育士は、結婚を機に辞める人が多いイメージがあるかもしれません。結婚しても正社員として働き続ける人が少ないのは、仕事と家庭の両立が難しい職場が多いからです。

    ここでは、結婚した保育士が「働きにくい」と感じる保育園の特徴をご紹介いたします。

    勤務時間に融通がきかない

    結婚後も働き続けたいけど「正社員なら、フルタイム勤務は必須」「なるべく遅番は出てほしい」と言われてしまうと躊躇してしまうかもしれませんね。勤務時間に融通が利かない保育園の場合、妊娠中や少々の体調不良でもフルタイムでの勤務や不規則なシフトを強いられることもあります。小さい子どもがいるのにもかかわらず「早く保育園のお迎えに行きたいのに遅番のシフトだから、いつもお迎えに送れてしまう」なんてこともあるでしょう。結婚後は、家族の生活を中心に考えなくてはいけません。もちろん仕事も大切ですが、どちらも両立させるためには、ある程度シフトや勤務時間の調整がしやすい職場の方がよいでしょう。

    人手不足で休みが取りづらい

    有給消化率が低い、急な休みが取れないなどの保育園も要注意です。子どもが体調を崩して、急遽お迎えに行く日もあるでしょう。しかし、職場に保育士の人数が足りていないと、半休しか取れなかったり、休んだ後に気まずい雰囲気になったりします。長期休みに家族で旅行したいと思っても、人手不足で休みが取れない、もしくは家族と予定が合わないなどの問題が出てくることも考えられます。

    イベントが多くて残業や持ち帰りの仕事が多い

    毎月のイベントが多い保育園は、残業や持ち帰りの仕事が増えます。夏祭りやハロウィン、クリスマス会などのイベントのたびに、飾り付けや衣装、企画案の制作で勤務時間外の仕事になってしまうでしょう。責任感が強い人は、子どものお迎えや家庭の用事で早く帰らなくてはいけないのに「みんな残って作業しているのに、私だけ帰るなんて…」と罪悪感を感じてしまうかもしれません。

    また、人手不足の場合、保育士一人あたりの仕事量が多くなります。日中の保育の準備に加え、お便り作成や日誌、個人票の作成、実習生の指導などの事務作業が溜まってしまい、残業をしたり、持ち帰り仕事になってしまいます。しかし、ほとんどの保育園では、子どもの個人情報に関する書類作成は原則持ち帰りが禁止となっているため、やむなく残業を強いられる保育士も少なくありません。

    また、仕事を持ち帰ったとしても、子どもが小さいうちは目が離せないため「結局、仕事が手に付かなかった」なんてこともよくあります。

    結婚しても続けたい!今の職場で家庭と両立するためにできること

    現役保育士の中には、「結婚しても、今の職場で仕事を続けたい!」と思っている人もいるでしょう。もちろん、結婚しても保育士を続けることはできます。

    それでは、結婚後も今の職場で保育士を続けるために必要な3つのポイントを解説します。

    ①    仕事にメリハリをつける!ダラダラ作業しない

    家庭と仕事、どちらも頑張りたいのなら、仕事とプライベートはしっかり切り替えましょう。やむなく持ち帰り仕事をするなら、ダラダラ作業をするのはNGです。「今日は〇時までに終わらそう」「〇個作ったらもう終わりにしよう」ときとんと区切りを付けましょう。仕事とプライベートにメリハリがないと、常に仕事に追われている気分になり、気力も体力も失ってしまいます。「やることリスト」を作ったり、スケジュールを確認して優先事項を整理するなど、1日の仕事内容を明確化して、時間管理をしっかり守って進めましょう。

    ②    仕事と家事で忙しいときは家族に協力を求めて

    仕事と家事、どちらも一人だけで完璧にこなすのは困難です。忙しいときは、家族に協力してもらいましょう。

    イベントが続く時期や年度が替わる時期は、とにかく忙しいものです。役職に就いている保育士の場合、イベントの企画や運営を任されることもあるでしょう。余裕がないときは、家族に家事と育児の協力を呼びかけましょう。休日出勤で、誰にも子どもを預けられないときは、託児所や子育て支援センターの一時保育の利用も考えてください。

    ③    パートや派遣勤務などに雇用変更するものアリ

    「正社員は仕事量も多いし、時間に融通が利かないから大変」と感じるなら、パートや派遣勤務に切り替えることを考えてみましょう。パートや派遣社員は、希望の時間内で働けるのが最大のメリットです。担任保育士をサポートする「保育補助」として働くことになり、シフト調整がしやすくなります。ただ、保育園によっては、パートでも担任を任されたり、正社員と同じような責任を強いられたりすることもあるため、雇用変更する前に勤務先の様子を確認しておきましょう。

    どうしても両立が難しいなら転職も視野に入れて

    「今の職場じゃ家庭との両立は難しそう」と感じるなら、条件のよい保育園に転職するのも選択肢の1つです。家庭との両立がしやすい保育園の特徴をピックアップしてみました。今後の転職活動の参考としてください。

    産休や育休がきちんと取得できる

    条件さえ満たしていれば、保育士でも産休や育休は取得可能です。産休や育休の取得率が高いことも、条件としてしっかり確認してください。中には、福利厚生に「結婚祝い金」「出産手当」が含まれている求人も。ただ、職場環境の悪い保育園では、求人票に「産休や育休が取りやすい!」と書いているものの、実際の取得率は低かったり、申し出をしても渋られたりすることもあります。転職の際は、できるだけ「産休・育休取得率○○%」と明記されている求人票を選びましょう。

    時短勤務ができる保育園もおすすめ

    「正社員として働きたいけど、家庭の時間も大切にしたい」という人は、勤務時間に「時短勤務制」を取り入れた保育園もおすすめです。始業時間は保育園によって異なりますが、例えば次のようなスケジュールで働くことができます。

    (例)出勤8:00→退勤14:45(うち休憩45分)

    午後に時間があれば、市役所や郵便局の用事も済ませられますし、自分の子どものお迎えにも早く行けます。「まだ結婚したばかりだけで、将来的には子どもを育てながら働きたい」という人にはぴったりの働き方ですね。

    子育て支援制度が充実している

    産休や育休だけでなく、子育て支援制度がしっかり整っている保育園もあります。例えば、次のような特典がある保育園はねらい目です。

    • 系列保育施設に自分の子どもを優先的に入園できる
    • 系列保育施設を利用した場合、保育料の半額を会社が負担
    • ベビーシッターや系列保育サービスの利用料が免除、割引される
    • 帰省休暇や家族休暇あり

    最近は、保育園に入園できない子どももたくさんいるため、入園先が確保できるのはかなりうれしい特典ですよね。利用料が安くなるというのも、大きなメリットです。

    子どもを産む予定があるなら自宅から近い保育園

    結婚後に子どもを産む予定があるのなら、通勤時間は短い方がよいでしょう。子どもの保育園の送り迎えを考えると、移動の時間はできるだけ短い方が楽です。ただ、大規模な保育園の場合、数年おきに異動する可能性もあります。子どもの出産を考えているなら、異動の少ない保育園や「家庭があるので、異動はしたくない」という希望が通りやすい保育園を選びましょう。

    まとめ

    保育士の仕事は現場経験で得られるものが大きいので、結婚後も長く続けられる職業です。今回ご紹介した仕事と家庭を両立させるコツや、保育園選びのポイントを参考にして、あなたが働きやすい環境を作っていきましょう。

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