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    保育士として復職したいけどブランクがあっても大丈夫?事前に押さえるべきポイントを解説

    #お役立ち情報 #保育士の就職・転職ガイド #保育士の悩み 2019/10/31

    保育士として復職したいけど、ブランクがあることや、保育士の職場環境・待遇などがネックで復職するか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

    保育士の職場は、2017年から国が全面的に保育士確保に向けて動き出し、待遇や職場環境が改善してきています。

    本記事では保育士として復職したい方が、押さえておくべきポイントをご紹介いたします。復職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

    ・復職しやすくなっている保育の現場

    現在、全国で32万人いるとされる待機児童解消のため、厚生労働省主導で「子育て安心プラン」を掲げています。待機児童解消のためには、保育士の確保が急務とされています。そのための処遇改善がなされ、ブランクがあっても復職しやすい環境になってきています。

    ・働きやすくなった勤務環境

    厚生労働省が策定した「保育士確保プラン」では、民間の保育園等で働く保育士の給与を約13%改善、経験や技能に応じて月額最大4万円の給与改善などの取り組みをおこなっています。

    給与改善や復帰するために必要な費用の貸付制度を利用することで、ブランクがあっても復帰しやすい環境整備がなされています。

    保育士として職場復帰する際に就職準備金(上限40万円)の貸付や、未就学児がいる場合には保育料の一部貸付制度もあり、いずれも2年間勤務することで返済が免除されます。

    経済的な不安を少なくし、保育士として現場復帰できる環境が整い始めているのです。

    業務の負担が大きくて離職された方もいるかもしれません。この保育確保プランでは、保育士の業務改善のために保育園でICT(情報通信技術)を導入したり、保育士の業務を補助する保育補助者の雇用支援をおこなったりし、煩雑な保育業務を軽減できる仕組み作りも推進しています。

    【参考】保育士確保|厚生労働省

    ・職場復帰のための研修

    ブランクがあると「自分の保育は古いのではないか」「最近の保育園事情はどうなっているのか」「スキルをつけてから復帰したい」という方も少なくありません。

    都道府県の自治体や大学などでブランクのある保育士が復職するための研修やセミナーを開催しています。ハローワークでも「保育士マッチング強化プロジェクト」の一環として、職場体験を含めた講習会をおこなうなど、保育士の復職を後押しする講習会を開催しています。保育士として復職するために必要なスキルや知識を習得することで、自信を持って復帰することができますね。

    ・復職前に押さえるべきポイント

    保育士として復職するときにブランクが長い、働いた経験年数が少ない場合は、「現在の保育」がどうなっているのか知っておくことで、自分に合った保育園への再就職がしやすくなります。待機児童対策で、さまざまな形態の保育園や福祉施設が増えてきており、保育士資格や経験を活かせる場所が広がっています。

    ・今の保育現場を知る

    以前は保育士の資格を取得すると、公立、民間、あるいは認可外の保育園で働くというイメージでしたが、今は保育園の業務形態が増えています。

    ・認定こども園:保育園と幼稚園の良さを併せ持った形態の施設で、幼保連携型、幼稚園型、保育園型、地方裁量型とさまざまな特色があります。

    ・ベビーホテル、託児所:デパートや医療施設などに併設されている施設。

    ・企業内保育園:企業が働く社員のために設置している保育園。

    ・院内保育園:病院に設置されていて、院内で働く医療従事者が利用する保育園で、24時間体制で子どもを預かる場合もあります。

    ・病児後保育園:病院に併設されており、診察を受けて一時的に預かる保育園。

    ・小規模認可保育園:園児数が19名以下の保育園。0~3歳までを預かる保育園もあります。

    さらに子どもの預かり方も通常の保育以外にもいくつか分かれています。

    ・早朝保育:通常保育の開始時間より早い時間に子どもを預かる保育。

    ・延長(居残り)保育:保護者の勤務時間の都合などで、通常保育時間を過ぎて子どもを預かる保育。

    ・一時保育:保育者である保護者等が、仕事や学業、介護などで保育が難しいときに子どもを預かって保育する形態。週に3日以内という規定があります。

    ・緊急一時保育:保護者が死亡、出産などの急な事情で保育ができなくなった場合に預かる保育。

    ・休日保育:日祝日、年末年始などに、保護者の仕事や病気などの都合で預かる保育。

    このように保育園そのものの形態や、預かり方も変わってきています。保育園によってはすべてに対応している場合や、一部の保育のみに対応している場合もありますので、求人情報やホームページなどで確認しておくようにしましょう。

    ・面接・履歴書の対策

    長くブランクがある場合に気になるのは、面接や履歴書の書き方という方もいらっしゃると思います。

    ・志望動機は過去の経験を生かす

    履歴書の志望動機の欄には、希望条件などを明記するのではなく、ブランクがある間にどのようなことをしていたのかを志望動機につなげていくと好印象です。

    たとえば子育てでしばらく休職していたのであれば、「子育ての経験を活かして丁寧な保育をしたい」「一人一人に寄り添った保育ができる」などと明記するとよいでしょう。保育以外の仕事をしていた場合には、
    その仕事で培ったことなどを志望動機に書くようにします。

    保育園を辞めた理由は

    面接では、前の保育園を辞めた理由を聞かれることがあると思います。退職理由が「人間関係がつらくて辞めた」「待遇に不満があった」というネガティブなものだと、採用する保育園側も、すぐに辞めてしまうかもと思ってしまいます。「ほかにやりたいことがあったから」「自分の保育方針とは異なったから」という程度にとどめるようにしておきましょう。

    ・下調べをしてから面接にのぞむ

    転職志望先の保育園についてある程度下調べをしてから、面接にのぞむことが大切です。履歴書の志望動機だけではなく、「保育園の○○という保育方針に共感した」「△△のような環境で伸び伸びとした保育を実践したい」といったことを伝えるようにします。転職志望先に「どうしてもここで働きたい」という意思をしっかり伝えることが大切です。

    採用側の保育園では、「長く働いてくれる人」「自園の保育方針に共感してくれる人」を求めています。転職志望先の保育園で、自分がどのように働けるか、イメージしておくことが大切です。

    また、今までの経歴などは履歴書に書く際にもいったん整理しておくことで、スムーズに伝えることができます。特に以前働いていた保育園で役職や担任をしていた経験があるのなら、そちらも伝えることが大切です。

    ・家庭の状況に応じて対策する

    さらに未就園児や未就学児がいる場合には、子どもが急病になったときなど、だれかほかの人が見てくれるかどうか問われることがあります。保育士の現場では常に人手が足りないことから、頻繁に休まれてしまうとシフトが回らないなどが懸念されるからです。未就学児や未就園児がいる場合には、あえて「子どもが急病になった場合には休ませていただくことがあるかもしれません」「急病の際には実母(義母)が看てくれます」などと伝えておくことや、看てもらえる家族がいない場合には病児後保育へ登録することを伝えておくことがベストです。

    保育園の場合、土曜日の勤務や行事の時に日曜日に出勤する場合もあります。休日出勤ができるかどうかということを問われる可能性もありますので、その時にはどのように対応するか、あらかじめ家族で話し合っておくことが大切です。

    また家庭の事情などで、どうしても勤務できない曜日がある場合や、希望する勤務時間帯がある場合にはあらかじめ伝えておくようにしましょう。面接時に伝えておくことで、採用された後の人員配置を採用側がイメージしやすくなります。

    ・面接はセミフォーマルな服装で

    最後に面接での服装ですが、白いブラウスと黒、紺、グレーといった落ち着いた色のジャケットとスカートやパンツでのぞむようにします。パートであっても、カジュアルな服装でのぞむのは、協調性がない、TPOがわかっていないと判断されてしまう可能性があります。セミフォーマルなシンプルなスタイルでのぞむのが好ましいです。

    ・働き方を選ぼう

    保育士として現場復帰をする場合には、正社員やパートなど、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶようにしましょう。保育園の業態にもよりますが、正社員で働く場合には、7:00~20:00までのシフト制で働くことが多くなるでしょう。

    パートタイムで働く場合、

    7:00~12:00までの早朝からお昼まで

    7:00~11:00までの早朝のみ

    10:00~15:00までの日中の保育補助

    15:00~19:00までの居残り保育、延長保育

    など時間で区切られている保育園がほとんどです。固定で決まった時間働ける保育園もありますが、ほかの保育士とのシフトや休日のバランスを見て、日によって変わる場合もあります。

    正社員の場合には月給や賞与もあり、経験年数や勤務年数に応じて主任保育士や園長へ昇進できるのでキャリアアップを目指す方にも最適です。パートタイムとして働く場合には時給制の場合が多いのですが、保育園によって異なります。

    子育て中や介護など、ご自身のライフスタイルに合わせて、面談時に希望する勤務時間を伝えておくことが大切です。

    保育士資格は更新が必要?

    児童福祉法の改正により、平成18年11月28日までに保育士登録をしていない人は「保育士」として業務をおこなうことができなくなりました。そのため、平成18年11月以前に「保育士(保母)資格証明書」を取得していた方は、都道府県知事に登録し「保育士証」の交付を受けなくてはなりません。

    手続きをする際には「都道府県知事委託 保育士登録機関 登録事務処理センター」で「保育士登録の手引き」を取り寄せ、申請をおこないます。登録申請が手数料4,200円必要となります。

    保育士申請に必要な書類は

    ・保育士登録申請書

    ・振替払込受付証明書(4,200円の支払いを完了した振込用紙の右端部分)

    ・保育士(保母)資格証明書

    ・戸籍抄本(「保育士(保母)資格証明書」と婚姻などにより指名が異なる場合のみ必要)

    申請書類受付から登録手続きが完了するまで約2か月程度の期間がかかります。就職や面接までに間に合わないという場合には「現在登録申請中で、〇月ごろには届く」ことを面接で伝えておくことがポイントです。

    「保母資格は持っているけど、また保育士として働けるの?」では、資格切り替えについてさらに詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

    求人サイトをうまく活用する

    ブランクのある保育士が復職するのなら、保育士専門の求人サイトを活用するのがおすすめです。保育士求人の「ジョブトル保育」なら、会員登録しておくことで専門スタッフから最適な求人をご案内することもできます。>

    ブランクがあると、「自分が即戦力になれるか不安」「ブランクがあっても働ける保育園があるだろうか」「自分のライフスタイルに合った保育園で働けるかな」「希望する待遇や保育方針の保育園で働けるかな」という不安をお持ちの方も多いと思います。

    登録者はキャリアサポートを受けられるので、こういった悩みを解決しながら安心して職場探しが可能です。お気軽に会員登録してご相談ください。

     

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    まとめ

    保育士としてブランクがある場合、復職に不安を感じることも少なくありません。事前に現在の保育業界の状況を確認し、面接、履歴書対策をしておくことで安心して復職に向けて動くことができるでしょう。

    また、保育士専門の求人サイトを利用することで、自分の志望する保育園の求人情報を得やすくなります。保育士として復職をするなら、ぜひ保育士専門の求人サイトを利用してみてくださいね。

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