保育士の需要は大きく、どこの保育園も人手が足りないといわれています。そのような状況であることは分かっていても実際にはどうやって職場を探していいのか困っている人もいるはずです。保育園は特色のある園も多く、なんとなくといった理由で選んでしまうと後悔してしまうことも多い職場です。
今回は保育園で働きたい人や転職を考えている人に向けて、自分に合った職場を見極めるコツをお伝えいたします。さまざまな角度から保育園という職場を知ることはとても大切です。どのような角度から見ていけばよいのか、ぜひ参考にしてください。
自分が保育士として働くことを考えたときに、どのような職場が理想ですか?「これだけはゆずれない」と、しっかりとしたイメージを持っているでしょうか。自分に合った職場を見極めるためには、保育士として働くためのさまざまな条件を知っておく必要があります。
ここからは、保育士として働くために考えておきたい条件についてお伝えいたします。最初に保育士が現在どれくらいの求人状況であるのか知っておきましょう。ぜひ、自分が必要とされている存在であることを知ってくださいね。
有効求人倍率とは1人につきどれくらいの施設が求人しているかを知るものです。こども家庭庁から出されている令和4年10月のデータによると保育士の有効求人倍率は2.49となっています。これは1人につき2施設以上の求人があることになります。
全職種の有効求人倍率が1.35なので、保育士はほかの職種に比べて約2倍の需要があることになります。このことから、保育士は自分の希望にあった施設に就職できる可能性があります。そのために、保育士としてどのように働くかを知っておくことは大切になります。
では、どのような施設で保育士は求人があるのでしょうか。保育園といってもさまざまな種類があるため、施設の種類の特徴を知っておくとよいでしょう。ここから施設の種類や特徴を解説していきます。ぜひご自分に合った施設を見つけてみてください。
認可保育園とは、国が決めた認定基準を満たしている保育所のことです。敷地面積などの明確な決まりがあり、働き方もフルタイムやパートタイムなどさまざまな働き方が可能です。さらに国からの補助金によって運営されているため、給与面も安定している施設が多いようです。
就学前の教育や保育を一体として捉え、一貫して提供する枠組みです。そのため、幼稚園の機能と保育所の機能の両方を合わせて単一の施設としています。施設形態には「幼保連携型」「幼稚園型」「保育園型」「地方裁量型」があります。
こども園によって施設形態が違うため、働きたいこども園はどの形態なのかを知っておく必要もあります。
0~2歳児の乳児を預かる施設で定員は6人以上19人以下と決められています。園庭を持たない園も多く、ビルの中に入っていることもあります。行事なども少ないため、その準備に追われることもほとんどないようです。しかし、職員の人数も少ないことから、施設によって働き方は違ってくるようです。
施設の広さなどが国基準を満たしていない施設です。ただし、認可外の基準を満たす必要はあります。さらに、特色を持つ園も多く、英語での保育や、ベビーホテルなども認可外保育園に含まれます。
企業に勤めている社員の福利厚生のための保育園です。企業内にある場合も、その近隣に設置される場合もあります。最近は近隣に住む子どもたちも入所することが可能になりました。そのため、国の補助も拡大しています。そのことによって職員の数を増やしている企業内保育園もあります。
働き方が多様化し、子どもの発熱などで休めない保護者も増えてきています。熱や風邪などの病気のときに一時的に保育する施設が病児保育室です。病院内に併設されている場合や、ベビーシッターなど訪問をして保育する場合があります。
ここまで保育施設の種類をお伝えしてきました。保育園にはさまざまな雇用の形態があります。自分が希望する雇用の種類がどのようなものかを知っておくことで、保育士求人の際におおいに役立ちます。
基本的にフルタイムで働く保育士の雇用形態です。担任を持ち、リーダーや主任などの仕事も行う場合もあります。給与面ではパートやアルバイトの保育士よりもよく、賞与の支給がある場合も多いようです。
最近では出産や育児、介護などの事情を考慮して短時間の勤務を導入している施設も多くなってきています。正規という定義が施設ごとに違うため、正規雇用を希望している場合には確認をよくするようにしましょう。
多くの園で取り入れているのが派遣保育士です。求人を出してもすぐに見つからない場合には派遣会社を通して保育士を派遣してもらいます。派遣会社との雇用契約のため、さまざまな条件が確認しやすく、いいづらいことなども派遣会社が代わりに伝えてくれるなどのメリットもあります。
ジョブトル保育も派遣会社のひとつですが、多くの利用者にご希望に合った保育園をご紹介させていただいています。紹介して契約終了ではなく、その後のサポートも充実しているのがジョブトル保育です。
保育士はどのような施設から求人があるのか、雇用の形態にはどのようなものがあるのかを解説してきました。それらを知った上で、より自分に合った職場とはどのようなものかを見極めていかなくてはなりません。
ここからは自分の職場を見極めるコツをお伝えしていきます。多くの求人の中で、自分に合った職場を探すことが、仕事へのやりがいや楽しさにつながっていきます。
保育園はそれぞれに園の方針があります。また、保育内容も違っているため、自分のやりたい保育を行なっている園を探すことがコツです。一斉保育の活動が多い園や、遊びを通して保育を行なっている園、プロジェクトを中心に保育を行っている園など、園の保育内容はさまざまです。
保育士に学びの機会を多く与えてくれる施設もあります。園で働くことによって保育士のスキル向上を考えている施設もあります。いわれた保育をすることが得意な人も、自分が主体的に保育をつくっていく人もさまざまな人がいるはずです。ぜひ自分に合った保育の施設を探してください。
自分のやりたい保育ができても給料が安すぎるなど、働いてから知っては遅いこともあります。給料はもちろん、その他の手当についてもあらかじめ知っておくことも職場を見極めるコツのひとつです。
給料について、求人情報には基本給、固定給、月給、などの書き方がされています。そこから社会保険料が差し引かれた金額が、手取りです。そのほかにどのような手当があるのかも確認しておきましょう。特に、残業については施設によって違うので、確実に押さえておくべきです。
毎日通う場所のため、通勤のしやすさや交通費の有無についてチェックするようにしましょう。保育士の働き方の特徴として、遅番や早番というシフトがあります。帰りが遅くなるときや朝早いときの道の状況や電車の混み具合なども考慮しておきましょう
交通費はどれくらいまでが上限なのかも確認しておくとよいでしょう。マイカー通勤を希望している人は、車での通勤が可能かどうかも調べてください。
働き方改革によって、残業についても明確な決まりを持つ園が増えてきました。そのため、求人票に残業の記述がされている園も多くあります。ただし、これは目安であるため、実際の残業時間は確認することが必要です。
ICTによって勤務時間の管理を明確にしている園もあります。そのため、ICTの導入がされているかどうかも確認しておくとよいかもしれません。残業手当についても併せて確認しておきましょう。
職場でいいづらいことのひとつが残業や残業手当についてです。知らなかったから、とならないようあらかじめ理解しておくことを忘れないようにしましょう。
「社会保険完備」とされている場合は、どのような保険が完備されているのでしょうか。社会保険には雇用保険、労災保険、厚生年金保険、健康保険が含まれます。
もし、社会保険が完備されていない場合には、自分自身で加入をする必要もでてきます。就職してから、煩雑な手続きを行うことにならないように、あらかじめ社会保険加入の有無についてしっかり確認しておくようにしましょう。
子どもの様子や保育士の働いている様子を見ておくことは大切です。園の雰囲気を感じておくことによって、その次のステップにつながっていきます。
保育士がつまらなさそうにしていたり、園長の叱責が聞こえたりする園は働きやすいとはいえません。園の雰囲気や自宅からの通いやすさを知るためにも、就職希望の園まで行ってみてください。これは見極めるコツのひとつになります。
自分の希望する施設のイメージはできても、そのような職場を実際に探すためには何が必要なのでしょうか。保育士求人の探し方にはいくつもの種類があります。自分に合った職場を見つけるためにも、ぜひ行動を起こしてみてください。
インターネット上にはたくさんの保育園のサイトがあり、SNSでも園の様子を見ることはできます。自分に合う園を探すひとつの方法にはなりそうです。YouTubeで園の行事の配信を行なっている場合もあります。保育園を探すひとつの方法として参考にしてはいかがでしょうか。
自分の足で保育園に行ってみることはとても有効な方法です。園の雰囲気、保育士の様子などを落ち着いて見られることはもちろん、園長先生から話をうかがえるチャンスです。
働く場合の疑問について答えてもらえるので、このような機会があったときは積極的に出かけるようにしてください。
派遣会社は多くの園の情報を持っています。客観的な視野で保育園と、お客様を見ているため、冷静に保育線を選定することができます。さらになぜこの園がいいのか、きちんとした根拠も持っています。実際に自分の足でたくさんの園を見て回るのも大変なことが多いのではないでしょうか。そのようなときには、ぜひ派遣会社をご活用ください。ジョブトル保育ではみなさまからのご相談を心からお待ちしています。
今回は、保育士のみなさんが自分に合った職場を見極めるために必要な多くの情報をお伝えしてきました。保育士は全国どこでも働くことのできる国家資格です。この国家資格を生かすためにも、これからも保育士であり続けてください。そのためには自分にあった職場はとても大切です。
保育施設のことならジョブトル保育にお任せください。楽しく、やりがいのある保育施設をご紹介させていただきます。
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