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    保育士の専門リーダーとは?役割や条件、身に付けるべき能力を解説

    #お役立ち情報 #保育士の働き方 #キャリアアップ・資格 #保育士の悩み 2024/01/12

    保育士の役職の1つに「専門リーダー」と呼ばれるものがあります。キャリアアップしたい人にとって、「専門リーダー」は積極的にねらいたい役職ですでは「専門リーダー」とはどのような役職なのでしょうか。

    今回は、「専門リーダー」についての詳細や役割、「専門リーダー」になるための条件などをお伝えいたします。「専門リーダー」になるために知っておきたい能力もあわせてご紹介いたします。「専門リーダー」について気になっている人にとって役立つ情報です。ぜひ参考になさってください。

     

    保育士のリーダーとは

    「専門リーダー」について知る前に、まず保育士のリーダーについて知っておく必要がありますここでは保育士のリーダーの概要をお伝えいたします。保育施設における保育士のリーダーにはさまざまな役職があります。

    種類と役割

    では、保育士のリーダーの種類についてご紹介いたします。保育士のリーダーには主任保育士、副主任保育士、専門リーダー、職務分野別リーダーがあります。副主任保育士、専門リーダー、職務分野別リーダーにおいては2017年にできた新たな役職です

    保育士のリーダーにはそれぞれに大切な役割があります。さらに多くの保育士がリーダーになることでリーダーになった保育士の給与が上がることになります。これらのことが保育士不足を改善する1つの施策とされています。

    ではここから、保育士のリーダーについて1つずつご紹介していきましょう。

    主任保育士

    主任保育士は、園長のサポートをしたり、現場の保育士たちをまとめたり、園全体の保育士をサポートする役割を持っていますリーダーといわれる保育士の中でも最も重要な保育士で、園長の意見と保育士たちの働き方に大きく影響を与える役職です。そのため、保育士としてのスキルはもちろんのこと、経験や人柄なども大きく関わる役職です。

    副主任保育士

    この役職は2017年にできた新しい役職です。副主任保育士の大きな役割は主任のサポートをすることです主任と副主任によって仕事がより効率的で円滑に進むことを期待して置かれた役職です。副主任保育士の仕事が丁寧に行われることで、主任保育士は自分の仕事に専念できるようになります。そのため、主任保育士と副主任保育士の関係も大切です。

    専門リーダー

    専門リーダーも2017年に新しくできた役職の1つです。さまざまな分野の専門性を身に付けた保育士は保育においてその専門性を生かし、専門リーダー的な仕事を行います。リーダー的であることは自分の仕事以外にほかの保育士のサポートやアドバイスも行うことになります。保育士においての専門リーダーは、キャリアパスにも記入できる立派な肩書きとなります。

    職務分野別リーダー

    保育士の経験が3年以上あれば職務分野別リーダーになることができます。これは若い保育士も給料を上げることができるように作られた新しい役職です。保育士のリーダーを目指しているのならば、まずこの職務分野別リーダーになる必要があります。務分野別リーダーになることで月額5,000円の処遇改善が行われます

    専門リーダーの仕事内容

    保育士のリーダーにはさまざまな種類があることをご紹介してきました。ここでは、保育士の専門リーダーの仕事内容について詳しくご紹介いたします

    専門リーダーはその保育施設において人数に上限があります。園長と主任保育士を除いた人数の3分の1という決まりがあり、仕事内容は園によってさまざまなようです。さらに、園にとって必要な専門的な知識も違うため園の特徴によって専門リーダーの専門性も違ってきます。

    近年の保育施設で活躍する専門リーダーは、食育やアレルギーに対しての専門性を持った保育士です。研修を受けることで、経験だけでは得られない知識がほかの保育士への的確なアドバイスへとつながります。

    専門リーダーになるために

    では実際に、専門リーダーになるためにはどのようなことが必要なのでしょうか。まずはいくつかの要件をお伝えいたします。

    • 保育士としての経験がおおむね7年以上あること
    • 職務分野別リーダーを経験していること
    • 4つ以上の分野の研修を修了
    • 専門リーダーとしての発令

    以上の4つをクリアすることで専門リーダーになることができます。まずは職務分野別リーダーを経験し、その後に研修を4つ受講することが必要です。

    では次に、どのような研修があるのかをご紹介するとともに、リーダーとしての資質を育てるためにどのような力が必要かを解説いたします。

    リーダーになるために必要な研修

    専門リーダーになるためにはキャリアアップ研修を受ける必要があります。キャリアアップ研修には以下の8つの分野があります。門リーダーになるにはこの中から4つの受講が必要です。

    • 乳児保育
    • 幼児教育
    • 障害児保育
    • 食育・アレルギー対応
    • 保健衛生・安全対策
    • 保護者支援・子育て支援
    • 保育実践
    • マネジメント

    なおこれらの研修の効力は全国で有効です受講した自治体のみ有効というわけではないため、キャリアアップの研修は多くの保育士に受けてもらいたい研修です。

    【参考】厚生労働省 保育士等(民間)のキャリアアップの仕組み・処遇改善のイメージ

    リーダーシップに必要な力とは

    キャリアアップ研修を受けて専門性を身に付けることはとても大切ですが、リーダーになるためにはそれ以外にも必要な力がありますその力とはどのようなものなのでしょうか。知識と経験がともに身に付くことによって保育士は保育の専門性を持つはずです。ぜひリーダーシップのために必要な力を身に付けて保育のリーダーになってください。

    状況を把握する力

    保育の現場には多くの人が関わっています。特に人間関係は複雑で、さまざまなトラブルも起こるときがあります。そんなとき、落ち着いて状況を把握する力が必要です。

    さらに、主観的にならずに客観的に状況を把握することが大切です。感情的に声を上げたり、冷静になれずに動揺してしまったりすることで、保育の現場はより落ち着きを取り戻せなくなります。

    大きなトラブルが起こらないために普段から風通しのよい関係を築くことが大切です。また、保育士と話しやすい環境を作っておく必要もあります。話を傾聴する態度もとても大切です。

    見通しを持てる力

    保育士は保育だけでなく事務的な仕事も多く行っています。それらは締め切りがあるものがほとんどで、自分のスケジューリングを上手に行わなければなりません。

    専門リーダーであれば、自分のことだけでなく、多くの保育士の今の状況を知り、その後の見通しを持って仕事をするようにアドバイスやサポートをすることもあります。それには自分自身がしっかりと見通しを持てることが必要です。

    モチベーションを高める力

    保育士にとって小さなミスや反省点があることは、自分自身を追い詰めてしまう原因にもなってしまいます。また、保護者の方との対応に苦労している保育士もいます。自分の保育を見つめ直すことも大切ではありますが、そのことで保育に自信をなくしてしまう場合もあります。

    そんな保育士たちのためのリーダーとしての役割とは、現場における士気を高めることです。保育士に対して細やかに対応しつつ、モチベーションを高めていくことで、保育士たちに良い影響を与えることができます。これらのことは保育士たちの働きやすさにもつながっています。

    共感力

    もし、リーダーが率先して保育士のできないところを指摘したり、悪口を言ったりすると働く環境は悪くなるばかりです。さらに、特定の保育士とだけ距離が近かったりすると周りの保育士にとっては気持ちのよいものではありません。

    リーダーとして大切なことは保育士一人ひとりの話に耳を傾け、その思いに共感することです。共感はとても難しいことですが、リーダーとしては備えておくべき力です。そのためには心理学の本なども読んでおく必要があるでしょう。リーダーとして保育士の心に寄り添う力を身に付けることが大切です。

    危機管理能力

    保育の現場では何かしらのトラブルが起こる可能性があります。もし、子どものけがや保護者の方からのクレームなどのトラブルが発生したら、冷静に対応する力が求められます。子どもたちの安全を守ることを第一に考えどのように対処すべきか、普段から考えておく必要があります。

    多分大丈夫だろうといった考えではなく、的確に、確実に対応する力を身に付けておくことが大切です。

    リーダーとしてのスキルアップ法

    専門リーダーとして備えておくべき必要な力は分かっていても、自分にそのような力があるかどうか不安だと感じるリーダーもいるのではないでしょうか。リーダーの資質は誰もが持っているものではありません。

    しかし、自分の心がけひとつでリーダーのスキルアップは可能ですどのようなスキルアップをすることでリーダーとして自信を持てるようになるか解説していきます。

    ポジティブな思考

    人は誰でも不安な気持ちを持つことがあります。慎重にものごとを行うことはとても大切ですが、いつも不安な気持ちを持ち続けることは、心にも体にも、もちろん周りの人たちにも良い影響を与えるとは考えられません。

    普段の生活の中でも、前向きな気持ちを大切にすることでポジティブな思考を身に付けることができます。成功をイメージして取り組むことで、自信を持つことへとつながっていきます。

    コミュニケーション能力

    専門リーダーは学年を超えて多くの保育士と関わる役職です。そのため、今まで以上に積極的にコミュニケーションを取る必要があります

    コミュニケーションとは言いたいことを伝えることではありません。相手に信頼してもらえるような関係を築くことがコミュニケーションです。

    そのため相手の保育士の話をよく聞き、的確な助言をすることが大切です。まず聞くという姿勢がコミュニケーションには大切であることを忘れないようにすれば、自然とコミュニケーション能力が身に付くはずです。

    客観性

    人から聞いた話やみんなが言っているという話はその真実を確かめる必要があります。自分の気持ちだけで判断することは主観的な判断に陥りやすいことを忘れないようにしましょう。

    客観的な考え方を示すことでほかの保育士の信頼を得ることができます。自分だったらという感覚ではなく、俯瞰(ふかん)的にものごとを考える力を普段から身に付けるように心がけてみてください。その客観性はこれからの保育士の生活の中で大きく役に立つものになるはずです。

    リーダーに向いていないと感じたら

    保育士の給与を上げる施策としてリーダーという役職ができました。しかしそのことで、リーダーとしてのプレッシャーを持つこととなった保育士もいるはずです。また、リーダーに向いていないと感じている保育士もいます。

    そのようにお悩みのときにはぜひジョブトル保育にご相談ください。自分自身が自分らしく輝ける場所をご用意させていただいています。

    ジョブトル保育ではあなたらしい生き方を精一杯応援させていただきます。

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