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    保育士の配置基準を解説!きつい・おかしいと感じたときはどうする?

    #保育士の働き方 #保育業界の基礎知識 2023/12/23

    保育園では子どもの年齢と人数に応じて保育士を配置しなければなりません。しかし、近年は保育士不足によって配置基準を満たすことが難しい施設も出てきています

    今回は、国が定める保育士の配置基準を施設ごとに解説いたします。また、現在の配置基準で「きつい」「おかしい」と感じる人に対しての対処法もご紹介いたします。

     

    >保育士の配置基準とは

    保育士の配置基準とは国によって定められたものです。子どもたちの年齢に応じて、安全に過ごせるための最低限必要な保育士の人数のことをいいます。この配置基準には子どもたちの年齢はもちろん、施設ごとの決まりがあります。最初に、認可保育園の配置基準をご紹介いたします。今、保育士として認可保育園で働いている人は、担当している子どもたちの年齢の配置基準が国の定めているものに合っているかどうか確認してみてください。

    0歳児

    0歳児を担当する場合は保育士1人につき子どもの数は3人となっています。担当制の保育を取り入れているところでも、ほぼ3人を1人の保育士が担当することになります。この時期の特定の人との愛着形成は一生において大切なものです。そのため、本来はもっと少ない人数の子どもと保育士で関わっていくことが望ましいと考えられています。

    1歳児

    1歳児の場合には保育士1人につき子どもの数が6人となっています。本当にこの人数が適切なのでしょうか。この時期は子ども一人ひとりの発達の違いが顕著で、子どもの発達に合った保育をすることが望ましいはずです。1人で6人の子どもたちを保育することはきつい、おかしいという声が上がっても仕方のないことではないでしょうか。

    2歳児

    2歳児は1歳児と同じ配置基準となっています。活動量も増えた子どもたちを少ない保育士で保育するのはとても大変です。さらに、園外への散歩など、本来は子どもたちにとって大切な活動も保育士の数によって制限されやすい現状があります。

    3歳児

    3歳児の場合には保育士1人につき子どもの数が20人 となっています。幼児になると乳児に比べて手のかかる割合は少なくなってきますが、それでも1人で20人の子どもの保育をすることを考えると、本当によいのだろうかと疑問を持つ人もいるはずです。

    スウェーデンにおける就学前学校では、保育士1人につき約5人の子どもを担当するといわれています。保育士も学士や修士の資格が必要であり、保育の質を大切にしています。

    4・5歳児

    4・5歳児の場合には保育士1人につき子どもの数が30人の配置基準となっています。小学校の低学年における配置基準とほぼ同じ人数になっています。30人の声を聞き、30人の活動やねらいを熟知しなくてはならないため、保育士も高いスキルが必要になってきます。一斉的な保育の場合、30人でもやりやすいこともあり、主体的な保育のスタイルがなかなか広まっていかない原因がここにあるのかもしれません。

    >保育施設の配置基準

    ここまで、認可保育園の配置基準についてお伝えしてきましたが、現在保育の行われる施設は認可保育園だけではありません。ほかの保育施設にも国が定めた配置基準がありますここでは、認可保育園以外の保育施設における配置基準をご紹介いたします。

    幼保連携型認定こども園

    幼保連携型認定こども園とは、幼稚園と保育園の両方の良さをもつといわれている保育施設です。配置基準は認可保育園と同じで0歳児は保育士1人につき3人の子ども、1・2歳児は保育士1人につき6人、3歳児は保育士1人につき20人、4・5歳児は保育士1人につき30人となっています。3歳児以上の子どもにはクラスで生活する時間を設け、保育教諭と呼ばれる専任の先生を配置しなくてはなりません。

    小規模保育

    小規模保育とはその名前のとおり小規模な保育事業を展開している保育施設です。0歳児から2歳児までの子どもを保育する施設で、定員数は6名から19名です。小規模保育の事業にはA型、B型、C型という3つの型があります。B型はA型とC型の中間の型であることを覚えておくとよいでしょう。

    A型

    0歳児の場合は保育士1人につき3人の子ども、そのほかに1人の保育士を置く必要があります。1・2歳児の場合には保育士1人につき6人の子ども、そのほかに1人の保育士が必要です。4人以上の子どもを受け入れる場合は保健師や看護師1人を保育士と見なすことができます。

    B型

    配置基準はA型と同じですが、全員が保育士の資格を有するA型との違いは必要な保育士の人数にあります。B型は全体の2分の1以上が保育士であればよいとされています。

    C型

    C型においては、保育士の資格を持っている職員の配置が義務付けられていませんただし、市町村長が行う研修を修了した家庭的保育者と呼ばれる人が配置されなくてはなりません。0歳、1・2歳ともに子どもが3名の場合は家庭的保育者が1人必要で、また家庭的補助者といわれる研修を受けた者がいる場合は、預かれる子どもの人数が変わってきます。

    事業所内保育事業

    事業所内保育事業とは、事業所内に保育施設を設置し、事業所の従業員の子どもやその地域の保育を必要としている子どもたちを保育する施設です。19名以下の場合、小規模保育のA型B型と同じ配置基準になりますそのため保育士は全体の半分以上いなくてはなりません。ただし、保育士の代わりに保健師や看護師を保育士と見なすことができます。20名以上になると保育園の配置基準と同じになります。

    家庭的保育事業

    自宅などで家庭的な雰囲気を大切にして保育する事業です。0歳から2歳の5人以下の保育に限られている保育施設です。配置基準は小規模保育のC型と同じになっています。子ども3人の場合には家庭的保育者が1人必要ですが、家庭的保育補助者を置く場合は子ども5人に対して2人必要です。

    居宅訪問型

    障害や疾患のある子ども、個別の対応が必要な子どもに対して、子どもの居宅で保育を行うスタイルです。この居宅訪問型の配置基準は子ども1人に対して1人の保育士と決められています。ただし、保育士という限られた人材だけでなく、保育士と同等以上の知識や経験がある人と認められている人であれば保育が可能です。

    認可外保育施設

    認可外保育施設とは国の認可基準を満たしていない保育施設です。ただし、認可外としての決まりはあります保育時間が11時間以内の場合で乳幼児の数が6人以上の場合は国の配置基準と一緒になっています。保育時間が11時間以上になると常時2人以上の保育士の配置が義務となってきます。

    >自治体による配置基準

    ここまで国によって決められた配置基準をお伝えしてきましたが、自治体によって独自の配置基準をもっている場合があります。これらはすべて自治体内の保育における保育の質の向上のために行われていますさらに、このことによって保育士の負担の軽減も考えられています。

    横浜市

    横浜市では自治体独自の配置基準をもっています。1歳児は4人に対して保育士が1人、2歳児は5人、3歳児は15人、4歳児は24人に対して1人の保育士としています。

    【参考】横浜市 子ども・子育て支援新制度令和2年度 説明テキスト(p.10)

    京都市

    こちらの自治体でも自の配置基準で保育を行なっています。1歳児の場合は5人に対して保育士は1 人(1歳7ヵ月までは4人に対して1人)になっています。また、2歳児は6人、3歳児は15人、4歳児は20人、5歳児は25人に保育士1人となっています。

    【参考】京都市情報館 京都市は手厚い保育士配置でゆとりを持った丁寧な保育を可能に

    >配置基準が緩和された内容

    2016年に「保育所等における保育士配置に係る特例」が発表され、緊急的な対応として配置基準が緩和されました。これは主に待機児童の解消のために行われている施策です。

    朝と夕方の配置基準の緩和

    子どもの人数が少ない朝と夕方でも保育士が2人必要とされていました。今回の配置基準の緩和によって、2人のうち1人は子育て支援員研修を修了している人でもよいということになりました。

    8時間以上の開所の配置基準の緩和

    8時間以上の開所を行なっている保育園で、最低基準上必要となる保育士の数について緩和されました。その具体的な内容は、8時間以上の開所の場合、保育士の代替ができるということです。子育て支援員研修を修了した人が、全体の職員の3分の1を超えない人数であれば保育士の代わりを努めることができます。

    有資格者の活用

    保育士が不足していることを受けて幼稚園教諭の免許や小学校、養護教諭の免許を持っている人を保育士と見なすことができるようになりました。ただし保育をする上で研修の受講が必要です。みなし保育士の数は全体の職員の3分の1を超えてはいけないという決まりになっています。

    >どうして配置基準が緩和されたのか

    では、どうしてこのように配置基準が緩和されたのでしょうか。この背景には保育園を利用したい保護者の方が増加していることがあります。そのため保育士の確保や負担軽減が考慮され、配置基準の緩和へと動いていきました。

    さらに、配置基準緩和の大きな要因として、社会問題として取り組んでいる待機児童の解消も関わっています。各保育園で保育士の人数に限りがあることで預かれる人数も決まってしまいます。しかし、研修によって資格を得られる子育て支援員の活用によって、今以上の人数の子どもたちを預かれるようになります。

    待機児童は待ったなしの問題であるため、このような配置基準の緩和となりました。これらの問題はすべて保育士が不足しているということにあります。

    現在の配置基準は昭和23年に制定されたもので、そのころと生活のスタイルも大きく変わってきています。そして、保育士の抱えている給料や仕事量の問題の解決も同時に行なっていかないと、配置基準の緩和だけでは難しいこともありそうです。

    >きついと感じたら

    2023年の春、配置基準の改善が明記され、保育に関わる多くの人が喜びの声を上げました。しかし実際には、保育士の確保や現場の混乱を避けるために配置基準の改善は行われませんでした。

    ただし、配置を手厚くした施設には運営費を加算するということになりました。加算することで、私立認可保育所の約9割が保育士1人で受け持つ人数が減ったという結果が出ています。

    このように多少の改善が配置基準への見直しへと向かっています。しかし、現場の多くの保育士はこの配置基準ではおかしい、きついと感じています。きついと感じている場合には転職も視野に入れて考えてみる必要があります。

    転職を考えたときはぜひジョブトル保育へご相談ください。ジョブトル保育ではご希望に沿った保育園のご紹介が可能です。保育士をゆったりと楽しむそんな生き方をジョブトル保育で探してみませんか。

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