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    保育士が人手不足になる原因を解説!就職・転職しやすいって本当?

    #保育士の就職・転職ガイド #保育士の悩み #保育業界の基礎知識 2023/10/20

    保育士は人手不足といわれている職種の1つです。どうして人手不足なのかその原因をはっきりと知っていますか。保育士を目指している方にとって人手不足の原因を知っておくことはとても大切です。

    今回は、保育士が人手不足になっている原因について解説いたします。また、人手不足の背景がある保育士は転職や再就職もしやすい職種といわれています。他業種から保育士に転職するメリットもあります。現在再就職を考えている方にとって今までの職種が保育士の仕事にどのように生きるのか、ぜひ参考にして、保育士への就職も考えてみてはいかがでしょうか。

     

    保育士の人手不足の現状

    保育士が本当に人手不足なのかを知るための指標として有効求人倍率があります。これは雇用の動向を示すもので、倍率が1を上回れば求職者よりも求人をしている保育施設が多いことになります。

    令和4年の保育士の有効求人倍率は全国で2.49倍となっています。これは1人の保育士に対して2.49の施設、つまり2施設以上が求人を行っているということになります。一般職業の平均の有効求人倍率が1.28倍なので、保育士がいかに人手不足かを知ることができます。また、この数値は全国の平均のため、地域によってはこの数値以上に保育士が人手不足であることがわかります。一番高い数値は埼玉の3.7倍です。逆に、秋田は1.08倍で一般職業の数値以下です。地域によって有効求人倍率が違うことも覚えておくとよいでしょう。

    では、どうしてこのように保育士は人手不足が起きてしまうのでしょうか。

    【参考】

    こども家庭庁 有効求人倍率の推移(全国)

    厚生労働省 一般職業紹介状況(令和4年12月分及び令和4年分)について

    保育士の人手不足の原因

    有効求人倍率から保育士が人手不足であることはわかりましたが、その原因は何か、ここで具体的に解説いたします。現在、保育園によっては働き方を考慮し、離職を防ぐ工夫をしています。まずは人手不足の原因を知って、自分にとって働きやすい保育園をイメージしてみましょう。

    給与の面

    厚生労働省の「令和4年度 賃金構造基本統計調査」によると保育士の給与は、勤続年数が約8年の38歳の保育士で26万6,000円となっています。一般労働者の平均給与が約31万円という結果のため、保育士の給与がほかの職種よりも低いことがわかります。

    給与は働く内容によって、納得いくものか、納得いかないものか、人それぞれ感じ方の違いはあると考えられますただし、保育の労働に対して等価であるかどうかを社会全体で考えていく必要はありそうです。

    【参考】

    厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査

    厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査「一般労働者の賃金」

    働き方の面

    保育士の仕事は保育だけではなく、事務仕事なども含まれています。また、行事の際には持ち帰りの仕事や残業をすることもあります。このように保育士は働き方が多様で、さらに労働時間が長いといえます。

    このことで保育士の仕事は敬遠されがちです。また、子どもとの保育で責任を感じる人も多いようです。さらに、最近話題に上がるモンスターペアレンツなどという保護者の方のイメージから、保育士は無理だと思ってしまう人もいるでしょう。

    保育士として働くという中にはたくさんのネガティブな要因があることで、保育士が人手不足になってしまうことが考えられます。

    保育内容

    保育は全国で同じような考えのもと行われなければなりません。それが保育所保育指針であり、そこに書かれているねらいが保育の中で達成されなければなりません。

    保育士は、日々子どもたちの発達に応じて保育をしていかなければなりませんそのために、専門の知識と経験が必要になってきます。保育士は子どもと一緒に遊んでいるだけの仕事ではありません。特に乳幼児期にどのように過ごしたか、それは一生における大切な基盤となるものです。大切な時期を子どもと一緒に過ごすということを知ると、保育士の仕事が大変だと感じてしまうのかもしれません。

    保育士の現状

    ここまで、保育士の人手不足の原因について解説してきました。では実際に、保育士の現状はどうなっているのでしょう厚生労働省のデータから保育士の現状について説明していきます。

    保育士の登録者数と潜在保育士の関係

    厚生労働省の資料によると、保育士の登録者数は年々増えてきています。しかし、それと同時に社会福祉施設等で従事しない保育士数も年々多くなってきています。平成30年には保育士登録者数は約154万人にも関わらず保育士等で従事しているのは約59万人で、従事していない人は95万人もいます。

    これは、国家資格を持っていることが大切で、その資格を使って保育士になりたいと思っている人はなかなか増えないということなのでしょう。そのような人たちを潜在保育士と呼び、最近では潜在保育士の再就職支援を行っている自治体も増えてきました

    潜在保育士は保育の現場において大きな力になるはずです。保育士不足の今、潜在保育士たちの活躍を望むばかりです。

    【参考】厚生労働省 保育士の現状と主な取組(p.22)

    離職の理由

    現在は潜在保育士だけれども、以前保育士として働いていてその後離職した場合、その離職理由はどういうものだったのでしょうか。東京都の資料によると、一番多いのは職場の人間関係になっています。そして、次に給料の安さ、その次に仕事量の多さとなっています。

    このような理由で離職した場合、なかなか再就職をするのは難しいのかもしれません。園長や主任は風通しのよい職場環境に努め、一人ひとりの保育士にもっと頑張ろう!と思ってもらえるような環境を作り出すことを早急に進める必要があるのではないでしょうか。

    転職して保育士として働くメリット

    ここまで、保育士として働くことが大変であることをお伝えしてきました。ところが、有効求人倍率からみても売り手市場である保育の現場は転職しやすく、今の職種が生かせるメリットもあります。

    さらに保育士も多様性の時代で、自分のできることを1つでも持っていればそれが保育での強みになります。すべてができるのではなく、これが得意と言えることが保育士になるためにはとても大切です。

    では、転職して保育士として働く際に前職がどのようなメリットになるか具体的に解説していきます。

    接客業で働いた経験が生きる

    接客業で働いた経験がある人は、コミュニケーション能力が高いため、そのスキルを生かすことができます。保育の仕事は、立場の違う多くの人との関わりを大切にする職種です。接客で培った、人への対応力は保育の現場でも大いに役に立つはずです。

    さらに、笑顔で対応する心構えも保育士にはとても大切なスキルです。保育士は接客業の人にとって最適な転職先かもしれません。

    パソコンのスキルが生きる

    保育士は、保育のほかに多くの事務作業を行わなければなりません。最近の保育業界ではICT化が進み、パソコン上での仕事も多くありますまた、保育園ごとのフォーマットが存在することで、園ごとにパソコンでの業務の仕方が違います。

    本来、保育士はパソコンスキルをアップさせておく必要がありますが、日常の仕事に追われているためなかなかパソコンの扱い方を学ぶ余裕がないのが実情です。もし、今までにパソコンを使う仕事をしていたのならば、そのスキルは保育の仕事でも大いに役立つといえます。

    手先の器用さが生きる

    前職で指先を使う仕事をしていたのならば、保育士への転職は大いに有利となります。それは、保育の仕事には指先を使うものが多く、作りものや工作などで活躍できるからです。手先の器用さは保育士に転職するための大きなメリットにつながります。

    ミシンを使うことができたり、子どもたちが使う玩具を作るのが好きだったりなど得意なことや好きなことを保育に生かすことができる人材を保育園は待っています

    保育士として働くために必要なこと

    前職のスキルを使って保育士に転職したいと考えたとき、何が必要なのでしょうか。ここでは保育士として働くためにどのようなことが必要かお伝えいたしますぜひ保育士となって今までの世界を広げてみませんか。

    保育士資格

    保育士として働くために絶対に必要なのが保育士資格です。この資格は国家資格であるため、1度取得すると全国どこでも働くことができますでは、保育士資格の取得の方法を解説いたします。

    養成校への入学

    保育者の養成校に入学して、卒業の単位のほかに資格のための授業の単位を取ることで、卒業と同時に保育士の資格を取得することができます現在、自治体においては養成校への入学金や授業料を無利子で貸付してくれるところもあります。

    また、昼間保育園で保育助手の仕事をしながら夜間の養成校に通うこともできます。その場合、夜間の授業料を保育園で負担してくれたり、卒業後就職先として雇い入れてくれたりというメリットがあります。

    通信教育

    今の仕事を続けながら、まず保育士資格の取得を目指す方法の1つが通信教育です。ただし、通信教育を受けただけでは保育士の資格は取得できません、通信教育は資格試験のための対応に特化しているだけです。もちろん独学で学べるのであればそれもよいのではないでしょうか。

    保育士のスキル

    保育士として働くためには保育のスキルについても考えなくてはなりません。それは、保育士としての仕事が多くのスキルを求められているからですただし、特別なスキルを求められているわけではありません。社会人として知っておいた方がよいものばかりです。

    チームワーク

    保育は1人ではできないため、チームワークや人との関係性を大切にする気持ちが必要です自分だけが頑張っても子どものためになりません。保育士になる際には、チームワークや協調性について考えてみてください。

    向上心

    子どもたちの周りの環境は日々変わってきています。また、どのような保育がよいのかさまざまな考え方も出てきています。保育の見直しを行うことができて、今、目の前にいる子どもたちによりよい保育を行うことが必要です。向上心は保育に良い影響を及ぼします。

    責任感

    保育士として子どもの成長に関わるという責任感を持つことが必要です。ただし、怖がりすぎても良い保育はできません適度な緊張感を保ちながら保育を行うことで良い保育ができるはずです。ただし、子どもたちの命と直結していることを忘れないようにします。

    園の理念を知る

    保育士に転職しようと準備を進めていざ就職となったときに、どのような保育園で働くか決めなくてはなりません。保育園の数は思っている以上に多く、自分で選ぶことに不安を覚える人もいるはずです。

    そのときに参考にしたいのが保育園の理念です。

    保育園にはそれぞれ理念があり、その理念に基づいて保育が展開されます。その理念をまず確認して、自分に合った保育園をいくつか選ぶとよいでしょう。その後その保育園に見学を申し込んで、自分の目で園を見て、その雰囲気を感じてみるのがおすすめです。

    働きたい園が決まったら、福利厚生など自分に合った働き方が可能かを確認します。多くの情報と客観性をもった判断が必要であれば、ジョブトル保育にお任せください。私たちがご紹介しているたくさんの園の中から働き方にぴったり合った保育園をお探しいたします。

    保育士として働く自分を好きになる

    保育の仕事は労働時間も長く給料も安いといわれていますが、実際には自分に合った働き方を選ぶことができる働きやすい職場でもあります。さらに、産休や育休が取りやすく、子育てをしながらでも続けやすい仕事です。

    家庭と仕事の両立はとても大変ですが、それを忘れさせてくれるぐらいの子どもの笑顔に毎日出会うことができます。そのような場所で保育士として頑張っている自分をきっと好きになれるはずです。

    まずは、自分に合った職場に出会うことが何よりも大切です。ジョブトル保育は仕事をあっせんして終わりではありません。その後の働き方はどうか、困っていることはないか、私たちはいつもあなたの味方になって応援しています。ぜひジョブトル保育で自分のすてきな未来を一緒につくってみませんか。

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