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    保育園の懇談会って何?開催目的や内容、進め方から成功のポイントまで徹底解説

    #保育業界の基礎知識 2023/08/19

    保育園では定期的に「懇談会」が開かれます。しかしここ数年、コロナ感染症の影響もあり、紙面での連絡など、通常の懇談会とは違った形で行われてきたのではないでしょうか。

    コロナ感染症が落ち着いてきたこともあり、多くの保育園では以前のように懇談会が行われるようになってきました。懇談会は保護者の方と対面で話し合いが行われる機会です。懇談会の主な内容や取り組みについて、もう一度考えてみてはいかがでしょうか。

    ここでは、よりよい懇談会になるために、懇談会の進め方や準備など、役立つ知識を紹介いたします。ぜひ懇談会のポイントを押さえ保育士と保護者の方にとって意義ある懇談会の開催となるようにしましょう。

     

    保育園の懇談会とは

    保育園の懇談会とはどういったものなのでしょうか。ここではまず懇談会の概要をお伝えいたしますすでに懇談会を開いた経験のある保育士の方は懇談会の目的、懇談会の流れにはどういった意味があるのかもう一度確認してください。ぜひ懇談会についての基本を知って、実りある懇談会を目指しましょう。

    懇談会の目的

    懇談会はどのような目的で開催されるのでしょうか。ここでは多くの園の懇談会の目的について具体的にお伝えしていきます。もちろん、園独自の目的もありますが、基本的な懇談会の目的を知っておくと役に立つはずです。

    クラスの状況を伝える

    懇談会の大きな目的のひとつがクラスの状況についての説明です。保護者の方にとって、現状のクラスがどんな感じなのかは一番に知りたいことです。安心して園に任せてもらうためにも保育のエピソードを通して説明することをおすすめします。

    保育園やクラスの方針を伝える

    園ではこんな方針を持っていることや、クラスの目標などを説明するのも懇談会の大きな目的のひとつです。特に、クラスで目指すことをわかりやすい言葉で伝えることで、保護者の方にも理解しやすくなります。また、その目標に向かって、家庭での協力をお願いしたいことがあれば、どうして、何のために、どのように、と簡潔に説明するようにします。

    保護者同士の関係性をよくする

    懇談会は保護者同士が顔見知りになる機会です。保護者同士の交流を持つことで、子育ての悩みを共有できるようになります。保育所保育指針の中では保護者支援についても書かれています。保護者同士の関係がよくなることで、保護者の方にとっても大切な保育園になります。そのためにも保護者同士が交流できるような場を懇談会でつくることも大切です。

    保育士と関係性を築く

    送迎の際には保護者の方とゆっくり話をすることが難しい場合が多いはずです。懇談会で、保育士の話をじっくり聞いたり、保育士の人柄を知ることで、保護者の方は安心感をもって保育園に子どもを通わせることができるようになります。いいことばかりを話すのではなく、過去の失敗談も取り入れながら愛される保育士を目指してみてはいかがでしょうか。

    懇談会の流れ

    懇談会の目的についてお伝えしてきましたが、次に懇談会の流れについて解説いたします。どうしてこのような流れが必要なのかを知ることで、当日のスケジュールをたてやすくなるはずです。

    園からの話

    最初に園長や主任の先生に園の概要について話をしてもらいます。園の理念や目標、保育の方法を明確に伝えてもらいますそのことで今、行なっている保育がどこに向かっているか、次の保育士からの話を理解しやすくなります。園全体で同じ方向を向いています、ということをお伝えするためにも懇談会の最初に園長や、主任からの話をしてもらいます。

    担当保育士からの話

    次に担当保育士からの話をします。具体的にどのように保育をしているのかをここで話をすることによって、今、どのような状況にあるのかを説明します。園の方針がクラスでどのように実践されているかを詳しく説明するようにしましょう。

    保護者の方の自己紹介

    懇談会の流れで忘れてはならにことに保護者の方の自己紹介があります。さまざまな考え方はありますが、子どもの紹介をしながら保護者の方に自己紹介してもらうのか、保護者自身の自己紹介してもらうかによって、クラスの雰囲気は変わってきます。

    ○○ちゃんのママやパパではなく、保護者自身を知ってもらいたいという方もいるはずです園と相談して、どのように行うかも確認しておきましょう。

    懇談会までの準備

    懇談会の目的や流れについて理解できたら、次は懇談会の準備について理解しておきましょう。早めに準備しておくことで、当日を安心して迎えられます。

    事前の準備

    ここでは前日までに行なっておきたいことをまとめて解説いたします。何を準備しなくてはならないかを知れば、準備も楽になるはずです。

    タイムテーブルの作成

    あらかじめ時間配分を考えておくと懇談会をスムーズに進行できます。忙しい仕事の合間をぬって懇談会に参加してくれる保護者の方のためにも進行がスムーズであることはとても大切です。

    保護者用の資料の作成

    保護者の方に配布する資料を作成しておきます。懇談会のスケジュールや話す内容をあらかじめ記載しておきます。聞き逃してしまったことや、参加できなかった保護者の方のためにもわかりやすい資料作成を心がけましょう。

    出欠の確認

    当日の参加人数をあらかじめ確認しておくことはとても大切ですまた、参加される保護者の方に質問などがある場合、あらかじめ記入してもらっておくこともひとつのアイデアです。そのことで、当日のスケジュールがより確実なものになり、懇談会がスムーズに進行できるでしょう。

    保育室の整備

    参加人数をもとに前日保育室の整備をします。小学校の教室のように机を配置すべきか、椅子だけを丸く並べるかによって、懇談会の雰囲気も変わってきます。また、製作物を壁などに飾る園もありますが、他の園児と比較されないような展示方法も考えておきましょう。

    当日の流れの確認

    当日の懇談会で具体的にどのようにすすめていくか、ここで確認していきます。あらかじめ、確認をして、どのような言葉を使うかをメモしておきましょう。当日あわてないためにも事前にしっかりと流れを把握しておくようにします。

    始まりの言葉

    懇談会を始める際には、保護者の方に対して感謝の言葉を述べるようにします。今日参加してくれたこと、いつも保育に対して快く協力してくれることについて伝え、園長、主任に話を引き継ぎます。

    クラスの現状の話

    クラスの話をする前に保育士自身が自己紹介します。笑顔で明るいトーンで話すことで、保護者の方にとっても保育士が親しみやすくなります。特に年度始めの場合は抱負を、年度終わりにはクラスのまとめを話すようにしましょう。

    自己紹介のやりかた

    保護者同士の自己紹介をどのような方法で行うかをあらかじめ考えておきます。まだ、懇談会が始まったばかりで緊張している保護者の方もいるはずです。くじ引きで行う、入所順など、保育士がリードをとって自己紹介のやりかたを提案しましょう。

    質疑応答

    質疑応答は必ず懇談会でいれるようにしましょう。自己紹介後に行うことで、活発な意見交換ができます。その場で答えられない場合には、正直に園長と相談しますので、少しお時間をくださいなどと伝えます。間違った情報は信頼をなくします時間をかけても間違いのない情報を伝えるようにします。

    終わりのことば

    懇談会に参加していただいたことに感謝する言葉を伝えます。子どもたちを含め、ひとつのチームとして過ごしていくことをしっかりと伝え懇談会を終わりにします。

    こんなときどうする

    実際に懇談会で迷走してしまうこともあるかもしれません。その原因を知り、対応を考えておくだけで、懇談会が有意義な会へと変わっていきます。

    何を話したらいいの?

    自己紹介以外に何を話したらいいのか、迷ってしまう保育士もいるはずです。そんな時には自分自身の趣味や、好きなことなどを話してみてはいかがでしょうか。また、個人的なことを話すのが苦手だとしたら、子どもに関わるニュースなどについて話してみてもよいでしょう。その場合、できるだけ明るいニュースを取り上げるようにします。

    話したいことがいっぱい

    保育士が伝えたいことがいっぱいすぎて、保育士だけが長時間話してしまっても懇談会は成功しません。自分の話したいことが多い場合は、資料の方に記載しておくなどの工夫をします。懇談会で話す内容は、事前に決めておくようにします。また、自分の話す時間のときにタイマーなどを利用してもよいでしょう。

    保護者同士の距離感が遠い

    コロナ感染症のために、送迎のときに保護者の方が教室内に入ることができなかった園も多かったのではないでしょうか。そのため、保護者同士の関係を築くことが難しい状態が続きました。保育園のよいところのひとつは、長い年月をともにすごす、大きな家族のようなイメージがあることです。

    保護者の方みんなで子どもの成長を喜び、親子で成長していくことが保育園の素晴らしいところです。しかし、横のつながりがなかなかできず、保護者同士が顔見知りにもなりにくい時期が続きました。懇談会でも保護者同士の距離感が遠いことは仕方がないことかもしれません。ただ、ちょっとしたアイデアでお互いをよく知るチャンスを作りだせます。

    ここではアイスブレイクを利用して、保護者同士のなごやかな関係をつくるポイントをお伝えします。ぜひアイスブレイクをおこなってみてはいかがでしょうか。

    アイスブレイク

    アイスブレイクとは緊張した固い空気や関係を氷にたとえ、その氷を溶かすための時間のことです。アイスブレイクの効果は思っている以上に大きく、保護者の方の緊張を緩和しコミュニケーションをスムーズにできます。

    懇談会を始める前や途中にちょっとしたアイスブレイクを取り入れることで、懇談会をなごやかな雰囲気の中で始められます。また、質問なども出しやすい環境になるため、充実した懇談会になります。

    アイスブレイクの種類

    ただのゲームではアイスブレイクにはなりません。また、アイスブレイクをすることが目的にならないように注意します。誰でも簡単に気軽にできて、周囲の人との関係性を感じられるのがアイスブレイクです

    例えば、懇談会が始まるときに、どの席に座るか困ってしまう保護者の方も多いのではないでしょうか。そのときは4月から順番に誕生日順に丸く並ぶゲームを行うとよいでしょう。お互いが何月ですか?何日ですか?などと尋ねあいながら完成させます。最後に確認をして、うまく並べていたら全員で拍手をして座ります。

    このゲームは難しさもなく、楽しく保護者同士のコミュニケーションがとれます。また、子どもの苦手な食べ物をつぶやきながら部屋を歩き、苦手な食べ物が一緒の人とグループをつくります。小さい声では相手がみつかりません。懇談会で発言する機会がない保護者の方のために、懇談会で声を出す経験をしてもらえるゲームです。

    成功する懇談会のために

    今回は懇談会について多くの情報をお伝えしてきました。保育士にとって大変な懇談会も保護者の方にとってはとても楽しみにしていることが多い行事です。

    ジョブトル保育では、懇談会などが苦手な方に向けて担当のクラスを持たない就職についてもご紹介することが可能です。ぜひ自分の働きかたや、考えに合った保育施設を選んでみてください。お困りの際にはぜひジョブトル保育にお声がけください。みなさまとの出会いを楽しみにしています。

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