保育士・保育園・幼稚園教諭の求人、転職、派遣なら【ジョブトル保育】

保育のお仕事お役立ち情報

「保育のお仕事お役立ち情報」は、あなたの就職活動をサポートする情報を紹介します。

  • FaceBook X

    保育士に向いている人・向いていない人の特徴!子どもが好きだけではダメ?

    #お役立ち情報 #保育士の働き方 2023/03/10

    保育士は、子どもが好きな方にとって魅力的な職業のひとつです。「子どもがすき」「子どもに関わる仕事がしたい」という理由から、保育士を目指している方もいることでしょう。

    しかし、「好き嫌い」と「向き不向き」は必ずしもイコールとは限りません。保育士にも適性があるため、好きという気持ちだけで保育士が務まるのかどうか気になっている方も多いのではないでしょうか。

    そこで本記事では、保育士に向いている人と向いていない人の特徴を徹底解説いたします。

    ぜひ、自分自身と照らし合わせながら読み進めてみてください。

     

    保育士は「子どもが好き」なだけではダメ?

    厚生労働省が平成30年に行った保育士試験合格者に対する調査結果によると、保育士試験の受験動機には「子どもと接することが好きだから」と回答した方が最も多く、その割合は全体の61%にものぼりました。

    【参考】厚生労働省平成30年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業(厚生労働省)/保育士試験合格者の就職状況等に関する調査研究/研究報告書 P.46」

    やはり、「子どもが好き」という理由で保育士を目指す方はとても多いようです。実際に保育士の仕事に就いた際にも、「子どもが好き」という気持ちは働いていくうえでの原点となり、大きな心の支えや活力となっていくことでしょう。

    しかし、子どもと楽しく関わることだけが保育士の仕事ではありません

    子どもを安全かつ健やかに保育していくことが任務である保育士の仕事には、日々さまざまな知識と技術を磨いていくことが求められますし、子どもと走り回ったり重い荷物を運んだりと体力勝負な面もあります。また、一緒に働く上司・先輩・同僚保育士、保護者の方や地域の方々と円滑な関係を築いていく力なども必要となるでしょう。

    「過去に保育士として就業した方の退職理由」を調査した厚生労働省の資料によると、退職理由には「職場の人間関係」「給料が安い」「仕事量が多い」などの回答が上位を占めており、子どもが好きな気持ちだけで保育士を続けていくのは難しい面もあるのが実情のようです。

    厚生労働省「保育士の現状と主な取組 P.24」

    では、一体どんな人が保育士に向いているのでしょうか。早速次項より、保育士に向いている人と向いていない人の特徴をそれぞれ詳しく確認していきましょう。

    保育士に向いている人の特徴

    保育士に向いている人には、いくつか共通した特徴があります。当てはまる項目があるかどうか、自分自身と照らし合わせながら読み進めてみてください。

    感情表現が豊かで気持ちに寄り添える

    好奇心旺盛な子どもたちは、毎日小さな発見をしては「見て!」「これ何?」「どうして?」などという言葉をかけてきます。

    その際、一緒に喜んだり驚いたり、一緒に考えて解決したりするなど、子どもの気持ちに寄り添うことで、子どもの好奇心が一層広がり、感受性が育まれていきます。

    そのため、子どもの感性に対して感情豊かに反応できる力は、保育士に必要な素質です。子どもの目線で物事をみてみると、子どもたちの様子や環境の変化などに敏感に気づき、保育の新たな楽しさも見つかることでしょう。

    体力に自信がある・体調管理ができる

    日中の保育時間、保育士は元気いっぱいに動き回るたくさんの子どもたちと一緒に走ったり踊ったりと全力で体を動かすため、かなり体力を要します。さらに、子どもを抱っこしたりおんぶしたり、重い荷物などを運んだりする機会も多いため、腰痛を患いやすい職業ともいわれています。

    実際、厚生労働省のまとめた資料では、「健康上の理由(体力含む)」で保育園を退職する方は20.6%にものぼります。

    厚生労働省「保育士の現状と主な取組 P.24」

    保育士を長く続けていくためには、日ごろから適度な運動やストレッチを取り入れて、ある程度の体力をつけておくことが必といえるでしょう。

    また、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症が流行する季節には、自分自身が感染して子どもにうつしてしまったり園に迷惑をかけたりしないよう、体調管理にも気を配らなければなりません。

    常に自分の体を気遣い、体力維持と健康管理に努めていける人は保育士に向いているといえます。

    コミュニケーション力がある

    高いコミュニケーション能力も保育士に求められる適性のひとつです。保育士は、子どもたちだけでなく、園の上司や同僚、保護者の方や地域の方々などとも深くかかわります。

    子どもを安全かつ健やかに保育していくためには、保育士同士の連携が必須です。また、保護者の方に寄り添い信頼関係を築けなければ子どもを安心して預けてもらえませんし、地域の方々と交流を深めておかなければ騒音問題などでトラブルに発展してしまう恐れもあります。

    年齢や性別を問わず、幅広い人とのコミュニケーションを苦に感じない人は、保育士に向いているといえるでしょう。

    忍耐力がある

    「言うことを聞いてくれない」「なついてくれない」など、子どもを相手にする保育士の仕事は、思い通りに進まないことが頻繁に起こります。言うことを聞いてくれない子どもがいれば何度も言い聞かせる必要がありますし、なついてくれない子どもがいればじっくり向かい合って信頼を築いていく必要があります。

    子どもの成長には時間がかかるものです。思い通りに進まないことがあっても辛抱強く待ち続ける忍耐力も保育士には不可欠といえるでしょう。

    また、子どもたちだけでなく、先輩や同僚、保護者の方と信頼関係を築くにも長い時間を要する場合があります。ときには、保育士同士の人間関係や保護者の方とのトラブルなどでつらい経験をすることがあるかもしれません。そんな時期にも、悩みに立ち向かい試行錯誤しながら行動していける忍耐力が必要となるでしょう。

    ポジティブに考えられる

    子どもが好きで保育士となり毎日子どもとかかわれる仕事ができても、続けていくうちには必ずつらい経験や悲しい経験をすることがあるはずです。

    子どもが全く言うことを聞いてくれなかったり保護者の方からクレームを受けたり、保育士同士でもめたり大きなミスをしたり…。そんなときに、いつまでも気持ちを引きずり、子どもの前でも暗い顔や感情を出してしまうのは望ましくありません。

    「しょうがない」「なんとかなる」といい意味で開き直れるポジティブさを備えている人も保育士に向いているといえます。ひとりで抱え込まず、先輩・同僚・友人・家族などへ打ち明けてサポートを求められる素直さや強さもあると、より困難を乗りこえやすいかもしれません。

    子どもと長い時間を一緒に過ごす保育士には、笑顔が大切です。落ち込むようなことがあっても、仕事のときには自分の感情や機嫌に左右されずうまく気持ちを切り替えて笑顔を心がけましょう。

    計画的に行動できる

    行事の計画を立てたり準備したりする業務も保育士の仕事のなかでとても大きなウエイトを占めます。

    イベントシーズンには、お遊戯の振り付けに園内の飾りつけにと、通常業務にプラスして準備を進めていかなければならないため、忙しさが一層増します。準備のために自宅に仕事を持ち帰ったり、残業や休日出勤して対応する保育士も少なくありません。

    そのため、普段から先を見通して計画を立てられる人、スケジュール管理をしっかりと行い物事を着実に進めていくのが得意な人などは、保育士に向いているといえます。

    また、子どもの安全面からも先を見通す力は重要です。子どもは、急に走って転んだり、思いもよらないところに手を出してケガをしたりすることがあります。「子どもが走り回った際に机やイスで危ない角がないか」「ハサミやカッターなどが手の届くところにないか」など、危険を先回りして想定し回避できる力も保育士の重要な要素です。

    広い視野と観察力がある

    複数の子どもを同時に保育する保育士にとって、観察力を備えていることも大切な適性のひとつです。

    たとえば、外遊びの時間には、子どもたちと遊びながらも全体を見渡し、ケガやトラブルがないかを常にチェックしなければなりません。

    また、朝は元気に登園してきた子どもでも突然体調を崩してしまう場合があるため、常に子どもの様子を観察して異変に素早く気づき、必要な対応・措置がとれる力も求められます。

    保育士に向いていない人の特徴

    つづいては、保育士に向いていない人のおもな特徴をみていきましょう。

    人前に出るのが苦手

    保育士は、子どもや保護者の方の前で話したり歌ったり、絵本を読んだりすることの多い仕事です。運動会や発表会などのイベント時には、かなり大勢の方の前であいさつをすることもあるでしょう。

    そのため、人前に出るたびに緊張してストレスを感じてしまうような人はあまり保育士に向いていないといえます。

    汚れるのが苦手

    保育の現場では、子どもと一緒に泥んこになって遊んだり、子どもが食べ物を散らかしたりすることが日常茶飯事です。トイレの失敗やおう吐物を片付ける場合もあります。

    そのため、汚れるのが苦手な方は保育士にあまり向いていないかもしれません。

    文章を書くのが苦手

    保育士の仕事には、連絡帳・保育日誌・園だより・指導計画書(日案・週案・月案)など文章を書く業務がかなり多く存在します。

    そのため、文章を書くのが苦手だと、保育士の仕事にストレスを感じてしまう場合もあるでしょう。

    保育士の適性はこれから身につく場合も

    「子どもが好き」な点以外、保育士に向いている人の特徴があてはまらない、という場合でもそれだけですぐに保育士になる夢をあきらめてしまうのは早計です。

    これまで見てきた保育士の適性は、ひとつの判断材料にすぎず、実際の保育の現場で経験を積み、場数を踏んでいくことで少しずつ身に着き、克服していくこともできます。

    保育士として長く働いていくためには、自分の苦手や不得意を客観的に把握し、適性を身に着けるための努力をしていくことも大切な要素のひとつといえるでしょう。

    まとめ

    保育士として働いていくうえで原動力となり、心の支えとなるのは「子どもが好き」という気持ちです。

    保育士の適性は、これからの努力や入職後の経験により徐々に身に着けていくこともできるでしょう。

    体力に自信がない人は、軽めのウォーキングをはじめてみる、コミュニケーションが苦手な方は明るくあいさつすることを心がけるなど、保育士の適性を高めるために自分には何が必要かを考え、できることから少しずつ実践してみてはいかがでしょうか。

    FaceBook X
  • お仕事探し術
  • 仕事を知る
  • お仕事探し術
  • 仕事を知る

(c) 2024 LIKE Staffing, Inc.