保育士の仕事は日々忙しく、他種多様です。保育はもちろんのこと、事務的な作業も行わなくてはなりません。そのため、日ごろの業務を効率化したいと思っている保育士の方は多いのではないでしょうか。仕事であると便利かなと思いお店に足を運んでも、結局何を購入すれば効率化に結びつくのか迷ってしまったことはありませんか。
今回は保育士におすすめの便利グッズをご紹介いたします。「事務作業」「製作業務」「保育活動」の3つのシーンに分けてお伝えいたします。ぜひ参考にしてください。
最近では保育に役立つ便利グッズがたくさんあります。そのため、購入時にどれにするか悩んだり、必要なのかどうかと躊躇したりすることがあるのではないでしょうか。
今回ご紹介する便利グッズは多くの保育士にとって助けとなってくれるアイテムばかりです。これらを使うことで、作業が効率化するだけでなく、気持ちよく作業もできるはずです。効率化されると時間を上手に使うことができて、さらに気分よく仕事をすることもできるでしょう。
ちょっとした便利グッズのおかげで、今日の保育がスムーズに気持ちよく行われるはずです。普段の作業にぜひ便利グッズを取り入れてみてください。
ここでは事務作業に役立つ便利グッズをご紹介いたします。よくある便利グッズのより効率化につながる使い方や、選び方によって便利になるものをご紹介していきます。
ちょっとした工夫で保育士の事務作業は飛躍的に効率アップします。ぜひおすすめの便利グッズを利用して事務作業の効率化を体験してみてください。
事務作業で意外に使用頻度が高いのが印鑑ではありませんか。印鑑にもいくつか種類があり、最近よく目にするキャップのない印鑑は、事務作業に役立つ便利グッズです。フタがないことで、押した後に印鑑のフタを探す手間もありません。また、ペンと一体化した印鑑もあります。ペンケースの中から印鑑を探し出すのが大変と感じる方はペンと一体化されている印鑑がおすすめです。思っている以上に軽いので、ペンとしての使い心地も悪くありません。
ペンへのこだわりをもっている方は多いことでしょう。効率化を重視するのであれば、ノック式のペンがおすすめです。キャップがないことでアクションがひとつ減り、時短にもつながります。印鑑と同じでキャップをどこかに置き忘れることもありませんし、子どもの誤飲も防ぐことができます。
また、今では間違えた箇所を消せるペンもあります。修正液や修正テープを使うことなく、鉛筆と同じように使うことができます。ぜひ一度試してみて、自分に合ったペンを探してみてください。
付箋はメモ代わりに使う方や、忘れ物防止に使う方もいらっしゃるでしょう。気分が上がるかわいい付箋は、使うたびに楽しい気分にしてくれます。そんな付箋ですが、保育士間のミーティングなどでも活用できる便利グッズなのです。保育中に思ったことや気づいたことをどんどん付箋に書いて貼り出していきます。その後それらの付箋をグループごとに分けていくと、自分たちが何をねらいにして、どのように考えているかが視覚化されます。
口頭での意見の出し合いだと、なんとなく終わってしまうことも多いですが、付箋があれば具体的な目標が定まりやすいはずです。ミーティングの効率化のためにもぜひ役立ててみてください。
メモはほとんどの保育士は持っているのではないでしょうか。メモもかわいいものからシックなものまでさまざまなものがありますが、ぜひ一筆せんも使ってみてください。季節の花をはじめ、少しかしこまった絵柄のものであれば、先輩の保育士たちへメッセージを書く際にも最適です。職場環境を整えることも仕事の効率化につながります。ちょっとした心遣いで和やかな雰囲気になるはずです。
指サックにはリング型とキャップ型の2種類があり、それぞれ使い心地が違います。リング型は蒸れにくく、作業中に書くことや、PCの操作をしても邪魔になりにくいのがメリットです。キャップ型は紙をめくりやすく、指を守ってくれる働きもあります。どちらもメリットがあるため、お好み次第です。使い心地は仕事のやりやすさにつながるので、2つのタイプのものを試してみることをおすすめします。
保育の活動の中でも製作の準備に結構時間を取られると感じている保育士も多いのではないでしょうか。製作は子どもたちにとって大切な活動のひとつです。そのため、子どもたちのワクワクを引き出せるような十分な準備が必要です。ぜひ便利グッズを使って効率よく製作準備を行ってみてください。
製作に対する園の考え方はさまざまですが、製作は必要ないというわけではありません。また、子どもたちが思ったことや感じたことを目に見える形で表わす製作は子どもたちにとって楽しみな活動のひとつではないでしょうか。その製作によって子どもたちが豊かな感性や表現力を育めるようしっかりと準備を整えることも必要になってきます。ここではその時間を効率よく行えるような便利グッズをご紹介いたします。
円を作って切ることはなかなか手間がかかる作業です。コンパスカッターはきれいに丸く切ることができる優れものです。サイズの違う丸をたくさん用意するときも、これがあれば簡単で短時間で済みます。丸は子どもたちの表現によってさまざまな形に変化していきます。ぜひコンパスカッターを使ってたくさんのいろいろな丸を準備してみてください。
なみなみに切れるハサミ、ギザギザに切れるハサミを使って紙をカットしておくだけで子どもたちは自由な発想でさまざまな表現に挑戦していきます。ちょっとした工夫で、子どもたちの世界が広がります。一般的なハサミを使ってなみなみやギザギザを作るのはとても大変です。ぜひおもしろハサミを使って素材の準備をしてみてください。かなりの時短にもつながります。
カッターやコンパスを使うときにぜひ使用してもらいたいのがカッティングマットです。カッターを使うときに、厚手の下敷きを探す手間もなく、また薄いので普段の収納にも便利です。自分用にカッティングマットを用意しておくとよいでしょう。カッティングマットには目盛りがついているものもあり、それを利用すれば紙を切るときに定規を使う手間も省けます。効率よく作業をするのにカッティングマットはおすすめの便利グッズです。
必要ないものと思われがちですが、これがあると子どもたちの安全にもつながるので、おすすめの便利グッズです。紙を差し込んでパンチすることで紙の角を丸くすることはもちろん、ラミネートされたものの角も丸くすることができます。手作りおもちゃなどをラミネートする際にもとてもおすすめです。特に乳児たちのためのラミネートされた手作りおもちゃには、ぜひ利用してもらいたい便利グッズです。
ここまでは、保育士の事務作業や製作準備のための便利グッズをご紹介してきました。ここからは実際の保育中に使える便利グッズをご紹介いたします。園内での保育、園外での保育ではそれぞれ便利と感じるものが違います。自分にとって、子どもたちにとって便利なグッズを準備し、すぐに使えることで保育の中断もなくなり、保育の質も高まるはずです。ぜひ参考にしてください。
園内での活動のときに準備しておくとよい便利グッズをお伝えします。ちょっとしたアイデアで保育が効率よく行えるようになる便利グッズです。
子どもたちはシールやスタンプが大好きです。特別感のあるシールやスタンプを使って保育を盛り上げてみてはいかがでしょうか。目印のところにシールを貼ったり、連絡帳に好きなスタンプを押してみたりとちょっと工夫したいときに使えます。ご褒美のためにシールやスタンプを使わないことがポイントです。保育士と子どもたちがともに楽しむときに使ってみてください。
針がないことで、安全面で余計な心配をしなくてもよいのがこのホッチキスのメリットです。また、針の詰め替えの必要がないため、仕事の効率化にもなります。それに、SDGsに取り組んでいる園ではこのような便利グッズは必須アイテムなのではないでしょうか。ぜひ針のいらないホッチキスを使って、子どもたちにも地球環境への意識をさりげなく感じてもらえるようにしてみてください。
コロナ禍になってから除菌についての意識が高まり、除菌スプレーが多くの保育現場でも見られるようになりました。スプレーの利便性は高く、子どもたちにとっても身近な除菌方法となっています。
同じく、除菌シートは濡れてはいけないものに対して使える、おすすめの便利グッズです。さっと取り出せて拭けるので使い勝手がよいです。子どもたちが共有して使うものをさっと拭いたり、落としたものを除菌したりするときにも使いましょう。スプレーとあわせてぜひ用意してください。
職員室に取りに行かなくても、常に携帯しておくとよい便利グッズのひとつが絆創膏です。子どもたちはもちろんですが、保育士自身が手を紙で切ってしまうなど、ちょっとした怪我の場合に保育を止めずに素早く絆創膏を貼ることができます。子どもが喜ぶような絵柄もありますが、シンプルな絆創膏を用意しておくことで、子どもに迷わせることなく素早い処置を行えるでしょう。
多くの保育園では天気のよい日は園外でも保育を行っていることでしょう。ここでは園外保育で使える便利グッズをご紹介いたします。
多くの保育士は園外保育に持って行っているはずです。ただ、便利グッズとして使うときはサイズの違うさまざまなビニール袋を用意することをおすすめします。ごみ袋として使ったり、子どもたちの汚れてしまった衣服を入れるのに使ったりもできます。拾った葉っぱや小枝、石を入れるための袋や、咲いている花で色水を作るための袋など、用途に合わせて用意するとよいでしょう。
安全に活動を行う場合、笛は危険を知らせるアイテムとして便利です。交差点を渡るときに使ったり、安全ブザーの代わりになったりもします。ただし、決して子どもたちを集めるときなどに笛を使わないようにしましょう。笛で子どもたちの行動を指図することのないように使い方に注意することも大切です。しかし、どうしても子どもたちに集まってほしいときに笛を使いたい場合は音色の優しいものを選んでみるのもよいでしょう。
園外でなかなか自分の遊びが見つからない子どもたちのためにシャボン玉を用意しておくとよいでしょう。できればサイズの違うシャボン玉が作れるように準備しておくと、子どもたちの好奇心をふくらませることもできそうです。
園外でも小さな傷の応急処置ができるように救急キットは必ず携帯することをおすすめします。絆創膏のほかにトゲ抜きや消毒液などの便利グッズを用意しておきます。また、園外保育の行われている住所を記したメモも救急キットに一緒に入れておくとよいでしょう。
保育士が便利グッズを使い、効率的に仕事を行うことは、保育の質向上にもつながっていきます。なぜなら事務的な業務のための時間と労力が削られ、その分豊かな保育を行うことができるからです。また、保育士によって使いやすいと感じるグッズは違うこともあるでしょう。ぜひ、自分に合う保育用便利グッズを見つけて、より充実した保育を行ってください。
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