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    園だよりの書き出しに使える文章例を紹介!書くときの ポイントや注意点は?

    #お役立ち情報 #保育士の悩み #保育ノウハウ 2022/10/14

    保育士としての仕事のひとつに園だよりの作成があります忙しい業務の合間に時間をみつけて園だよりを作るのは、本当に大変な作業ではないでしょうか。そして、いざ取りかかろうとしても冒頭のあいさつ文の壁に突き当たってしまう方もいることでしょう。

    今回は、保護者の方が目を通したくなるような園だよりの作り方を、季節ごとの文章例を挙げながらご紹介していきます。それと合わせて、園だよりを作るときのポイントや注意点もお伝えいたします。ぜひ園だよりの作成の際にお役立てください。

     

    園だよりの役割

    園だよりにはさまざまな役割があります。最初に、園だよりの役割について解説いたします。園だよりは保育園と家庭をつなぐ大切なツールです。そのため、必ず目を通してほしいことを入園のときに保護者の方に話しておくことが大切です。このことは、小学校に行っても大切になるので、今からおたよりに必ず目を通す習慣をつけてほしいことをお伝えしてください。

    子どもたちの様子

    保護者の方が一番知りたいことは園での子どもたちの様子です。日ごろの子どもたちの様子を写真をつけて園内に掲示したり、園のブログなどに掲載したりしている保育園も多いですが、毎日それらをチェックするとなると負担に感じる保護者の方もいることでしょう。時間を気にせず保護者の方のペースで手に取って読める園だよりは、子どもたちの活動の様子を伝え、同時に園の取り組みや目的なども伝えることができます。園の保育がとても充実していることを知って、保護者の方は園に信頼と感謝の気持ちをもつことができるでしょう。園だよりの役割は重要であると認識して作成するようにしましょう。

    月の予定や行事を伝える

    園だよりの大事な役割のひとつは行事予定を伝えることです。行事の内容については詳しく記載します。行事を行う目的や園側の取り組みについても添えるとより充実した内容になるでしょう。

    また、保育園では日本の四季を味わうことができる行事がたくさん行われますその行事を行う意味も合わせて伝えることで、より保護者の方に興味や関心をもってもらうことができるでしょう。

    保護者の方へのお願い

    園だよりには、保護者の方に協力してもらいたいことも記載します。保育時に行う製作の材料についてのお願いや、生活面での注意事項など、個人的にお願いしづらいことも、園だよりでなら伝えやすいこともあるでしょう。また、健康管理や感染症についてのお願いも必ず伝えるようにします。家庭、保育園、保育士で情報を共有し、ともに子どもの成長を支える姿勢をとることはとても大切です。そのような姿勢をさりげなく感じてもらえて、保護者の方に安心感をもってもらうのも園だよりの役割のひとつです。

    園だよりで使える文章例

    ここまで、園だよりについてお伝えしてきました。いざ園だよりを書き始めても、時候のあいさつをどうすればよいか悩んでしまう人が多いようです。あまり難しく考えるのではなく、季節の移り変わりや、子どもたちが季節を感じながらどのように過ごしているかを書いてみることをおすすめします

    ここでは、どのような書き出しがよいのか具体的に例を挙げながら、季節ごとにあいさつ文をご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。

    春のイメージを伝え、新しい学年での始まりを意識した書き出しにしてみましょう。

    • 桜の花が満開の中、子どもたちはひとつ学年が上がり、新しいクラスで元気に過ごしています。
    • 春の日差しに包まれた保育園で新しい生活にも慣れ、園で楽しそうに遊ぶ姿が見られるようになりました。
    • 爽やかな青空の下で思い切り遊ぶ姿が見られるようになってきました。
    • 気持ちよく泳ぐ鯉のぼりに負けないぐらい元気に遊ぶ子どもたちの姿を見ることができます。
    • 雨の日が続いていますが、保育室で楽しく遊べるように子どもたちの発達に合わせた玩具を用意しています。
    • てるてる坊主が窓際で揺れ、子どもたちの様子を見守っています。明日は天気になるといいなと子どものつぶやきも聞こえてきます。

    夏は外で遊ぶことが多い季節です。季節とともに、元気いっぱいの様子を伝えるようにしてみましょう。

    • 夏の太陽が輝いています。暑い中でも子どもたちは元気いっぱいに過ごしています。
    • 子どもたちにとってプールや水遊びが楽しい季節になってきました。
    • 暑い日が続いていますが、子どもたちは夏祭りの準備に一生懸命です。
    • セミの合唱に夏本番を感じています。子どもたちはセミの声に負けないぐらい元気に過ごしています。
    • 暑い毎日の中、水分補給をこまめに行い、熱中症に気をつけながら遊んでいます。
    • 朝晩は少しずつ暑さも和らいできました。季節は秋に向かっているようです。

     

    季節の移り変わりが視覚で感じられるのが秋です。読んでいる人にとっても秋がイメージできるように書き始めるのもよいでしょう。

    • 園庭には色とりどりの落ち葉のじゅうたんを見ることができるようになり、秋を感じるようになりました。
    • 秋の雰囲気を全身で感じながら子どもたちの感性の芽を育てています。
    • 公園でどんぐりを見つけた子どもたちの目の輝きに自然の偉大さを感じさせられます。
    • 朝晩は寒さを感じるようになってきましたが、子どもたちは元気いっぱい園庭で遊んでいます。
    • 爽やかな秋風の中、落ち葉拾いに夢中の子どもたちです。色づいた葉っぱを使い製作を楽しむ姿も見られます。
    • 子どもたちは芋掘りを楽しみにしています。お芋料理のリクエストも多く、食欲の秋を感じる今日このごろです。

    冬には子どもたちの楽しみにしている行事がたくさんあります。行事と子どもたちの様子を結びつけながら書き始めてみてください

    • 風の冷たさに冬の到来を感じるようになってきました。体調管理に気をつけながら今月も過ごしてまいります。
    • 今年もあとわずかになりました。子どもたちと一緒に保育室のクリスマスの飾りを作りました。
    • 明けましておめでとうございます。今年度もあと少しとなりました。残りの数ヵ月、子どもたちの成長を見守らせていただきます。
    • 霜柱を見つけた子どもたちはその感触と冷たさを楽しんでいます。
    • 雪で遊ぶのが大好きな子どもたちと一緒に雪だるまやそり遊びを楽しんでいます。
    • 少しずつ春の訪れを感じるようになってきました。今年度最後まで子どもたちと充実した毎日を過ごしたいと思います。

    充実した園だよりを書くためのポイント

    書き出しの文章例をご紹介してきましたが、それに続く園だよりの内容も重要です。充実した紙面になるようにするにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。押さえるべきポイントは次のとおりです。

    いつもの様子をメモしておこう

    園だよりに書く内容が決まらない、何を書いてよいのか分からないなど、いざ書き始めようとしたら困ってしまったという経験をした保育士も多いのではないでしょうか。そうなると時間もかかってしまい、園だよりを書く負担も大きく感じてしまいます。

    その解決法のひとつはメモをとることです。普段からどのような遊びをしているか、遊びにちょっとした変化があったときなどをメモしておきますそれは具体的であればあるほど保護者の心をつかむことになります。レストランごっこをして楽しんでいたら、子どもがきれいな布を持ってきてテーブルクロスにした、積み木でお城を作るため試行錯誤していたら、子どもたちが図鑑でお城を見つけ細かい部分を相談していた、など、子どもたちの工夫やアイデア、変化が分かる内容であるとより読み手の興味を引きつけることになります。また、子どもたちの言葉もメモしておくとよいでしょう。「水が遊んでいるみたい」「にじ色の空を飛ぶととんぼの眼鏡もにじ色になるよ」など、子どもたちの言葉は園だよりのエッセンスになります忘れないようにメモしておくと、これらが後に大きな助けになるはずです。

    読みやすさを大切に

    保護者の方は保育の専門家ではありません。そのため、園だよりに専門用語は使わないようにしましょうまた、文章は短めにすることを心がけると読みやすさがアップします。ある園では、気軽に園だよりを読めるように紙面をカラフルにし、文字を大きくしたら保護者の方にとても評判がよかったということもあります。

    伝えたいことはたくさんありますが、まずは読みやすさを第一に考えてみてください自分が保護者として園だよりを読むことをイメージしてみるのもよいでしょう。

    レイアウトの工夫

    テンプレートがあればそれを使うことができます。しかし、もし自分でレイアウトするのならば、いくつかのポイントを押さえる必要があります見出しは読み手の興味を引くようなものであること文字間や行間は狭すぎないことお願い事項と予定は保護者の方の見落としを防ぐためにいつも同じ場所に置くことがポイントです。さらに、保育士のつぶやきコーナーなどを加えることで保護者の方との距離が近くなるでしょう。これらのポイントを押さえてレイアウトを考えると、読みやすく、分かりやすい紙面になります。ただし、レイアウトやテンプレートが決まっているかどうかをまずは事前に園に確認してから作業に取りかかりましょう。

    お願いは簡潔で分かりやすい文章

    例えば洋服に名前の記入をお願いする場合、その理由をいくつも書く必要はありません。一番大切な理由を短い言葉で書くようにしましょう。簡潔で分かりやすい文章は保護者の方に届きやすいというメリットがあります。また、お願いが多いときは最後に「いつもご協力ありがとうございます」などの感謝の言葉を添えるようにするとよいでしょう。

    スケジュールは正確に

    スケジュールに訂正があると混乱してしまいますよね。遠足や運動会、発表会などの大きな行事の予定に関しては特に注意を払わなければなりません。誤字脱字の確認も大切ですが、それ以上にスケジュールに間違いがないか入念に確認するようにしましょう。

    自分らしい園だよりを作ってみよう

    今回は園だよりについてお伝えしてきましたがいかがでしたか。

    時候のあいさつでは子どもたちの様子を季節と絡めながら書いてみましょう。可能ならば自分なりにレイアウトを工夫して、見やすくかわいらしい園だよりにできるよう挑戦してみてください。ただし、重要なのは上手な文章でもかわいい絵でもありませんお知らせしたい内容がしっかりと保護者の方に伝わるかどうかです

    最初は先輩保育士が作成した園だよりを参考にするとよいでしょう。焦らずに楽しみながら園だより作りに取り組んでみてください。

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