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    保育士は何歳まで働ける?平均年齢と定年後も働き続けるポイントを紹介

    #保育士の働き方 2022/07/15

    保育士はライフスタイルに合った働き方を選ぶことができる魅力的な仕事です。できれば長く保育士として働きたいと思っている方もいるのではないでしょうか。ただ保育士の定年についてはあまり知らない、気にしたことがないという方もいるはずです。

    今回は保育士が何歳まで働くことが可能なのか、また定年がある場合、その後も働くことができるのかについてお伝えいたします。現在保育士として働いている方はもちろん、年齢を気にして保育士として働くことを迷っている方にとっても役に立つ情報です。ぜひ参考にしてください。

     

    保育士に定年はあるの?

    多くの企業で採用されている定年制ですが、保育士にも定年はあるのでしょうか。保育士としてできるだけ長く働きたい方にとって保育士の定年はとても気になる問題です。ここでは公立、私立に分けて保育士の定年について詳しく解説します。

    公立の場合

    公立で正規職員として働いている保育士は地方公務員という立場です。そのため、定年は60歳と決められていますただし、再雇用を希望すれば65歳まで働くことが可能です。希望によっては園長職や地域の子育て支援センター事業などに関わることもできます。自治体によって職種の違いもありますので、調べてみるとよいでしょう。

    私立の場合

    多くの私立保育園では定年制を導入しています。定年の年齢は経営する母体が決定するため、園によってばらばらですが、大体が60歳から65歳までという園が多いようです私立の場合でも公立と同じように再雇用などの雇用制度がある場合も増えてきています。

    また、保育士が不足しているという社会的背景もあり、定年に関して柔軟に対応する小規模園などもあります働いている保育園の就業規則で確認できるので、ぜひ知っておくといよでしょう。

    保育士の資格を取得する場合の年齢制限は

    ここまで保育士の定年についてお伝えしてきましたが、保育士の資格を取得するときには年齢の制限はあるのでしょうか。ここでは保育士資格を取得できる年齢制限についてお伝えします。

    年齢のことが気になって、あこがれの保育士の夢をあきらめてしまっている方もいるかもしれません。ぜひこの情報を参考にして保育士への夢をかなえてください。

    保育士資格試験

    全国保育士養成協議会によると保育士資格の試験に年齢の制限はありませんそのため、年齢に関係なく多くの方が受験しています。ただし、受験をするためにはいくつかの条件があるため自分の職歴や学歴と照らし合わせて、受験資格を確認するようにしましょう。

    保育士養成学校

    保育士養成学校とは4年制大学や短期大学、保育の専門学校などがあります。これらの保育士養成学校は卒業と同時に保育士の資格を取得できます。保育士養成学校への入学に際して年齢の制限はありません

    また、最近では社会人の枠を設けたり、通信教育科などを開講している学校もあり、年齢に関係なく学ぶことが可能です。ただし、入学するためには高校卒業程度の学歴や学力が必要となります。

    職業訓練校

    職業訓練校とは各自治体によって設置されている施設です。職業訓練校に関しての情報はハローワークで得ることができます。自治体によって、どのような方法で申し込みを行うか、入学の時期などに違いがありますので、ハローワークで確認してください。

    今までの勤め先で雇用保険に加入していた場合、学費が免除されることもあります。こちらも年齢の上限はありません。ただし、入学に際して高校卒業程度の学歴があることが必要となります。

    【参考】全国保育士養成協議会

    求人の年齢制限は

    保育士資格の取得後、実際に就職をする場合、求人年齢の制限はあるのでしょうか。現在は求人に際して年齢制限を設けることは禁止されています。職種によっては例外もありますが、多くの職種については年齢の制限はありません。

    もちろん保育士も就職に際して年齢の制限はないということが前提になっています。ただし、園によっては年齢制限の規定を設けているところもあります。何歳まで働くことができるのか、はっきりとしたことは応募の際にしか分からないことが多いです。もし不合格になったとしてもそれが年齢の問題だったのか、それとも他の理由なのか、それを知ることはできません。

    ただし、保育補助の仕事などはどのような年齢でも広く募集しており、就職する前に働き方について多くの情報を得ていることも就職活動に役立つはずです。

    このように年齢の上限について条件がないこともありますが、もし公立の保育園に就職を考えているときは年齢の制限がある場合が多いことを覚えておくとよいでしょう。これは公立保育園が公務員であるからです。公立保育園の保育士は、公務員試験を受けて合格する必要があります。そのため、公務員試験の年齢制限が適用されるのですこの年齢は自治体によって違いがありますが、おおむね30歳くらいを上限にしているところが多いようです。

    保育士の年代別就職状況

    では実際の就職状況はどのようになっているのでしょうか。2018年の厚生労働省の保育施設の年齢別構成割合の資料を見ると40代以上の割合が41%という結果が出ています

    つまり、保育施設で働く約半数の方は40代以上ということです。では次に年代別の就職状況や面接の際のポイントもあわせてお伝えいたします。

    40代

    保育園側は子育ての経験や社会経験のある即戦力の人材を求めています。そのため、40代の保育士を積極的に採用したいと考えている園も多いようです。ただし、現在働いている保育士との関係もあるため、その園の保育士の年齢などを考えて面接にのぞまれるとよいでしょう。

    自分より若い保育士の方が中心になって活躍している保育園の場合には、チームワークを大切にして仕事をする姿勢をアピールすると採用の可能性が高まるはずです。

    50代

    園の採用として一番の心配ごとは健康面です。この問題が解消できれば園でも積極的に採用をしたいと考えるはずです。生経験もあり、他の保育士にも良い影響を与えることが期待されているのがこの年代です。また、現在多くの保育園でも50代の保育士が活躍しています。

    もし、体力的に不安があるのなら、パートや保育補助などで働くことも考えてみるとよいでしょう。

    60代

    定年がある保育園では60代での就職は厳しい場合があるかもしれませんただ、子どもにとって幅広い年代の人との関わりはとても大切です。また保育士不足の問題を抱えている園もたくさんあるでしょう。そういったことを考えると60代でもまだまだ保育士の経験が活かせるチャンスがあるはずです。

    しかし、心配なのは体力の問題です。体力が心配な方は短時間勤務やパートなどの働き方を選べば無理なく働き続けることができるはずです。

    【参考】厚生労働省 保育士の現状と主な取り組みから保育施設の性別・年齢層別職員構成割合(平均)

    定年後にも長く働くために

    多くの保育園では定年制をもうけていますが、その後に再雇用として同じ園で働くことが可能な場合が多くなってきています。

    もちろん園もベテランの保育士の存在を大切にしたいと考えていますそのため、定年後も引き続き働いてほしいと引き止められることもあります。ではそのような場合、どのようなことに気をつけて働くとよいのでしょうか。ここでは定年後も長く働くためのポイントをご紹介します。

    働きやすい職場

    職場の雰囲気が良く、自分の気持ちを正直に話せるような職場であるかどうかは大切なポイントです。自分だけでなく、自分の家族に対しての理解があれば、家族のための休みでもとりやすく、また仕事への配慮もしてくれるはずです。定年後も保育士の経験を大切にしてくれるような環境であることは働くうえでとても大切です

    年齢を重ねていることで、多少動きが緩やかでも、若い保育士にはない多くの経験や、保護者との信頼関係を評価してくれるはずです。今までの保育士としてのキャリアを大切にしてくれる職場であれば定年後も安心して働けるでしょう。

    働き方を再考

    定年後も働きたいけど、今までのようなフルタイムは体力的に難しいと感じているならば、ぜひ働き方を考えてみてください。たとえば、担任ではなく、副担任という形で保育に関わっていくことや、保育補助で保育以外の仕事で保育園に関わっていくこともよいでしょう。

    その他、時短勤務やパートなど自分に合った働き方をみつけてみてもよいでしょう。精神的にも体力的にも無理のない働き方を再考してみてください。

    体調管理

    定年後に長く働くために一番大切なのは体調管理です。保育士は子どもの病気がうつってしまったり、抱っこやおんぶをしているうちに、腰痛が出てしまいがちです。ちょっとしたことでも放置しておくと大きな病気や怪我になりかねません。

    調子が悪いと感じたら無理をせず、病院に行ったり、薬を飲んだりするようにしましょう。上手に体調管理をすることで定年後も仕事を続けることができるはずです。

    保育士は子どもにとって環境の一部!

    保育士は子どもにとって大切な環境の一部であることを知っていますか。保育園は子どもにとって初めての社会生活です。そして、保育園で子どもに関わる人のすべては子どもにとって大人のモデルとなります。

    模範的であることも大切ですが、もっと大切なことは、子どもにとって大人っていいなと思ってもらえることです。そのためにも保育園にはさまざまな年代の方が働いているということが理想です。

    今の60代はまだまだ働ける現役世代です。ぜひ定年後にも子どもたちと積極的に関わっていくことをおすすめします。そして、子どもたちに温かい人との関わりを体験させてあげてください。

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