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    保育士になるのに学歴は必要?中学・高校卒で保育士を目指す方法を解説

    #保育士の就職・転職ガイド 2022/06/16

    子どもと関わる仕事をしたいと考えている方にとって、保育士は理想の仕事ではないでしょうか。また、保育士は国家資格でもあるため、全国どこでも仕事ができます。今住んでいる地域や家族の転勤先でも仕事が見つけやすいでしょう。

    そんな理想的な仕事である保育士ですが、その資格を得るためにはどんな学歴が必要なのでしょうか。今回は学歴ごとに保育士資格取得に必要な準備をご紹介します。これから保育士を目指そうと考えている方、保育士の仕事に興味を持っている方はぜひ参考にしてください。

     

    保育士になるためには

    保育士になりたいと考えている方にとって、保育士になるまでの道のりを知ることがまず初めの一歩ではないでしょうか。保育士になるためには保育士試験に合格する必要がありますここでは保育士試験に必要な学歴について具体的に取り上げていきます。

    まずは自分の学歴について確認してみましょう。学歴を確認する際に大切なことは自分の卒業した学校が文部科学省の定めた日本の「学校教育法」に基づく学校かどうかです。ここで注意が必要なのがインターナショナルスクールやアカデミー、などが名称に入っている学校です。これらは法令に基づいていない可能性が高いため、保育士試験を受けられる学歴に該当しない場合があります。

    もし、法令に基づいていない学校を卒業した場合や海外の学校を卒業した場合の受験資格については、保育士試験事務センターまで問い合わせをしてください。ここでは法令に基づいた最終学歴ごとにその受験資格を整理してご紹介します。

    保育士になる方法

    原則として、保育士になるために学歴は必要ではありません保育士になるためには保育士試験に合格するか保育士養成校を卒業すれば保育士になることができます。もちろん保育士試験は簡単ではありませんが、多くの方は保育士試験に合格して保育士になっています。

    高卒の場合

    高卒の場合には卒業後に厚生労働省が認定した保育士養成校へ進学します。2年制であれば短大や専門学校、また子どもについて多くの学びを得たいと考える方は4年制の大学進学も考えてみてもよいでしょう。

    ただ、そのような学校に通わずに保育士になりたいと考える場合は保育士資格への受験もあります。その場合、高校を平成3年3月31日以前に卒業した方や高校保育科を平成8年3月31日以前に卒業した方は受験資格があります。それ以外の方は児童福祉施設で2年以上かつ2,880時間以上の実務経験が必要となります。実際に児童福祉施設で働きながら保育士を目指す方も多く、施設側も試験に配慮した働き方を考えてくれる場合もあります。

    中卒の場合

    中卒の場合は児童福祉施設で5年以上かつ7,200時間以上の実務経験があれば、保育士受験資格を得ることができます。もちろん、1カ所の施設ということではありません。途中で職場を変えたとしても、合わせて5年以上で規定の時間に達していれば大丈夫です。

    ただし、実務経験の規定が1日6時間で1ヶ月20日以上となっていますので、この要件を守ることは必要です。また、高等学校卒業程度認定試験に合格することで高卒と同等の学歴となるためチャレンジするのもよいでしょう。

    その他、定時制高校や通信制高校などの選択肢もあるため、働きながら高校を卒業することもひとつの方法です。

    短大卒以上の場合

    大学や短大を卒業している場合、保育士と関係のない学部、学科でも受験資格があります。

    たとえば、大学の工学部を卒業していても保育士試験の受験資格はあります。大学の場合、在学中であっても中退しても2年以上の在学があり62単位以上の修得があれば受験することが可能です。専門学校卒の場合もその学校が国に認められた専修学校であり、2年以上の専門課程を修業している場合、保育に関係ない課程であっても受験資格が認められます

    保育士養成校への入学

    保育士資格の受験に自信がない方は、保育士養成校への入学も考えてみるとよいでしょう。養成校は卒業と同時に保育士の資格が取得できるカリキュラムがあります。養成校の多くは社会人入試枠を設けており、働きながら保育士を目指す方を受け入れています。

    もちろん高卒程度の学歴は必要となりますが、高等学校卒業程度認定試験を取得していれば可能です。養成校のメリットは実習や実技の時間が多く、実践に対応した授業を受けられることです。卒業後すぐに自信をもって保育士として働くことができるのが養成校の強みです

    児童福祉施設とは

    高卒で保育士受験資格がない場合や中卒の場合、児童福祉施設での実務経験が必要とお伝えしましたが、児童福祉施設とはどういうものなのでしょうか。

    児童福祉施設は子どものための保育、保護、養護を行う施設のことです。具体的には「保育所」や「幼保連携型認定こども園」「助産施設」「乳児院」「母子生活支援施設」「児童養護施設」などがこれに該当します。

    この中でも保育士を目指しているのならば「保育所」や「幼保連携型認定こども園」などで保育補助として実務経験を積んでいくことがおすすめです。保育補助とは保育士の補助として仕事をする立場ですが、実務経験を通して保育士の仕事を知ることができます。学歴で悩んでいる方にとって、実務経験を積んでおくことは大きな自信につながるはずです。

    学歴って必要?

    ここからは保育士になった後、学歴によって差がある場合をみていきます。

    初任給

    これは全ての職場とは限りませんが、学歴で初任給に差がある場合もあります。ただ、このような職場は年功序列の給与体系の場合も多いので、働いているうちに給与が追いついていくことになります。

    こども園への就職

    こども園への就職を希望する場合、幼稚園教諭の資格があったほうが有利になるかもしれません。現在は幼稚園教諭の資格を取得するためには、短大や養成校などを卒業する以外はありません。つまり進学するために高卒以上の学歴が必要となります。学歴によって就職先の選択肢が増える可能性があるでしょう。

    公務員保育士を目指す

    公立の保育士になりたいと考えている場合、学歴によって初任給が違うことを知っておくといいでしょう。ただ、この差は勤務年数が長くなってくると追いつく程度のものです。また、転職をして公務員の保育士になった場合、学歴よりもそれまでの実務経験が重要です。決して学歴だけで給与が決まるわけではありません。

    自治体の保育士養成講座

    自治体によっては職業訓練として2年間保育士養成講座で勉強ができる場合があります。講座が終了しても保育士の取得はできませんが、保育士資格受験のための準備をこの講座で行うことができます。

    ただし、この講座の利用要件に高卒の学歴が必要の場合があります。自治体によって学歴要件に違いがありますので、自分の住んでいる自治体を調べてみるとよいでしょう。

    就職に学歴は必要?

    保育士として保育施設に勤めるときに学歴は必要なのでしょうか?また、学歴によって合否が決まることがあるのでしょうか?新卒での面接の場合や、転職の場合など、ここではその状況によって学歴が必要かどうかをお伝えいたします。

    新卒での就職

    保育士の学歴はほとんど関係ないと言ってよいでしょう。同じ学校を卒業した保育士がいるときなどは面接で学校について話をする場合もあるかもしれません。ただしこれらは学歴が重要なのではなく、学生自身を知りたいという思いからのためです。あまり学歴のことは気にせずに、どんな保育をしたいかなど、未来に向けた思いを伝えるようにしましょう

    転職の場合

    転職の場合には学歴よりもこれまでの職歴が重視されます。今までの仕事内容や経験年数、保育スキルなどが重要になります。転職の場合は即戦力になる保育士を求めているため、転職の理由や、この園でやりたい保育など、実際に働く姿を想定した質問が多くなるでしょう。そのため、学歴はほとんど気にされません。

    保育士になるために

    今回は保育士になるための方法についてお伝えしてきました。養成校を卒業すること、もしくは保育士試験に合格することによって保育士になることができます。

    学歴がなくてもさまざまな方法で保育士になることは可能です保育補助として働くこともとても貴重な体験になるはずです。大切なことは学歴よりも、保育士になりたという熱意です。ぜひ多くの熱意を持って素晴らしい保育士になってください。

    【参考】

    児童福祉施設の概要まとめ!施設ごとの違いと特徴とは?

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