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    【保育士の中途採用】保育士不足で受かりやすい?メリットを解説

    #保育士の就職・転職ガイド 2021/11/19

    転職や復職を検討している方にとって、気になるのが求人状況ではないでしょうか。

    いまだ続く待機児童問題ですが、その理由のひとつに慢性的な保育士不足があります。

    全国的に保育士の需要は高く、求人も多数みられます。

    働き先を見つけやすい状況にあるといえますが、果たして、中途採用でも受かりやすいのかでしょうか。

    そこで今回は、保育士の中途採用について徹底解説いたします。

    中途採用と新卒採用の違い、中途採用のメリットなど、気になる疑問点をまるごと解決していきましょう。

    中途採用の狙い目の時期や転職活動を成功させるコツなどもご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

     

    保育士の中途採用の現状

    待機児童問題の解消に向けて、国や自治体では保育士確保のためさまざまな政策を進めています。

    その結果、2017(平成29)年4月時点で 26,081人いた待機児童は、2020年(令和2年)4月時点で12,439人とわずか3年で大幅に減少してきています。

    【参考】厚生労働省「2020(令和2)年4月1日時点の待機児童数について」

    しかし、保育士不足はいまなお続いているのが現状

    厚生労働省の資料によると、2021(令和3)年7月時点での保育士の有効求人倍率は全国で2.29

    同時期の全職種平均の有効倍率1.11倍と比べると2倍以上であり、保育士の需要は全国的にかなり高い傾向にあることがわかります。

    【参考】厚生労働省「保育⼠の有効求⼈倍率の推移(全国)」

    保育士不足の解消に向け、今後も保育士の有効求人倍率は高い水準で推移していくとみられており、中途採用の保育士も比較的好条件で転職や復職できる可能性が大きいと考えられます。

    保育士の中途採用と新卒採用の違い

    では、保育士の中途採用は新卒採用とどのような違いがあるのでしょうか。

    中途採用の保育士に期待されることや雇用条件に注目して、中途と新卒の違いを確認しておきましょう。

    中途採用は即戦力が求められる

    保育士を新卒で採用する際、雇用側が最も重視しているのは「人柄」だと言われています。

    新卒の保育士には当然ながら経験や知識が足りません。

    しかしその分、教育期間中にどれだけ熱心に学んできたか、仕事に対するやる気、周りと円滑なコミュニケーションを図れるかなどを評価します。

    一方、中途採用で重視するのは「知識」と「経験」

    社会人としての一般常識を備えているのはもちろん、保育に関する知識と経験を十分に備えた即戦力として活躍できる人材が求められます。

    中途採用は雇用条件を交渉できる可能性大

    新卒採用の保育士の場合、雇用条件を交渉できるケースは少なく、求人情報で提示された条件のまま採用されるのが一般的です。

    一方、中途採用の保育士の場合には、保育に関するこれまでの知識と経験をアピールできるので、雇用主と雇用条件の交渉がしやすい傾向にあります。

    交渉次第ではさらなる給与アップも望めるでしょう。

    保育士の中途採用のメリット

    保育士の中途採用と新卒採用の違いを把握すると、中途採用の強みがみえてきますよね。そこでここでは、中途採用のメリットをまとめてみました。

    給与アップが望める

    中途採用の場合、新卒採用と比べて最初から給与水準が高めに優遇されるのが一般的です。

    さらに、これまでの知識と経験が評価されれば、役職を狙えるチャンスもありますよ。

    少なくとも以前の職場と同等、またはそれ以上の給与アップが望めるでしょう。

    好待遇が望める

    人員体制の強化をはかっている保育園では、即戦力のある中途採用の保育士が歓迎されます。

    前述した通り、これまでに得た豊富な知識と経験をもとに雇用条件の交渉ができるため、希望の条件にかなり近い好待遇で働ける可能性も高いでしょう。

    保育士の中途採用の狙い目の時期

    保育士の中途採用における基礎知識を深めたところで、ここからは転職活動の狙い目の時期をみていきましょう。

    求人が増えるタイミングで動けば、成功率がかなり高まりますよ。

    希望の条件にマッチする好待遇の保育園もみつけやすいでしょう。

    最も狙い目は12~2月

    保育士が中途採用で転職しやすい時期は、年度末より少し早めの12~2月頃といわれています。

    保育士は担任制が多いので、退職時期は年度末に集中します。

    そのため、3月に退職する職員の補充に向けて12~2月頃から求人が増加する傾向にあるのです。

    厚生労働省がまとめた資料をみても、保育士の求人数は毎年10月頃から増え始め、1~2月にピークを迎えることがわかります。

    また、同資料によれば、保育士の仕事を探している求職者は毎年4~6月頃に多く、12月に最も少ないことも報告されています。

     

    保育士の求人数

    保育士の求職者数

    最も多い時期

    12~2月頃

    4~6月頃

    最も少ない時期

    5月頃

    12月頃

    つまり、転職や復職に向けて本格的に動き出すなら、12~2月頃が最も狙い目求人数が多いうえに仕事を探している人も少ないため、選択肢が多く、よりよい職場に巡り合える可能性が高まります。

    求人が増え始める10月頃から、少しずつ情報収集をはじめておくとより万全ですよ。

    【参考】厚生労働省「保育⼠の有効求⼈倍率の推移(全国)」

    7~9月も穴場

    前述した12~2月頃と比べると求人数は少なめですが、7~9月頃も狙い目の時期のひとつです。

    ボーナスをもらってから退職する保育士も少なからずいるため、人員確保のためこの時期に求人をかける場合があるのです。

    7~9月頃に出てくる求人もこまめにチェックしておくとよいでしょう。

    転職活動を成功させるためには、狙い目となる時期を見逃さないことが大切です。

    12~2月頃、または7~9月頃を目安にできるだけ早めに動きだすようにしてみてくださいね。

    中途採用の転職活動を成功させるためのポイント

    ここからは中途採用の転職活動の総まとめです。

    これまでの内容を踏まえながら、転職活動を成功させるためのポイントをご紹介いたします。

    保育士の中途採用に求められるスキル

    まずは、中途で採用する保育士にはどのようなスキルが求められているのかを見ていきましょう。

    即戦力

    前述の通り、「人柄」を重視する新卒採用とは異なり、中途採用では保育士としての「知識」と「経験」を豊富に備えた人材が求められます。

    いち早く現場に馴染んで即戦力として活躍することが期待されており、それに応じた給与が支払われるのです。

    そのため、転職や復職を検討している方は、自分の知識や技術をブラッシュアップしておくとよいでしょう。

    とくに前職からブランクがある方は、自治体や民間事業などが開催する再就職セミナーや実技研修などを受講しておくと安心です。

    前職の時の常識が、現在では過去のものとなっている場合もあります。

    復職後自信をもって活躍していくために、保育全般の知識を最新のものへとアップデートしておきましょう。

    コミュニケーション力

    保育を安全かつ円滑に進めていくためには、職場の上司や同僚、子どもたちや保護者の方と、多方面で良好な人間関係を築くことが重要です。

    そのため、コミュニケーション力は中途採用の際にも、しっかりと注視される重要なスキルです。

    傾聴力

    傾聴力とは、相手の話に目と耳をしっかりと傾けて聴くスキルのことで、コミュニケーションの基本となります。

    ただ話を聞くだけでなく気持ちに寄り添うことで、相手の悩みに対して適切なアドバイスができるようになるため、子どもとの関りを深めたり、保護者のサポートや後輩保育士の育成に役立てることができます

    とくに、役職に就くことを目指している方は、ぜひ傾聴力を磨いておくとよいでしょう。

    自分にマッチした職場を探すためのコツ

    せっかく転職や復職をするからには、自分に合う保育園を見つけて、できるだけ長く働いていきたいものです。つづいては、職場探しで押えておきたいポイントをみていきましょう。

    妥協できない条件を吟味しておく

    前述の通り、全国的に保育士の求人は多くあります。それはつまり、保育士の売り手市場で、働きたい職場を妥協せずに選べる状況にあるともいえるのです。

    有給や産休など休暇の取りやすさ、ボーナスなどの各種手当の有無、職場の雰囲気、保育方針の合致など、まずは、絶対に妥協できない条件をしっかりと吟味しておきましょう。

    希望にしっかりマッチした、長く働きたいと思える保育園を見つけてみてください。

    保育園の雰囲気も要チェック

    保育園の雰囲気も重要なチェック項目です。

    どんなに給与やボーナスなどの待遇がよくても、職場の人間関係がギスギスしていると、長く働いていくことは難しいでしょう。

    働いてみたいと思える保育園を見つけたら、事前に見学をして保育園の雰囲気を体験しておきましょう。

    特に保育士の年齢層や子どもたちの表情などを確認しておくと、自分が働いたときのイメージがつかみやすくなります。

    まとめ

    慢性的な保育士不足により、保育士の求人数は多くみられ、とくに知識と経験豊富な中途採用の保育士は歓迎されています。

    中途採用の人材には即戦力が求められるので、転職活動をしながら、すぐに活躍できるよう最新の知識を身につけておくことが必要です。

    中途採用は雇用条件の交渉ができたり、給与アップが望めたりと、新卒採用にはないメリットもたくさんあります。

    中途採用の狙い目の時期や、成功させるためのポイントをしっかりと押さえて、ぜひ自分にぴったりマッチするすてきな職場をみつけてみてください。

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