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    【保育士になるには】資格取得の方法や保育士として働くメリットを解説

    #お役立ち情報 2021/09/23

    子どもが好きで子どもに関わる仕事がしたい、子育てがひと段落したから経験を活かせる仕事をしたい……。

    保育士になりたい理由は人それぞれですね。

    いざ「保育士になりたい」と思っても、どうすればいいのかわからないという方は多いのではないでしょうか。

    今回は保育士資格の取得方法や、保育士試験に関する情報をまとめました。保育士として働くまでの流れも詳しく紹介していきます。

    保育士になりたいと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。

     

    保育士資格を取得するためには

    保育士資格は国家資格です。

    保育園で働くには、まず保育士資格の取得を目指す必要があります。

    保育士資格を取得するには3つの方法があります。

    それぞれ難易度も費用も違ってくるので、自分に合った方法で資格取得を目指しましょう。

    学校に通って取得

    厚生労働省が指定する保育士養成学校(専門学校、短大・4年制大学)に進学し、所定の科目・課程を履修することで、卒業時に保育士資格を取得できます。

    保育士養成学校の多くは、保育士資格だけではなく幼稚園教諭免許の両方を取得できます。

    幼保一元化の政策により、保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を持っている人が優遇されやすいので、両方の資格が取得できる学校を選択すると就職に有利でしょう。

    特に幼稚園教諭免許は学校を卒業しないと取得できないため、チャンスがあればぜひ取得しておきたい資格です。

    しかし、デメリットとして学費がかかるという点があります。

    また、専門学校、短大でも最低2年間の通学が必要なので、時間に余裕がある人に向いている方法です。

    保育士試験を受ける

    保育士試験は、「保育士資格」を取得するための国家試験です。

    年に2回、4月と10月にあり、筆記試験と実技試験、両方の試験に合格することで資格を取得できます。

    保育士試験では、不合格になった科目だけを再度受験できるので、何回も挑戦する方も多くいます。

    独学の場合は、テキスト代と受験料のみなので、学校に通うよりも費用を抑えることができます。

    保育士試験の通信講座などもあるので、あわせてチェックしてみて下さいね。

    職業訓練校に通う

    職業訓練校は失業中の人が再就職をするために公共職業訓練を行う施設のことです。

    国や自治体が主体となって運営しており、その中に保育士資格を取得できる学校があります。

    職業訓練校に通うためにはハローワークに求職の申し込みをしているといった条件や、入学できる時期が決められているので、自分の住む地域の職業訓練校を確認してみましょう。

    保育士試験はどんな試験?

    保育士資格を取得するために保育士試験を受験するという方法を選択する方もいるでしょう。保育士試験の内容についてまとめました。

    受験資格

    保育士試験の受験資格は、最終学歴によっても異なります。

    大学、短大卒

    教育、福祉といった保育とは関係のない学部・学科であっても、卒業していれば受験資格があります。

    専門学校卒

    以下の2つの条件が満たされていれば、教育、福祉といった保育とは関係のない学部・学科であっても、卒業と同時に受験資格が得られます。

    • 学校教育法に基づいた専修学校であること
    • 卒業した課程が修業年限2年以上専修課程であること

    高等学校卒

    卒業年度によって受験資格の有無が異なります。また、大学、短大、専門学校を中退している場合もこちらの受験資格があてはまります。

    • 1991年3月31日以前に卒業
    • 1996年3月31日以前に保育科を卒業

    上記の場合は無条件で受験資格があります。

    • 1991年4月1日以降に卒業
    • 1996年4月1日以降に保育科を卒業

    上記の場合は「児童福祉法に基づく児童福祉施設」で2年以上かつ2880時間以上の実務経験で受験資格を得ることができます。

    【参考】 一般社団法人全国保育士養成協議会

    資格取得までの流れ

    保育士試験を受けるまでの流れを見ていきましょう。

    1. 受験申請の手引きを資料請求
    2. 必要なものを揃える(受験申請書、卒業証明書、受験手数料など)
    3. 受験申し込み手続きを行う
    4. 受験票の受け取り
    5. 試験(筆記試験)
    6. 筆記試験の合否発表
    7. 試験(実技試験)
    8. 実技試験の合否発表
    9. 全ての科目で合格することで保育士資格を取得

    【参考】 保育士試験を受ける方へ|一般社団法人全国保育士養成協議会

    必要な科目

    保育士試験には筆記試験と実技試験があります。

    筆記試験は9科目から160問、実技試験は音楽表現、造形表現、言語表現の中から2分野を選択します。

    筆記試験

    出題科目

    出題範囲

    問題数

    保育原理

    ・保育の意義

    ・保育所保育指針における保育の基本

    ・保育の目標と方法

    ・保育の思想と歴史的変遷

    ・保育の現状と課題

    20問

    教育原理

    ・教育の意義、目的及び児童福祉等との関連性

    ・教育の思想と歴史的変遷

    ・教育の制度

    ・教育の実践

    ・生涯学習社会における教育の現状と課題

    10問

    社会的養護

    ・現代社会における社会的養護の意義と歴史的変遷

    ・社会的養護と児童家庭福祉

    ・社会的養護の制度と実施体系

    ・施設養護の実際

    ・社会的養護の現状と課題

    10問

    児童家庭福祉

    ・現代社会における児童家庭福祉の意義と歴史的変遷

    ・児童家庭福祉と保育

    ・児童家庭福祉の制度と実施体系

    ・児童家庭福祉の現状と課題

    ・児童家庭福祉の動向と展望

    20問

    社会福祉

    ・現代社会における社会福祉の意義と歴史的変遷

    ・社会福祉と児童家庭福祉

    ・社会福祉の制度と実施体系

    ・社会福祉における相談援助

    ・社会福祉における利用者の保護にかかわる仕組み

    ・社会福祉の動向と課題

    20問

    保育の心理学

    ・保育と心理学

    ・子どもの発達理解

    ・人との相互的かかわりと子どもの発達

    ・生涯発達と初期経験の重要性

    ・子どもの発達と保育実践

    ・生活や遊びを通した学びの過程

    ・保育における発達援助

    20問

    子どもの保健

    ・子どもの健康と保健の意義

    ・子どもの発育・発達と保健

    ・子どもの疾病と保育

    ・子どもの精神保健

    ・環境及び衛生管理並びに安全管理

    ・健康及び安全の実施体制

    ・保健活動の計画及び評価

    20問

    子どもの食と栄養

    ・子どもの健康と食生活の意義

    ・栄養に関する基本的知識

    ・子どもの発育・発達と食生活

    ・食育の基本と内容

    ・家庭や児童福祉施設における食事と栄養

    ・特別な配慮を要する子どもの食と栄養

    20問

    保育実習理論

    ・保育実習理論

    ・保育実習実技 

    20問

     

    実技試験

    出題分野

    出題内容

    配点

    音楽表現に関する技術

    幼児に歌って聴かせることを想定して、課題曲の両方を弾き歌いする。

    求められる力:保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること。

    50点満点

    造形表現に関する技術

    保育の一場面を絵画で表現する。

    求められる力:保育の状況をイメージした造形表現(情景・人物の描写や色使いなど)ができること。

    50点満点

    言語表現に関する技術

    3 歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、課題絵本のうち一つを選択し、

    子どもが集中して聴けるようなお話を行う。

    求められる力:保育士として必要な基本的な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方ができること。

    50点満点

     

    【参考】 一般社団法人全国保育士養成協議会

    保育士として働くまでの流れ

    保育士として働くまではどのような流れとなるのでしょうか。

    保育士資格を取得する

    保育士資格を取得することでまずはスタートラインに立つことができます。

    保育士資格が無くても、保育補助として働くことができる園もあります。

    就職先を探す

    ハローワークや保育士専門の転職サイトなどを利用して、就職先を探しましょう。

    保育園

    保育士の勤務先として一番多いのが保育園です。方針や規模によって、それぞれの園に特色があります。

    就職希望者向けに保育園見学を行っていれば、求人票では知ることができない情報を得られるチャンスなの積極的に申し込んでみましょう。

    保育園以外に保育士資格が生かせる職場

    保育園以外でも保育士資格を活かして働くことができます。

    • 助産施設
    • 乳児院
    • 母子生活支援施設
    • 児童厚生施設
    • 児童養護施設
    • 学童クラブ など

    採用試験

    公立保育園以外は各園で採用試験が行われます。

    面接だけではなく、ピアノや絵本の読み聞かせの実技試験を行う園もあるので、要項を確認しておきましょう。

    勤務開始

    採用試験に合格すれば、晴れて採用となります。

    養成学校を卒業して資格を取得する場合は、4月からの勤務となりますが、保育士試験で保育士資格を取得した場合は、年度途中からでも働くことができます。

    保育士として働くメリット

    子どものプロである保育士。保育士として働くことのメリットとはなんでしょうか。

    子どもの成長を見守ることができる

    子どもの成長を間近で見守ることができるのは、保育士の仕事のやりがいの一つ。

    0歳児クラスに入園した頃は泣いてばかりで、まだ寝返りだったのに、園の生活に慣れてハイハイをして立てるようになった。

    運動会や発表会などの行事で、子どもたちが一生懸命に頑張っている姿を間近で見ることができたなど、卒園の日はさまざまなことが思い出されて、涙なしでは過ごせないでしょう。

    刺激がたくさんの毎日で、子どもの成長していく姿を見ることができるのは、保育士として働く最大のメリットです。

    資格さえあればどこでも働くことができる

    家族の転勤で引っ越すことになっても、保育士資格があれば全国どこでも働くことができます。

    家族が転勤の多い仕事をしていたり、引越しが好きでさまざまな地域に住んでみたいと考えている方にも心強い資格です。

    地域によって保育方針や考え方も違うのでさまざまな園を経験できるのも楽しいですね。

    自分の子育てにも役立つ

    保育の仕事はオムツ替えや食事の介助といった生活周りのことから、製作や手作りおもちゃといった遊びまで、子どもの発育にたくさん触れることができます。また子どもの危険回避には素早く対応できる判断力や知識が必要です。

    保育士として積んだ経験は自分の子育てに大いに役立つでしょう。

    まとめ

    保育士資格の取得方法や保育士試験に関する情報と、保育士として働くまでの流れについてまとめました。

    保育士資格を取得する方法には何種類かあります。

    費用や時間など、自分が取得しやすい方法を選んでください。

    保育士は子どもと一緒に成長できる、やりがいのある仕事です。保育士不足で需要も多い仕事なので、ぜひ挑戦してみてください。

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