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    児童館の保育士の仕事。仕事内容や保育園との違いなどをまとめて解説!

    #お仕事図鑑 2021/07/14

    保育士資格を活かして働ける施設の一つに、児童館があります。

    小学生の頃、児童館で遊んだ経験もあるのではないでしょうか。

    普段利用しなければ、児童館での仕事内容や児童館という場所にももあまりピンとこないかもしれません。

    今回は児童館で働く保育士の仕事内容や、働くメリット、気になる給与について紹介します。

     

    児童館とはどんなところ?

    児童館とは、児童福祉法第40条に規定する児童厚生施設の一つで、地域において児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、又は情操を豊かに育むことを目的とする児童福祉施設のことです。

    全国におよそ4500か所あり、それぞれ都道府県や市町村、社会福祉法人などが運営しています。

    0歳~18歳までのすべての児童が自由に利用でき、放課後児童の育成や指導、子育て家庭の相談等を行っています。

     

    【参考】児童館について|厚生労働省 – 子ども・子育て支援

     児童館の概要と役割

    児童館には以下のような役割があります。

    • 遊びや生活を通した子どもの発達の増進
    • 子どもの安定した日常生活の支援
    • 子どもと子育て家庭が抱える可能性のある課題の発生予防・早期発見と対応
    • 子育て家庭への支援
    • 子どもの育ちに関する組織や人のネットワークの推進

    遊び場の提供だけではなく、子育て家庭への支援など、幅広い役割を担っています。

    【参考】児童館について|厚生労働省 – 子ども・子育て支援

     児童館の種類

    児童館には3種類あり、それぞれ特徴や規模が異なっています。

     小型児童館

    小型児童館は、施設面積が217.6平方メートル以上と定められており、小規模の児童館を指します。

    児童に遊びを与え、健康を増進し情操を豊かにする。地域組織活動を促進することを特徴としており、子育て世帯への相談や、遊びの提供、低学年児童の遊び場といった役割があります。

    地域に根差した身近な施設といえるでしょう。

     児童センター

    児童センターは、小型児童館の役割に加え、児童の体力増進や運動機能の発達を指導する役割を担っています。

    施設面積は通常の児童センターは336.6平方メートル以上。大型児童センターは500平方メートル以上と定められており、屋内のアリーナや屋外に運動場などを併設している使節が多いです。

    中でも大型児童センターは高学年の体力向上を目的としています。

    中学生や高校生も学校帰りに利用したり、部活動の一環として施設を借りることもあります。

     大型児童館

    大型児童館は、A型が2000平方メートル以上、B型は1500平方メートル以上という広大な敷地を持つ、児童館の中で一番大きなものとなります。

    小型児童館、児童センターの機能や役割に加え、自然の中で宿泊や野外活動が行える機能も備えています。

    A型大型児童館は県内児童館の指導及び連絡調整等の中枢機能としての役割も担っています。

    ほかの施設との違い

    児童館と同じく0歳~17歳までの児童が利用する児童福祉施設には、保育園や学童クラブがあります。

    児童館と保育園、学童クラブのそれぞれの違いをまとめてみました。

     保育園と児童館の違い

    保育園は0歳~未就学の子どもを預かる児童福祉施設です。

    保護者の方の就業等の理由により子どもを預かり保育することが目的です。

    児童館は0歳~18歳までの児童が自由に来館して遊ぶことができるため、保育園と比べると年齢の幅が大きく異なります。

    また、子どもを預かるのではなく、未就学児は保護者の方と一緒に児童館を利用することがルールです。

     学童クラブと児童館の違い

    学童クラブは保護者の方の申請により登録した小学校入学~小学6年生までの児童が利用する生活の場です。

    児童館は0歳から18歳までの児童が自由に来館して遊ぶことができる場所です。施設によっては同じ敷地内に学童と児童館が設置されていますが、場所や活動内容は分けられています。

    児童館で働く保育士の仕事内容

    児童館の仕事内容は、施設や規模によって大きく異なります。規模や地域性によって、利用する年齢や活動も大きく変わってくるでしょう。

    • 生活全般のコーチング
    • イベントやプログラムの企画、運営
    • 保護者の方とのコミュニケーション
    • 上記に付随する事務処理

    おおむね上記のような仕事内容になります。

    また、この他にも子育て相談の対応、家庭や学校との連携なども行うため、仕事内容は多岐にわたるでしょう。

    以下は児童館で働く保育士の1日の仕事の例です。

     

    10:00 出社、子どもたちを迎える準備

    12:00 ミーティング

    14:30 子どもたちを出迎え

    16:30 外遊び、おやつの提供

    18:00 お迎えの対応

    18:30 翌日の準備

    19:00 退社

     

    午前中にイベントなどが無い場合、子どもが来るのは午後になるため、午前中は事務作業などにあてます。

    児童館で働く保育士の給与

    児童館で働く保育士の給与は平均年収が約314万円です。保育士の平均年収が約309万円なので、大きな差はありません。

    児童館は令和元年の統計で全国に4453か所の施設があります。そのうち半分以上に当たる2553か所は公営の児童館です。

    公営と民営では給料体系が異なるため、年収も変わってきます。

    公営の児童館で働くには公務員試験を受ける必要があることも覚えておきましょう。

    児童館で保育士として働くメリット

    児童館で保育士として働く場合、どんなメリットがあるのでしょうか。

    働くメリットを3つあげます。

     メリット①様々な年齢の子どもと関わることができる

    保育園は0歳~未就学の子どもを預かる施設。

    学童保育は小学校入学~小学6年生までが利用する施設です。

    一方児童館は0~18歳未満と利用できる年齢が幅広くなります。保育園や学童保育とは違う経験ができるでしょう。

    幅広い年代の子どもとの関わりや発達を経験できる施設はあまりないので、児童福祉の経験を積みたい、子育て支援にも従事したいと考えている方にとっては、児童館はぴったりの職場です。

     メリット②持ち帰りの仕事が少ない

    保育園や学童保育は日誌、月案、個人記録など保育以外にも事務作業がたくさんありますが、児童館は利用する児童が決まっていないため、毎日日誌を書く必要はありません。

    活動記録や学校との連携で事務作業はありますが、保育園のようにたくさんあるわけではありません。

    また、規模の小さい児童館では子どもの来館は午後が中心で、午前中は落ち着いて事務作業にあてられる場合がほとんどです。

    プライベートを充実させたいと考えている方にとっては、働きやすい環境といえますね。

     メリット③固定勤務が多い

    施設によって多少前後するものの、児童館の開館時間は午前9時~午後6時がほとんどです。

    保育園と違い開いている時間が短く、働く職員も固定時間で勤務できます。

    ただ休日には注意しましょう。

    児童館は土日も開館し、中には休館日は月数回のみという場合もあります。

    働く職員は交代で休日をとることになるため、カレンダー通りに休むことができる施設は少ないと言えるでしょう。

    児童館で働くために必要な資格

    児童館で働くための資格は施設によって異なります。

    • 保育士、社会福祉士、幼小中高教員、養護教諭の資格
    • 幼稚園、保育園、小学校、児童館、児童養護施設での勤務経験がある
    • 学童保育での勤務経験がある
    • 大学の社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学、体育学部いずれかを卒業

    上記のような応募要件を定めている施設が多いです。

    児童館で働くためには、子どもの発達や心理に関する知識が求められます。

    児童館を含む児童厚生施設は、国の基準として児童の遊びを指導する職員を配置するように定められているため、施設によっては放課後児童支援員の資格取得が必須の場合もあります。

    無資格でも働くことができる施設もあるので、求人をよく確認してください。

    まとめ

    児童館で働く保育士のメリットや、仕事内容についてまとめました。

    児童館は保育園や学童保育とは違い、0歳~18歳までの幅広い年代の子どもと関わることができます。

    遊びや運動のサポート、イベントの企画などがメインとなりますが、最初は子どもとの関わり方がわからず戸惑うことも多いかもしれません。

    さまざまな年代の子どもと関わることができるので、児童福祉を学びたいと考えている方にはぴったりの職場といえるでしょう。

    実際にどんなことをしているのか気になる方は近くの児童館に遊びに行ってみるのもよいかもしれませんね。

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