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    保育士も英語力を活かして働ける?幼児英語教育の現状や資格も紹介

    #お仕事図鑑 #キャリアアップ・資格 2020/10/30

    2020年度から始まる小学校3年生からの英語の必修化。英語の必修化にあわせて、幼児教育から英語を取り入れる保育園、幼稚園が増えてきています。保護者の方の英語に対する意識も高く、幼稚園ではなくインターナショナルスクールを選んだり、幼児英語教室に通ったりするという選択肢も増えました。

    英語教育の低年齢化が進んでおり、グローバル社会に向けて動き出している中、保育士も英語力が必要とされるようになるのでしょうか?

    今回は保育園における幼児英語教育の現状や、英語力を活かして働くことができる幼児教育施設。英語力を可視化できる資格試験の有無などもあわせてご紹介したいと思います。幼児英語教育に興味がある方は必見です!

    保育園の英語教育の現状

    保育園での英語教育は必須ではないため、英語教育を取り入れているかどうかは保育園によって対応がさまざまです。外部講師を招いた英語教室を行っている保育園もあれば、英語教育は全く行わないという考えの保育園、英語を話せる保育士が常駐し、オールイングリッシュで過ごす日を取り入れている保育園などもあります。

    国際化により、外国人の方が保育園に入園することも珍しくなくなりました。保育士が英語を話せなければならないということはありませんが、外国人の子どもや保護者の方とコミュニケーションを円滑にとれるよう、最低限の会話はできるとよいですね。

    幼児期に保育園で英語を学ぶメリット・デメリット

    幼児期に英語教育を行うことのデメリットとして、日本語習得の遅れや、論理的思考が未発達になったりするといったことが考えられますが、早期の英語教育にはメリットも多くあるため、保育園でも取り入れる施設が増えました。

    英語が身に付きやすい

    2歳~5歳の間は学習能力が非常に高い時期でもあり、吸収力が大人とは格段に違います。最初は何を言っているかわからない英語も、すぐに理解し、高い学習効果をもたらすと考えられます。また、耳の機能も高く、耳からの情報を吸収しやすい時期でもあり、英語の発音もしっかりと聞き取ることができます。

    勉強ではなく遊びの一環として親しめる

    小学校・中学校になると、英語は「勉強」という位置づけになってしまい、勉強というだけでやりたくなくなったり、無理強いさせられていると感じたりする子もでてきます。また、机上での英語教育が多くなり、コミュニケーションを学ぶというよりかは、文法や単語を学ぶことが中心になります。

    その点、保育園や幼稚園で行う幼児英語教育は、歌やリトミックなどと合わせたコミュニケーションが中心です。遊びながら学ぶ中で、楽しみながら自然と英語を身につけることができます。

    外部講師を招いた英語教室

    保育園で行われている英語教育のほとんどが、外部講師を招いた英語教室です。大手の幼児英語教室などから、講師を派遣してもらい、月に数回、英語教室を行っている保育園もあれば、英語講師を数名雇い、系列園へ順番に派遣させてオリジナルの英語カリキュラムを取り入れている保育園もあります。

    対象年齢も幼児クラスのみ、年長クラスのみ、全クラス対象…と保育園によってさまざま。外部講師を招くことで、保育士が英語を学習する必要が無く、子どもたちもより本場に近い発音で英語を学ぶことができるので、双方にメリットがありますね。

    外国人の子や保護者の方への支援

    保育士が英語力を一番発揮するのが、外国人の子や保護者の方への支援です。国際化により、外国人の方が保育園に入園することは珍しくなくなりました。日本語がまだ不得意な保護者の方のため、おたよりにルビをふったり、個別に説明したりしたりと、工夫している保育園も多くあります。

    英語を公用語・準公用語等とする国は54ヵ国、人口は21億人にも達すると言われています。最低限の会話を覚えておくと、いざというときにも役に立ちます。

    【参考】(3)英語を公用語・準公用語等とする国:文部科学省

    英語を活かして働ける保育施設

    認可保育園では英語を活かして働くという場面は多くないかもしれません。もし、自分の英語力を活かして保育施設で働きたいという場合には、認可保育園だけではなく、他の施設も視野に入れてみるとよいでしょう。

    英語力を必要としている保育園

    英語教育を全面的に行っている保育園を探してみるのがよいでしょう。神奈川県の厚木市や横須賀市、東京都の福生市といった在日米軍基地がある地域や、新宿区や千代田区といった外国人が多い地域では、外国人の方が入園していることも多く、英語力のある保育士を積極的に募集していることが多いです。

    英語を子どもに教えたいと考えている場合には向きませんが、英語力を活かして、人の役に立ちたいという場合にはうってつけであるといえます。

    幼児英語教室の講師

    子どもに英語を教えたいと考えているのであれば、保育園だけではなく、幼児英語教室の講師も視野に入れてみるのはいかがでしょうか。自宅で開講することができるホームティーチャーの募集もあれば、大手学習塾が経営している小学校受験対策の幼児教室などで、英語が話せる保育士を募集していることもあります。

    プリスクール

    プリスクールは、未就学児を対象に英語で保育を行う施設のことです。主に日本人の子どもを対象にしているため、教育内容も普段日本語を話している子どもが、英語を習得するための環境や教育を提供しています。

    そのため、日本語と英語、両方話すことができる方が重宝され、講師は英語、保護者の方の対応は日本語と臨機応変な対応が求められます。認可保育園ではなく、認可外保育園という位置づけのため、施設によって英語の指導内容はさまざまです。

    インターナショナルスクール

    インターナショナルスクールは日本に在住している、外国籍の児童のための教育施設です。そのため、学校教育法に定める学校ではなく、各種学校に分類されています。幼稚園、保育園の子どもたちが通う施設は「インターナショナルプリスクール」と呼ばれています。日本人の入学を認めているスクールもありますが、ほとんどは外国籍の方が通っています。教育内容も、外国の文化に則ったことが多いです。

    インターナショナルスクールで働く場合、同僚でもある講師だけでなく、子どもや保護者の方も英語を話している場合が多いため、より高度な英語力が求められます。

    英語力を活かせる資格

    「私は英語が話せます」と言っても、どのくらい英語を話すことができるのかは見ただけではわかりません。そんなときに役立つのが、英語の資格です。TOEICの点数や英検の取得級で、どの程度の英語力があるのかをアピールしやすくなります。

    TOEIC

    TOEICは一般社団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が行っている資格試験です。英語能力を示す検定の中では、一番有名なものであるかと思います。TOEICは990点が最高点で、点数によってどのくらいの英語に対する知識・理解があるのかが分かるようになっています。概ね400~495点で、街中にある標識や看板を見て理解でき、最低限のコミュニケーションができると言われています。

    一般企業は700点以上で最低限のビジネス英語が取得できていると考えているところが多く、幼児英語教室でも、最低ラインを700点としているところが多いです。年10回全国約80都市で行われているため、自分の都合のよいタイミングで受けやすい資格でもあります。

    TOEFL

    TOEFLは国際基準の英語能力測定試験です。CBT・PBT・iBTと種類が分かれており、現在はiBTが最も一般的な試験となっています。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能の問題があり、各30点満点、合計120点が最高得点。60点以上あると、履歴書などでもアピールしやすくなります。国際基準の検定のため、日本国内だけではなく、世界に通用することが強みです。

    英語能力検定

    英語能力検定は、公益財団法人日本英語検定協会が行っている、資格試験です。1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級と7段階あり、3級以上は英語での面談を行う2次試験が行われます。中学校や高等学校などで、受験を行ったという人も多いのではないでしょうか。幼児教育の分野で、英語力をアピールするためには、少なくとも2級以上は取得しておきたいところです。

    英語能力検定は全国約230都市・400会場で行われているため、比較的挑戦しやすい資格であると思います。

    幼児教育・保育英語検定

    保育英語検定は2010年から始まった、幼稚園や保育園といった保育現場で、幼児教育、保育環境の国際的なグローバル化に対応できる人材を育成するための資格です。バイリンガル保育士を目指す保育士や、外国籍の方が多く住む地域の保育園で働く保育士。英語教育を行いたいと考えている保育士に役立つ資格になっています。

    乳幼児との会話、園内の教育・保育、行事といった分野が出題されており、幼児教育の現場に即した実用英語を習得できます。

    保育英語検定は、1級、準1級、2級、3級、4級と、5段階に分かれており、1級と準1級は二次試験もあります。英語が得意な方でも、幼児教育に必要な分野が出題されるため、日常会話とはまた違う知識が必要となります。

    まとめ

    国際化により、ますます英語が話せる保育士の需要は高まっています。英語を子どもに教えるだけではなく、外国人の保護者の方への支援でも、英語力を活かすことができます。また、英語教育を行っているプリスクールやインターナショナルスクールでは、英語が話せる講師ももちろん必要ですが、子どもの専門的な知識を習得している保育士の存在は欠かすことができません。

    英語力を活かすことで、働く施設の幅も広がります。保育の仕事に英語を活かして働くこともぜひ視野に入れてみてくださいね。

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