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    保育士は副業・ダブルワークOK?おすすめの仕事や注意点を紹介

    #保育ノウハウ #保育業界の基礎知識 2020/07/25

    保育士は社会的役割も大きく、子どもたちの成長を日々感じることができるとてもやりがいのある仕事です。しかし、悩みのタネとなるのが給与事情。一般的に、保育士の給与はほかの職種に比べて低い傾向があり、「激務なのに割に合わない…」と不満を抱えている方も少なくありません。

    もう少しお金を稼ぐ必要があるとなったときに副業が思い浮かぶ方もいると思いますが、保育士が副業することは可能なのでしょうか?

    そこで今回は、保育士の副業に関する疑問を徹底解説!副業の可否から副業する際の注意点、おすすめの職種など、保育士の副業事情をまるごと詳しくご紹介いたします。

    保育士は副業していいの?

    まず最初に頭に浮かぶのが、「保育士は副業していいの?」という疑問ですね。自分は副業可能なのか、この疑問をスッキリ解決しましょう。

    公務員の保育士は副業禁止

    実は保育士が副業できるかは、勤務先の保育園によって異なります。まず、正規職員として公立保育園で働いている保育士の場合は、公務員のため副業はできません。『地方公務員法第38条』により、営利目的の活動や団体に関わることが明確に禁止されています。

    なお、私立保育園で働いている保育士の場合は、副業が認められている場合があるので、勤務先の就業規則をしっかりと確認してください。

    【参考】地方公務員法

    保育士の給料事情

    ちなみに、一般的に低いと言われる保育士の給与ですが、他の業種と比べてどれくらい差があるのでしょうか。気になる保育士の給与事情をここで簡単に確認しておきましょう。

    厚生労働省の『令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>』によると、私立・公立保育園(常勤)の平均年収は次の通り報告されています。

    • 私立保育園…362万円
    • 公立保育園…364万円

    一方、内閣府『平成30年分民間給与実態統計調査結果』より発表されている平成30年度の正社員全体の平均年収は504万円。そのうち、男性正社員の平均年収は560万円、女性正社員の平均年収は386万円です。

    • 全国の正社員の平均年収…504万円

    ⇒男性…560万円/女性…386万円

    近年、男性保育士が増加傾向にあるものの、保育の現場はまだまだ女性社会。女性保育士が9割以上を占めている現状を踏まえて、全国の女性正社員の年収と比較すると、その差は私立・公立ともに20万円ほど保育士の給与水準は、全体的に低い傾向にあることがわかります。

    【参考】

    厚生労働省「令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>」

    内閣府「平成30年分民間給与実態統計調査結果」

    保育士が副業する場合の注意点

    すでにご説明した通り、原則副業が可能なのは私立保育園に勤めている保育士のみ。公立保育園に正規職員として勤務している保育士は、法律によって禁止されています。

    ただし、私立保育園に勤めているからといって、すべての方が必ず副業できるわけではありませんので注意してください。ここからは、保育士が副業する際の注意点を解説します。

    就業規則を確認する

    副業をはじめる前に、勤務先の就業規則を必ずしっかりと確認しておきましょう。就業規則上で禁止されていた場合、残念ながら副業はできません。隠れて副業をはじめてしまうと、確定申告でバレてしまったり、保護者や子どもに見つかって勤務先に告げられてしまうかもしれません。最悪の場合、解雇になる危険性があります。

    就業規則で許可されている場合にのみ副業をはじめましょう。

    体力的・精神的に可能かどうか

    あくまで副業なので、仕事が終わったあとや休日の時間をあてることになります。保育士の仕事は体力勝負といわれるほどハードです。イベント前などの繁忙期は、残業や休日返上で仕事をこなすこともあります。副業とはいえ体力的にも精神的にも負担が増すのは避けられません

    副業をはじめたことにより、本業である保育士の仕事に支障がでてしまっては本末転倒です。現状で体力面・精神面ともに余裕がない場合には、副業は控えたほうが無難です。

    同僚・園児・保護者に会わない勤務先

    「就業規則もクリア。体力面・精神面も問題なし!早速副業をはじめよう!」そこで次に注意しなければならないのは勤務先です。「副業しているのを知られたくない…」という方は、同僚や園児、保護者などに会わないような勤務先を選ぶ必要があります。

    近くのスーパーやコンビニ、飲食店などは仕事の関係者が訪れる可能性が高いため控えたほうがよいでしょう。

    税金

    副業で収入を得ると確定申告が必要となり、本業と副業の収入を合算した金額により住民税が決まります。そのため給与から住民税が天引きされている方は要注意。住民税の増額によって、副業していることが勤務先にバレてしまう、というケースも少なくありません。

    「就業規則で副業が可能なものの、勤務先にはバレたくない!」という方は、税金で副業がバレてしまうリスクについて、事前にしっかりと確認しておきましょう。

    保育士の副業におすすめの職種

    保育士の副業に関する注意点を頭に入れた上で、ここからは早速保育士の副業におすすめの職種を確認していきましょう。保育士のスキルが活かせる仕事やすきま時間を上手に活用できる仕事など7つピックアップしました。ぜひ参考にしてください。

    ①   ベビーシッター

    ベビーシッターは、依頼者の自宅などで子どもを保育する仕事です。まさに、保育士のスキルを活かせる代表的な副業のひとつ

    また女性の社会進出が進む中で需要が高まっている職種でもあるため、比較的求人を見つけやすいのもポイントです。保育士資格を持っていることで依頼者の信頼を得やすく、さらに待遇がアップする場合もあるのでおすすめの仕事です

    ベビーシッターは仲介会社から派遣される場合がほとんどです。自分のスケジュールに合わせて登録すれば、条件に合う派遣先を紹介してもらうことができます。

    ②   ピアノの先生

    ピアノが得意な方におすすめなのがピアノの先生。子どもと接する仕事であるため、やはり保育士のスキルが活かせる副業です。週1回や月1回など、自分のペースで働けるのもポイント。勤務先にもよりますが、だいたい時給1,200~2,000円程度が相場のようです。

    ③   飲食店やカフェ

    飲食店やカフェは、求人も多く比較的働きやすく稼ぎやすい副業です。保育士の業務時間にかぶらない早朝や深夜帯に勤務できる店舗もあるので、体力的に問題がなければ平日にも働けるのがメリット。

    さらに、深夜や休日には時給がアップされることもポイントです。例えば、時給1,200円のお店で1日4時間・週2回働くと、月4万円弱の収入が得られますよ。

    ただし、飲食店やカフェは仕事の関係者とばったり鉢合わせになってしまうリスクがあるため注意が必要です。副業していることを知られたくない方は、勤務先や勤務時間を慎重に検討しましょう。

    ④   単発のアルバイト

    スケジュールに合わせた副業をしたい場合には、イベントスタッフや仕分け作業など、単発のアルバイトをするのも良策です。予定のない休日に合わせて仕事を入れられるのがメリット。さまざまな職種のなかから得意な分野を選べたり、報酬が当日払いのケースが多いため、すぐに現金を得られるのもポイントです。

    ⑤   イベント保育

    結婚式やパーティー会場、ライブ会場やショッピングモールなどで単発的に子どもを預かるイベント保育の仕事も保育士にぴったりの副業です。安全を配慮しつつ子どもと楽しく遊ぶのが主な内容。同僚や保護者との人間関係で悩むこともなく、ストレスフリーに子どもたちと関われる仕事といえます。

    ただし、単発・短期アルバイトなので継続的に稼ぎにくいのがデメリット。気になる方は、こまめに求人情報をチェックしてみてください。

    ⑥   ハンドメイド販売

    保育士は、壁紙やおもちゃの製作も仕事のひとつ。手先が器用な方や手芸が得意な方は、手作りのアクセサリーや雑貨を販売してみるのもおすすめです。

    フリマアプリなどを利用すれば、簡単にハンドメイド作品を販売することが可能です。作品が売れないと収入にはならないため、稼ぐためにはスキルが必要ですが、自分の作品が売れたときは喜びもひとしおのはず。最初は売り上げを期待せず、趣味の延長という気持ちで初めてみるとよいでしょう。

    気になる方は、インターネット上でどんなハンドメイド作品が販売されているかチェックしてみてはいかがでしょうか。

    ⑦   ライターや内職などの在宅ワーク

    「副業していることを絶対にバレなくない!」「すきま時間を活かして働きたい!」

    そんな方におすすめなのが、ライターや内職といった在宅ワークです。

    クラウドソーシングのサイトには多くの案件を見つけることができます。インターネットで仕事のやり取りができるため、インターネット環境とパソコンさえあればいつでもどこでもお金を稼げるのがメリット。自宅で働けるため人に会う心配がなく、早朝や深夜、休日など自分のスケジュールに合わせられるのもポイントです。

    具体的には、次のような仕事がありますよ。

    • 記事作成
    • イラスト作成
    • データ入力
    • アンケート回答

    ほとんどの在宅ワークは、時給制ではなく自分で仕事を獲得しなければ報酬が得られず不安定な点がデメリット。なるべく得意分野の仕事を見つけることをおすすめします。ライター希望なら保育関連の記事作成など、なかには保育士のスキルが活かせる案件が募集されている場合もありますので積極的にチェックしてみてください。

    まとめ

    保育士が副業をはじめる場合には、まず勤務先の就業規則をしっかりと確認することが大切です。就業規則で副業が禁止されていた場合、さらに公立保育園で働く保育士の場合には副業できませんので要注意。

    就業規則を守ったうえで、本業とのバランスを考えながら自分自身の体調やスケジュールに無理のないよう仕事を選んでみてください。

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