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    保育士の仕事が向いてないと感じた時に考えておきたいこと

    #保育士の就職・転職ガイド #保育士の悩み 2020/04/30

    長年憧れていた保育士の仕事。しかし、いざ保育士として現場で働いてみると、保育士に向いてないのでは…と悩みを持ち始める方がいます。保育士の仕事は多岐に渡るため、苦手な業務があると「向いてないのかな…」と悩んでしまうケースもあるでしょう。

    そこで今回は、保育士の仕事が向いてないと感じてしまうきっかけと、悩んだときにぜひ考えておきたいことをご紹介いたします。悩んだときこそ、じっくりと自分を見つめ直してみましょう。

    保育士の仕事が向いてないと感じるきっかけ

    保育士の仕事は主に保育ですが、他に事務作業や制作準備などかなり多岐に渡ります。まずは、「保育士の仕事が向いてない」と感じるようになったきっかけをみておきましょう。

    子どもにイラッとして怒ってしまう

    「子どもが好き」という思いから保育士を目指した方がほとんどでしょうが、やはり子どもにイライラしてしまう瞬間はあるものです。話を全く聞かず思い通りに動いてくれない子どもや、いたずらばかりする子どもにストレスを感じたり、排せつや嘔吐の対応に嫌気がさしてしまうこともあるでしょう。

    仕事と割り切れず、子どもにイライラしていつも怒ってしまうようなことが続くと「好きだったはずの子どもにこんなにイライラするなんて、保育士は向いてないのかも」と自信をなくしてしまうようです。

    また、保育士は誰しもが「子どもが好き」という理由で仕事に就いているわけではありません。なかには、「資格を取って一生働ける仕事だから保育士になった」と考える方もいます。そのため、いざ働いてみると子どもにイライラするばかりで「保育士は向いてなかった…」と実感する方もいるようです。

    子どもをまとめられない

    先輩や同僚保育士がうまくクラスをまとめているなか、自分の話に子どもたちは聞く耳を持たず、それぞれ自由に遊んでばかり…。子どもをうまくまとめられないことにより自信を無くし、「保育士に向いてないのかも」と悩み始める方も少なくありません。

    人前に出るのが苦手

    朝の会や帰りの会などの日課や、保育参観・運動会・発表会などのイベントのように、保育士は意外と人前に出る機会が多くあります。そのため、大勢の前で話すことに苦手意識がある人は緊張して辛いと感じることでしょう。

    子どもたちの前ならのびのびと話ができるものの、保護者の方が見ていると緊張してうまく話せなくなってしまうようなことも。

    前に出るたびに自信を無くしたり、落ち込んだりを繰り返し、「保育士に向いてないのかも」と悩みを抱えてしまう方もいます。

    業務量が多く精神的・体力的負担が大きい

    「保育士は体力勝負」と言われますが、日中の保育に加え、週案や月案など膨大な量の書類作成にお便り帳の記入、壁紙作製、教材やイベント準備など、次々と業務に追われるのです。イベント前などの繁忙期には、残業や持ち帰り残業は当たり前、休日返上で仕事をすることもあるかもしれません。

    そのため、あまりの業務量に心や体がついていけず「保育士に向いてないのかも」と感じる方は多いようです。

    失敗ばかりしてしまう

    「イベントの進行がうまくできなかった」「自分の対応で保護者の方からクレームがあった」「子どもにけがをさせてしまったのに保護者の方へ伝え忘れた」「先輩や上司への報告を怠ってしまった」……。誰でも仕事で失敗してしまうことはあります。

    しかし、保育士は子どもの命を預かる責任があるため、ちょっとしたミスが深刻な事態につながりかねません。保護者の方への連絡忘れ、先輩や上司への報告忘れなどの失敗をするときつく叱られてしまうかもしれません。

    失敗が続いてしまうと、「こんなに失敗ばかりなんて、保育士に向いてないのかも」と感じる方もいるようです。

    向いていないと感じたときに考えたいこと

    「保育士に向いてないのかも…」そんな悩みを抱えて働き続けるのは、なかなか辛いものです。そこでここからは、「向いていない」と感じたときこそ改めて考えておきたいことを解説します。一度じっくりと自分を見つめ直すことで、解決の糸口が見つかるかもしれません。

    保育士の仕事を選んだ理由を振り返る

    あなたはどうして保育士を目指したのでしょうか。「保育士に向いてないのかも」と悩んだときこそ、保育士の仕事を選んだそもそもの理由を振り返ってみましょう。

    子どもが好き

    保育に関わる仕事をする以上、「子どもが好き」という気持ちはとても大切です。好きだからこそ、子どものために情熱を注ぐことができ、壁にぶち当たっても乗り越えていくことができるのです。たとえば、「子どもに懐かれるのが苦手」「べたべたまとわりついてくるのが苦痛」「泣き声が無理…」子どもに対してこんな気持ちを抱いているような人には、絶対に保育士は勤まりませんよね。

    「子どもが好きだから、子どものために頑張りたい」その気持ちだけで十分保育士に向いているといえます。

    子どもの成長に携わりたい

    「子どもの成長に携わりたい」そんな思いを持って保育士を目指したなら、やはり保育士に向いているといえます。子どもは、あっという間に成長します。昨日までできなかったことが今日できるようになる、そんな日々の成長を子どもと一緒に喜び、楽しめる方は保育士こそ天職なのではないでしょうか。

    さらに、「子どもの健やかな成長のために何かできることをしていきたい」というような気持ちを持って保育士を目指した方もやはり向いているといえます。

    キャリアを見据える

    さまざまな理由から「保育士に向いていない」と思ったら、数年後のキャリアに目を向けてみましょう。将来を見据えたときに、「ずっと担任として子どもと関わっていきたい」「主任や園長を目指したい」など、「こんな保育士になっていきたい」という目標を持てるのなら、保育士に向いているといえます。

    なおここでは、2017年に厚生労働省によって定められた『キャリアアップ研修』を基にしながら、保育士のキャリアアップの道筋を簡単にみていきましょう。

    経験年数3年以上で職務分野別リーダー

    『キャリアアップ研修』による、保育士のキャリアアップの最初のステップとなるのが、「職務分野別リーダー」という役職です。経験年数3年以上の保育士が対象で、下記いずれかの研修を修了し、発令を受けることで、担当する専門分野のリーダーとして働くことができます。

    • 乳児保育
    • 幼児教育
    • 障害児保育
    • 食育・アレルギー対応
    • 保健衛生・安全対策
    • 保護者支援・子育て支援

    なお、職務分野別リーダーになると、月5,000円の給与アップが目指せます。

    経験年数7年以上で副主任保育士/専門リーダー

    『キャリアアップ研修』による、職務分野別リーダーの次のステップとなるのが、「副主任保育士」または「専門リーダー」という役職です。

    • 副主任保育士…主任の下で管理職の業務を担当
    • 専門リーダー…専門性の高いリーダーとして保育士を支える業務を担当

    なお、副主任保育士・専門リーダーは、経験年数7年以上の保育士で、かつ職務分野別リーダーを経験した保育士が対象。必須となる研修を修了し発令を受けることで、月40,000円の給与アップが目指せます。

    主任保育士

    「主任保育士」は、現場の最高責任者となり、園長のサポートや園全体の運営を支える重要な役職です。主任保育士になるための規定や資格はありません。一般的には、勤続年数と経験・スキルが重視され、私立保育園では8年以上の勤務で就任することが多いようです。

    なお、主任保育士には、管理職としての理解や保育の知識、マネジメント力など総合的なスキルが問われます。日本保育協会が主催する「主任保育士研修」を筆頭にさまざまな研修があるので積極的に受けておくとよいでしょう。

    園長

    「園長」は、保育の知識だけでなく、保育園を運営していくための経営力も問われる役職です。私立保育園の場合、園長は各園独自の基準で選定され、特別な資格などは必要ありません。クラス担任⇒リーダー⇒主任保育士などと経験を積み、スキルを身につけることで、だいたい10年以上の勤務で就任するケースが多いようです。

    なお、家族経営の私立保育園では、親族内で管理職が引き継がれる場合もあります。

    働き方を見直す

    「保育士に向いてないのかも」と悩みを抱えたときには、現在の働き方を見直してみるのも良策です。現在の働き方や環境が自分に合っていない可能性もありますよ。

    派遣やパート勤務

    「ミスばかりしてしまう」「仕事が覚えられない」「業務量が多すぎて辛い」このような場合、忙しすぎることが悩みの原因となっている可能性も。仕事が多すぎるとその分ミスも増え、体力的・精神的負担も大きくなってしまいます。

    現在、正規の保育士として勤務しているのなら、派遣やパート勤務へと切り替えてみるのもよいでしょう。心身ともに余裕をもって働くことで、保育士の仕事への思いが変わるかもしれません。

    他の園へ転職する

    現在勤務する保育園の環境が自分に合っていない可能性もあります。どうしても仕事がうまくいかない場合や仕事の多さが心や体の負担になっているのなら、思い切って他の園へ転職してみるのもよいでしょう。

    一度別の環境で働いてみて、本当に保育士に向いていないのかを改めて考えてみてはいかがでしょうか。

    まとめ

    「保育士に向いていないかも」と悩みを抱えたときには、まず一度じっくりと自分を振り返ってみましょう。何かきっかけで「向いていない」と思い始めたのでしょう。悩みを解決するためには、過去を振りかえることでヒントが見つかるかもしれません。

    子どもが好きで子どもの成長に携わりたいと思って保育士になったのなら、その思いだけで十分に保育士に向いているといえます。また、理想とする働き方がみえたのなら、やはり保育士に向いているといえるでしょう。

    なお、働き方や職場を変えるのもよい解決策の1つですよ。

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