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    認可保育園と認可外保育園の違いとは?認可保育園で働く保育士の給料や待遇を紹介!

    #お役立ち情報 #保育ノウハウ 2021/05/26

    認可保育園と認可外保育園の違いをメリット・デメリットをふまえて解説します。

    また、認可保育園の詳しい就労状況や、求人の探し方も紹介していますので、就職を希望する方は参考にしてくださいね。

     

    「認可保育園」と「認可外保育園」の違い

    「認可園」「認可外・未認可園」など、よく聞く言葉ではありますが、どんな違いがあるのでしょうか?

    ここではこの2つの施設について、国に定められた基準や待遇など、具体的に紹介していきます。

    認可保育園とは?

    児童福祉法に基づいた設置基準を満たし、国から認可された児童福祉施設を認可保育園といいます。

    設置基準とは、乳幼児が一日の大半を過ごす場所とし適切であるため、また保育の質を保つためのものです。

    基準で最も重要なのが「配置基準」で、厚生労働省が定めた園児の人数に対する保育士の人数を指します。

    園児の年齢

    園児数

    保育士数

    0歳児

    3人

    1人

    1~2歳児

    6人

    1人

    3歳児

    20人

    1人

    4歳以上

    30人

    1人

    ※ただし、保育士は全員が保育士資格、または看護師資格を所持し、2人以上配置。

    【参考】厚生労働省「児童福祉施設最低基準」

    また保育する人数に対しての面積についても以下のような設置基準が設けられています。

    0.1歳児を入所させる保育所

    乳児室  1・65㎡以上/人

    ほふく室など  3.3㎡以上/人

    2歳児以上を入所させる保育所

    保育室な 1.98㎡以上/人

    屋外遊技場  3.3㎡以上/人

    ※屋外遊技場については公園などの付近の代替施設でも可

    「認可保育園」の主な収入源は、国からの補助金です。

    また、子どもの入園に関しては自治体により選考されるため、保育園が子どもを選ぶことありません。

    認可外保育園とは?

    「認可外保育園」とは、「認可保育園」よりも基準は緩やかで、その園独自の特色や制度などを設けています。

    ほとんどの場合、認可外保育園は民間企業が運営しています

    そのため認可保育園と認可外保育園ではは、設置基準や有資格者の人数などに違いがあります。

    たとえば、設置基準は自治体に則っていたり、国からの補助金がなかったりします。

    認可外だからこそ、多様化したニーズ(開園時間や待遇面など)に合わせられる利点もあります。

    認可保育園・認可外保育園で働くメリット・デメリット

    認可、認可外どちらが良いということはなく、それぞれの保育園の特徴により、メリットもデメリットもあります。

    詳しくみていきましょう。

    認可保育園で働くメリット・デメリット

    メリット

    デメリット

    保育士の配置基準が守られている

    IT化が進んでいない園がある

    国からの補助があるため、給与が安定している

    行事による仕事量、時間外労働が多い

    園庭、室内の広さなどが十分確保されている

    保育士の人数が揃っている反面、人間関係でのトラブル、悩みが多い

    園児募集の必要がない

    自治体の選考により、入園者が決められる

    保育料は国が定めているので一定である

     

     

    認可外保育園で働くメリット・デメリット

    メリット

    デメリット

    特色を出しやすいので独自の保育がしやすい

    保育料が高額な場合がある

    利益による運営のため、給与が良い場合がある

    基準は施設により自由である(面積、保育士数など)

    利便性、柔軟性が高く、社会や保護者のニーズにこたえやすい

    保育士、施設の質が最低基準を満たしていない場合がある

    認可保育園での保育士の待遇は?

    認可保育園の給料や待遇面についてご紹介します。

    ここではさらに「公立保育園」と「私立保育園」に分けてみていきます。

    給料について

    公立保育園の場合、いわゆる「公務員」としての勤務になるため、安定した給料を得ることができます。

    長く働くほど、給与が上がっていくので、保育士を生涯の仕事として選びたい方にはおすすめです。

    私立保育園の場合は、園による違いが大きく、公立保育園にくらべると平均して少し低くなる傾向にあります。

    特に園長などの役職や、長く勤めた場合に差が出てくるようです。

     

    【参考】内閣府令和元年度「幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査」の集計結果より

     

    設置基準や環境について

    基本的な設置基準は国に則っているため、大きな差はありませんが、公立保育園は地方自治体、私立保育園は法人や民間などが経営していることから、給与、採用基準、待遇などには違いがあります。

    公立保育園では、地方公務員扱いのため、保育士資格の他に公務員の採用試験も必須で年齢制限があります。

    福利厚生はありますが、ある程度の年数での異動の辞令があり、そのたびに新しい職場で人間関係を築いたり、職場に慣れる必要があります。

    保育内容は各自治体によって決められたものに準ずるので、比較的異動があっても保育の質に大きな違いはありません。

    その点、私立保育園は、福利厚生などはその園によりますが、公立保育園に比べると異動が少なく、一か所で長期間勤めている人が多く見受けられます。

    そのため、自分にとって働きやすい職場であった場合、長く働き続けることができるでしょう。

    正職員になるための年齢制限はなく、勤務体制も園によってさまざまです。

    運営にも個性があるので、働きやすい職場を選ぶことが大切になります。

    自分にはどちらが向いている?認可保育園と認可外保育園

    認可保育園と認可外保育園のどちらで働くのが良いのか悩む人は多くいます。

    そこで、各保育園の特色などをふまえて考えていきましょう。

    どんな保育をしていきたいか

    保育士として働く上で、待遇や環境なども重要ですが、一番大切にしてほしいのは自分がどんな保育をしていきたいかということです。

    たとえば、安定した給与と時間内での勤務を求めるならば公立保育園がおすすめですし、自分の特技を生かしたり、長い時間子どもたちのフォローをしていきたいのであれば認可外保育園が向いています。

    自分の優先順位をしっかりと考えて、一番働きやすい、希望の通りやすい園を選ぶことが、長く働くためのポイントです。

    保育園の特色を調べよう!

    一言で保育園といっても「認可」「認可外」「認証保育園」「未認可保育園」などさまざまな形態の保育園があります。

    またその中でも、保育時間や保育方針、保育内容など働き方に関わってくる大事な要素がたくさんあります。

    保育内容ひとつをとっても、24時間保育をしていたり、英語や体操などの習い事を兼ねていたり、園舎を持たない園など、その園特有のサービス内容を確立しています。

    園のホームページやパンフレットなどから、気になる就職先の情報を収集することが大切です。

    分からないことや気になったことがあれば、直接保育園に連絡して聞いてみるのも良い方法です。

    まとめ

    今回は認可保育園、認可外保育園それぞれの違いやメリット・デメリットを紹介しました。

    保育士として働くうえで、どちらが自分に合っているのかを考え、より良い環境で、自分らしく働ける保育園を選びましょう。

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