季節の変わり目は、気温や湿度が急激に変化するため、お肌が乾燥したり風邪をひきやすくなったりと、体調管理の難しい日々が続きます。毎日がんばってお仕事をしている皆さまの中には、何度も体調を崩してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、季節の変わり目に気を付けたい体調管理の4つのポイントについてご説明します。
風邪対策の中には、基本的な体調管理が詰め込まれています。まずは風邪を予防する気持ちで日々を過ごしましょう。
健康維持には睡眠が非常に重要です。睡眠不足になると血行不良や肩こり・クマなどの原因となります。特に冬場は体が冷えてしまうため、暖かくして寝るようにしましょう。
帰宅したら、まず手洗いをしてください。石けんを使って60秒以上、指と指の間・手首・手の甲・爪などを隅々まで丁寧に洗います。外出中でも、飲食店や百貨店などに設置されているアルコール消毒などをうまく活用しましょう。もちろん、自分で除菌ティッシュを持ち歩くことも対策の1つです。
うがいをするときは専用のうがい薬を使用した方がベターですが、ぬるま湯程度のお湯にひとつまみ塩を入れてうがいをする方法もおすすめです。
外出時はマスクを着用することにより、ウイルスの侵入や乾燥からのどを守ることができます。家庭では、洗濯物や濡れタオルを干したり、加湿器を利用したりして乾燥を防ぐように心掛けましょう。できれば、湿度は60%程度が望ましい数値です。
食生活に気を配ることも、睡眠と同じくらい重要な体調管理です。特に、ビタミンA(うなぎ・チーズ・緑黄色野菜など)、タンパク質(魚介類・肉類・大豆・卵・乳製品など)、ビタミンC(キウイなど)を取り入れた食事を積極的に食べるようにしましょう。
冬は特に空気も乾燥するので肌がとても荒れやすいです。そのため、洋服と同じようにスキンケアも「衣替え」をしましょう。ヒアルロン酸やセラミド、スクワランなどの保湿成分が入っている化粧水・乳液を使うとしっかりとお肌を潤すことができます。
季節の変わり目に肌荒れが起こりやすいのは、急な気温の変化による自律神経の乱れからです。
自律神経の乱れを改善・予防するために、湯船で体を温めて、寝る前にはスマホやPCを見ないようにしましょう。そしてできるだけ同じ時間に起きて、同じ時間に食事を摂るということに気を付けると肌荒れを防げます。
気温がどんどん下がってくる秋冬は、体を活発に動かすことが少なくなり、免疫も自然と弱まっていきます。そのため、風邪をひいたり、体に不調をきたしたりすることが多くなるのです。
激しい運動を行う必要はありませんが、適度な運動を毎日取り入れて習慣づけましょう。駅や会社内の移動は階段を使う、帰宅途中に少し遠回りをしてウォーキングする、お風呂上りにストレッチを行うなど、日々の生活の中で少し意識するだけで構いません。
運動やストレッチを続けると免疫が上がるだけではなく、血行が良くなって肌のターンオーバーが促されるため、肌荒れ改善にもつながります。
体調を崩す原因は、睡眠不足や栄養不足、運動不足だけではありません。健康を維持するためには、身体的なケアばかりではなく、ストレスとうまく付き合う精神的なケアも重要です。
「病は気から」という言葉がありますが、人はストレスがたまってくると免疫力が低下したり、自律神経が乱れたりして、実際に体調不調を起こしやすくなります。
そのため、普段からストレスを解消する方法を用意しておきましょう。何でも打ち明けられる友人や家族に相談する、音楽を聴いたり映画を観たりする、激しい運動をするなど何でも良いのです。ストレスがたまっているときは、ネガティブな思考のスパイラルから抜け出して、気分が落ち着かせるようにしてください。
季節の変わり目は、多くの方が体調を崩したり肌荒れしたりしやすい時期です。特に秋冬にかけては急激に気温が下がり、運動をする習慣がない方は免疫力が弱まるので、体調を崩しやすくなります。仕事をお休みすることのないよう、普段からうがい・手洗い、バランスがとれた栄養の摂取などの基本的な風邪予防を行うとともに、適度な運動を心掛け、精神的なケアも忘れないようにしましょう。
しかし、毎日のケアに気を遣っていても体調を崩すときはあります。体調が悪くなりそうなときは無理せず病院に行って、医師の診察を受けましょう。
(c) 2024 LIKE Staffing, Inc.